
「ドーベルマン・ギャング」
原題:THE DOBERMAN GANG
1972年 アメリカ 88分
■監督:
バイロン・ロス・チャドナウ
■出演:
バイロン・メーブ
ジュリー・パリッシュ
ハル・リード
シミー・ボウ
●あらすじ
高度に訓練されたドーベルマン犬を使って銀行強盗を働くというワン・アイディアだけで押し通した快作。
調教師を含めた人間側のドラマは平板だが、
訓練シーンを筆頭に犬たちが繰り広げる数々のアクションがお楽しみ。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
あらすじにある通り、ギャングがドーベルマンを訓練して銀行強盗を計画するというワン・アイディアだけ。
と言う言葉に嘘はない。
何せ映画が始まってからずっとドーベルマンの訓練シーンと、ギャング仲間たちの他愛もない会話が続き
目的の銀行強盗を実施するのはラストだけ。
だがこの途中の物語が恐ろしく退屈なうえに、BGMがまたえらく牧歌的な感じなので
ただ犬を訓練している平和な映像が延々と流れるだけなのだ。
そしてギャングたちも誰一人魅力的な人間がおらず、特にリーダーに関してはほとんど役に立っていないのに偉そうで
さらにケチなうえに、自分の愛人に分け前をやらんと言った途端に愛人が他の男に心変わりすると
元愛人に向かってグチグチ嫌味を言い続けると言う、何とも器の小さい嫌な男なのだ。
そうして何とかかんとか銀行強盗を行うが、その計画もかなりザルだった。
ラストのオチは少し捻ったかもしれないが、特筆すべきではないかな。
とまあいかにも1970年代の映画の悪いところが出ちゃった感のある作品だったが
何と続編が二本も存在している!
まあ観るかどうかは限りなく怪しいけど。
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