「夜空の大空港」
原題:THE DOOMSDAY FLIGHT
1966年 アメリカ 100分
■監督:
ウィリアム・グレアム
■出演:
ジャック・ロード
エドモンド・オブライエン
ヴァン・ジョンソン
キャサリン・クロフォード
ジョン・サクソン
マイケル・サラザン
●あらすじ
ロサンゼルス発ニューヨーク行きの旅客機が離陸した。
その直後、航空会社に1本の脅迫電話がかかってきた。
「10,000フィート以下のある高度まで降下すると爆発する爆弾を旅客機に仕掛けた。
隠し場所が知りたければ10万ドルを用意しろ」。
すぐさまFBI特別捜査官フランク・トンプソン(ジャック・ロード)が指揮を取り、捜査を開始。
管制塔から、機長のアンダーソン(ヴァン・ジョンソン)に、
無線の周波数を変えて伝えられ、操縦室は緊迫感に包まれた。
操縦士と客室乗務員は、乗客に悟られないように機内のどこかに仕掛けられた爆弾の捜索を始めるが、
なかなか見つからない。燃料は刻々と減ってゆく。
乗員乗客たちのタイムリミットは近づきつつあった――。
数々の名作を生み出したロッド・サーリングのオリジナル脚本をドラマ化した傑作航空サスペンス。
とてもテレフューチャーとは思えない、濃密なサスペンスの連続が観る者を圧倒する!
(Amazonより)
★感想など
1970年代にヒットした「大空港」を始めとする”エアポート”シリーズ。
本楽はそれに先んじて制作されていた傑作である。
と言っても劇場用映画ではなくテレビ作品。
だがこの時代のテレビ作品は、劇場用と比べても遜色無い作品が多く、
映画と言われても間違える程の出来の作品も多い。
本作もその辺の映画よりかは遥かに面白い傑作だった。
ストーリーとしては映画版の「大空港」にちょっと似ていたけど、スケール感は当然全然違う。
だがそんな事は気にならないくらい、脚本も演出も良かった。
犯人役エドモンド・オブライエンの中々の怪演っぷりが良かった。
しょっちゅう脅迫電話を掛けたり、長々と喋ったりするとことかはちょっと笑ってしまったけど。
他にも音楽がラロ・シフリンだったり、ジョン・サクソンが出ていたりと
後の「燃えよ!ドラゴン」繋がりの二人が関わっているのもポイント高かった。
まあ「大空港」から始まる”エアポート”シリーズが好きな人には、文句なくオススメである。
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