「ロッキー5/最後のドラマ」
原題:Rocky Ⅴ
1990年 米 105分
■監督:
ジョン・G・アヴィルドセン
■出演:
シルヴェスター・スタローン
タリア・シャイア
バート・ヤング
トミー・モリソン
セイジ・スタローン
●あらすじ
ソ連の強豪ボクサー、ドラゴを破ってアメリカに帰国したロッキー・バルボアは、会計士の不正により破産。
その上度重なる激闘により脳にダメージが蓄積しており、遂に引退を発表する。
フィラデルフィアに帰郷したロッキーは、今は亡きミッキーのジムで白人新鋭ボクサーのトミー・ガンを育て、
トレーナーとして第二の人生を歩み始めていた。
そこへ現れた派手な黒人プロモーター、ジョージ・ワシントン・デュークに現役復帰を打診されるロッキーであったが、
猛反対する家族との生活を優先させる。
その後黒人プロモーターの画策によりジムから引き抜かれたトミーは、快進撃を続け世界ヘビー級チャンピオンとなる
だが、かつてロッキーと共に夢と希望を抱いてトレーニングを積み重ねた心を失っていた。
別人のように変わってしまったトミーと路上で再会したロッキーは、義兄ポーリーが殴られた事により、遂にトミーに怒りをぶつける。
その戦いは周囲の人々を観衆としたストリートファイトへと発展する。
★感想など
長らく、ロッキー・シリーズの最終作であった作品。
本作のせいで、長年ロッキー・シリーズは晩節を汚した状態となっていた。
まあそれもしょうがないよね。
まず脚本が悪すぎる。
1に戻りたい気持ちは解るが、無理矢理過ぎ。
唯一許せたのは、1の時のロッキーの服とかエイドリアンの眼鏡とかを登場させたくらいかな。
各キャラクターも、みな元気がない印象。
ロッキーは行き場の無い魂みたいな感じだし、エイドリアンも何を応援していいか解らんようで
ポーリーは諸悪の根源であるが、最後の方は良かった。
トミーのキャラクターは最悪そのものだし、息子の葛藤もいまいち話に絡みきれてなかった。
だが息子役をスタローンの実子が演じているのはポイント高し。
う~ん、どう書いてもマニア向けだなあ!