レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

ロッキー・ザ・ファイナル

2009年01月24日 02時04分12秒 | スポーツ/青春/アイドル/ラブストーリー

「ロッキー・ザ・ファイナル」
原題:Rocky Balboa
2006年 米 103分
■監督:
 シルヴェスター・スタローン
■出演:
 シルヴェスター・スタローン
 バート・ヤング

●あらすじ
ボクシング界から引退したロッキーは、かつての栄光の面影はなく、
小さなイタリアンレストランを経営して生計を立てていた。
他界した愛妻エイドリアンとの思い出にすがって生きているロッキーは、己の心の喪失感を埋めるかのように、
再びプロボクサーのライセンスを取得するために立ち上がるのだが。

★感想など
傑作である!
最初にスタローンが「ロッキー」と「ランボー」の続編を作ると聞いた時は
正直「マジかよ?」と思った人がほとんどでしょう。
特に「ロッキー」の続編なんて、どうするんだ? と思っていた。
と同時に、スタローンもいよいよそこまでいってしまったかとも思った。
と言うのは、近年のスタローンは活躍出来ていなかったからだ。
本作が完成するまでの間、ほとんどの人は冷ややかな目で本作を見つめていただろう。
だが本作が完成し、公開されるや大ヒット! 大絶賛の嵐!
凄く興味を持って、去年DVDが出てすぐレンタルで観てみた。
そしたら凄い感動作であった!
初めて観た時は、正直前半が退屈だった。
マリーとかスパイダーなんて知らないし、息子はセイジじゃないし。
だが再び特訓を始める辺りくらいから面白くなってきて、ラストに至っては感動してしまった。
そして今回初めて1から観始め、本作を観なおした。
本作が1のオマージュをこめて作ったとの事だけに
最初から全てが面白かった!
前記のマリーもスパイダーも、1にちょっと登場しただけのキャラクターだぜ。
それが本作で重要な役所で登場。
さらに有名な生卵の飲むとか精肉工場で肉をサンドバック代わりにするとか、セルフ・パロディー満載!
ちなみに今言った事は全て1でしかやっていなかった!
なんか毎回やってるようなイメージがあったけどね。
脚本も実に良かった。
今回はちゃんと1に戻っている。
前作のパート5は、マイク・タイソンとそのトレーナーだったカス・ダマトと
ドン・キングとのエピソードを、ほぼそのまま使用した脚本だった。
カス・ダマトがタイソンに言ったセリフは、ほぼそのままミッキーの言葉として引用し
タイソンが現実に歩んだ人生を、トミーにやらせていた。
まあ確かにその辺りのエピソードって面白いよね。
「修羅の門」のボクシング編で、アリオス・キルレインの設定もほぼそのままだったし。
(一度カス・ダマト辺りで調べてみればすぐ解るよ)
それに比べ、今回はロッキーの原点であったどん底からの脱出だけでなく
失ってしまった現実から希望を持つ事の素晴らしさ・素敵さを描き
しかもそれが現実のスタローンの姿、及び年齢とリンクしている!
そう考えると、ロッキー・シリーズと言うのは、その時々のスタローンという人間を
反映させていたシリーズだったのかもしれない。
ロッキーの頑張る姿、息子に向けた厳しい説教。
どれも胸を打つものばかりであり、感動し、考えさせられる良い言葉だ。
これから何度でも観て、勇気付けられたくなる作品だ!
年を重ねれば重ねる程、本作の重みは増してゆく。
そんな気がする感動作。
1回目より好きになってしまったな。DVD買おうかな。。。
コメント
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