
「ロッキー4/炎の友情」
原題:Rocky IV
1985年 米 91分
■監督:
シルヴェスター・スタローン
■出演:
シルヴェスター・スタローン
タリア・シャイア
バート・ヤング
カール・ウェザース
ドルフ・ラングレン
ブリジット・ニールセン
●あらすじ
ソ連からドラゴというボクサーがやってきた。
科学に裏打ちされたその実力は、アポロをリング上で殺すほど凄まじいものだった。
親友を失ったロッキーは、ソ連へ復讐戦を挑みに行くが。
★感想など
シリーズ第四弾は、前作から人間ドラマをすっぽり取り除き、エンターテイメントに特化したような感じ。
時間も短い為、全てが恐ろしい勢いで話が進んでいく。
そんな中、前半の主役であるアポロは、キャラクター・戦う動機・ドラゴとのショー等
かなり好ましかった。
特に記者会見の後に、ロッキーに「どうだった?」とか聞いた辺りは、非常に良かったなあ。
だがこの戦いはドラゴの圧倒的な強さを見せ付けて終わるんだが。
ドルフ・ラングレンはロッキーとの戦いでも、ホンマに強そうで凄かった。
パンチの伸び方とか、マジで強そうだもんな。
だが、全体的なストーリーはやっぱり陳腐だよね。
特にあのクライマックスのくだりとかは、かなりヤバイ。
どうやったらソ連の観客がロッキーを応援するかがいまいちハッキリしないし
ラストの演説も頂けなかった。
だが本作の明快さは結構イイと思う。
ただ、ラスト、ロッキーがドラゴに勝った瞬間。
いつもならここで例の音楽が流れるのだが、
本作は微妙なアレンジがされている!
音楽がビル・コンティじゃないからなんだろうが、これはよろしくない!
最後でミソ付けた感じだが、それでも娯楽作としては中々でしたな。