巨大クモ軍団の襲撃

「巨大クモ軍団の襲撃」
原題：KINGDOM OF THE SPIDERS
1977年　米　95分
■監督：
　ジョン・“バッド”・カードス
■出演：
　ウィリアム・シャトナー
　ティファニー・ボーリング
　ウディ・ストロード
　アルトバイス・デイヴィス
　デヴィッド・マクリーン
　リュー・ドレスラー
　ナターシャ・ライアン

●あらすじ
巨大毒グモ軍団が人々に襲い掛かるホラーパニック。
農薬の影響で小昆虫が激減し、食物連鎖を絶たれた大量の毒グモが餌を求めて街に現れる。
クモの糸で覆われた街では、毒に倒れた人々が次々とクモ軍団の餌食となり…。
ウィリアム・シャトナー主演。
（TSUTAYA DISCASより）

★感想など
巨大毒グモ軍団なんて、うそで～す！
実際は普通サイズのタランチュラが、軍団となって襲ってくる内容でした。
前半30分までの展開が非常にカッタルくてどうしようかと思ったけど
クモが出てきてからは中々のサスペンスっぷりを発揮してくれるようになった。
のどかな風景も相まって、内容共に二時のロードショーにピッタリな映画でしょう。
ラストの絶望感は流石70年代の映画だ。

ミスター・ノーボディ

「ミスター・ノーボディ」
英題：MY NAME IS NOBODY
1974年　伊/仏/西ドイツ　115分
■監督：
　トニーノ・ヴァレリ
■出演：
　ヘンリー・フォンダ
　テレンス・ヒル
　レオ・ゴードン
　ジェフリー・ルイス
　Ｒ・Ｇ・アームストロング

●あらすじ
伝説の老ガンマンの前に現われた風来坊。
その男はいつの日か、無敵と謳われたガンマンを自分の手で倒したい、
と語りながらも、老ガンマンとの対決を何故か避けようとする。
果たして、彼の真意は……？
　生ける伝説のガンマンにＨ・フォンダ、不思議な風来坊にＴ・ヒルを配し、
脳天気な音楽にのってほのぼのと展開するコメディ。
（TSUTAYA DISCASより）

★感想など
トニーノ・ヴァレリ監督作ながら、予想以上にカッタルくてつまんなかった。
これはひとえにセルジオ・レオーネのせいだろうな。
同時期の「ウエスタン」に似たような作りになっている。
冗長としか思えないような映像を観ていると、本当にそう感じる。
主人公の目的もさっぱり解らず、ただ単に伝説の老ガンマンをハメてるだけ。
しかも一歩間違えば死ぬようなことを、自分一人の勝手な思い込みだけって感じで
観ていて非常に腹立たしく感じる。
同じテレンス・ヒル主演の「風来坊」シリーズも、本作みたいな出来なんだろうか。
そう思うと全然観たいという気になれなくなるね。

ジェネックス・コップ２

「ジェネックス・コップ２」
原題：特警新人類2/GEN-Y COPS
2000年　香港　110分
■監督：
　陳木勝（ベニー・チャン）
■出演：
　陳冠希（エディソン・チャン）
　馮德倫（スティーヴン・フォン）
　李燦森（サム・リー）
　孫國豪（リチャード・サン）
　マギー・Ｑ
　レイチェル・ガン
　ポール・ラッド
　マーク・ヒックス
　鍾麗緹（クリスティ・チョン）
　黄秋生（アンソニー・ウォン）
　李力持（リー・リクチー）

●あらすじ
ＦＢＩにより開発された無敵の戦略ロボットＲＳ１。
だが、テストの直後に何者かのハッキングによりＲＳ１が誤作動を起こし暴走、あやうく大惨事になりかける。
ＦＢＩはこの事件に不安を覚えつつも、かねてからの予定通り香港の国際ハイテク軍事展にＲＳ１を出品する。
一方、マッチ、エイリアンとエディソンの３人は新たな任務としてこの軍事展の警備を任される。
しかし、エディソンと他の二人は現在冷戦中。チームの緊張感は緩んだまま。
そんな矢先、エディソンのもとにかつての親友カートがやってくる。
意気投合する二人だったがカートには別の企みがあった……。
（TSUTAYA DISCASより）

★感想など
前作の主役三人の内、脇の二人が続投している正統な続編。
但し前作からの二人がかなり緩いお笑いキャラと化していて、前作の格好良さはどこへやら。
話の主軸がロボットなのもＢ級感全開だが、唯一の救いがカート役の孫國豪。
目を剥き出した悪役演技は、若き日の張學友を思い出してかなりの好感触。
もっと彼を見たかったが、他には映画全然出てないんだね。
総じて前作より出来は悪いが、まあ流れで付き合うくらいにはちょうどいいかも。

ジェネックス・コップ

「ジェネックス・コップ」
原題：特警新人類/GEN-X COPS
1999年　香港　113分
■監督：
　陳木勝（ベニー・チャン）
■出演：
　謝霆鋒（ニコラス・ツェー）
　馮德倫（スティーヴン・フォン）
　李燦森（サム・リー）
　葉佩雯（グレイス・イップ）
　仲村トオル
　曾志偉（エリック・ツァン）
　呉彦祖（ダニエル・ウー）
　吳鎮宇（ン・ジャンユー）
　盧惠光（ロー・ワイコン）
　李力持（リー・リクチー）
　成龍（ジャッキー・チェン）

●あらすじ
ジャッキー・チェン製作による新感覚のポリス・アクション。
素行の悪さから訓練学校を追い出された新人警官ジャック、マッチ、エイリアンの３人。
彼らはチャン刑事の挑発に乗ってしまい凶悪事件の捜査を担当することになる。
遊び半分で組織に潜入した３人は徐々に組織の心臓部に近づいていくのだが……。
（TSUTAYA DISCASより）

★感想など
ジャッキーは自分が製作した映画には、必ずカメオ出演する。
これ鉄則な。
メンツを見ると、確かに当時ジャッキーが目を付けていた若手たち集合。
若者感覚を描きつつ、ハードなアクションを展開するのは
キャストの共通性も相まって、プレ「香港国際警察／NEW POLICE STORY」な感じ。
曾志偉の扱いがイマイチ悪いけど、新しめの香港映画が観たい人にはオススメ。

新・霊幻道士 風水捜査篇

「新・霊幻道士 風水捜査篇」
原題：驅魔警察/MAGIC COP
1990年　香港　87分
■監督：
　董瑋（トン・ワイ）
■出演：
　林正英（ラム・チェンイン）
　西脇美智子
　午馬（ウー・マ）
　林俊賢（ウィルソン・ラム）
　苗僑偉（ミウ・キウワイ）
　王美華（ウォン・メイワー）
　周比利（ビリー・チョウ）

●あらすじ
道教の秘術を利用して捜査を進める“霊幻刑事”が、
妖しい呪術を使う女犯罪者と壮絶な対決を繰り広げるホラー・アクション・コメディ。
度重なる麻薬取引にキョンシーが使われていることを知ったた警察は、霊幻道士でもある一人の刑事を事件の担当に任命する。
彼が捜査を進めてゆくと、ある日本人女性が浮かび上がる。
彼女は、邪悪な魔術を使い犯罪を繰り返していた。
女性ボディ・ビルダーの西脇美智子が悪役を演じる。
（TSUTAYA DISCASより）

★感想など
これも長らくジャケだけ眺めつつも、観ていない作品だったなあ。
「霊幻道士２」のラム道士の頼りなさに納得いかなかった人には、超オススメの一品と言える。
従来の「霊幻道士」の時のイメージよりも、さらに怖く頼りがいがアップした本作のイメージは
正に林正英演じる道士様って感じ。
「十福星」とかに出てた苗僑偉とか渋い配置に加えて、紅一点とも言える王美華が凄く可愛かった。
正に90年頃の香港映画に出てくる女優って感じだが、可愛さはかなりのもの。
彼女を見るために本作を観てもいいかも知れないくらいの可愛さ。
でもまあ本作は林正英ファン以外はお断り的感じかもしれないが。
「霊幻道士」と言うよりかは、どちらかと言うと「鬼打鬼」の要素が強い本作。
当時の香港映画が好きな人なら、迷わず鑑賞だ！