★2月に入って少し暖かくなった。
庭に出てみようかという気になった、昨日、今日である。
薔薇は12月がスタートで1月、2月の間に元肥、植え付け、消毒、つるバラの整枝など一連の冬の作業が待っている。
今年も12月からいろいろとやってきたが、1月が寒かったのであまりなにもせずにさぼってしまった。
2月に入ってから、12月にざっとやっておいたつるばらの整枝と、冬の選定をやっている。
★つるバラは葉を落としている昨年伸びた新しい枝をとにかくヨコに倒せばいい。
なぜそうなるのかは解らぬが、ヨコに寝かせたら全ての芽から一斉に花が咲くのである。立てておくと先の方にしか花をつけないのである。
つるバラをよくアーチなどに絡ませているが、その場合はヨコに巻きつけねバならぬので大変だと思う。
庭木と混植させておくと、冬、葉を落とした時もあまり目立たないし、誘引する手間も簡単で、素人が薔薇を育てるには薔薇だけ独立して育てるよりはずっといいと思っている。
特につるバラは一季咲きの薔薇が多いので5,6月の時期を過ぎると花のない季節は独立させておくと枝ばかりが目立ちすぎるように思うのである。
木薔薇の冬選定は、2月の今の時期からである。
もう薔薇を育て出して、6年以上にもなるのだが、毎年選定の長さをどのあたりにすべきか悩んでいる。
昨年はちょっと背が高くなりすぎたような気がして、今年は思いきって短く選定してみたがどうだろうか。
もう少し芽がちゃんとしたら、真ん中の枝など、もう少し下の外芽のところできるほうがいいのかも知れない。
これくらい短くしておいても、十分1メートルの背丈には成長するのである。
いろいろ種類もあって、特にイングリッシュローズなどはどのように選定すべきか、全然解っていないのである。
赤い枝がつるばらで、その15センチ間隔にある芽から一斉に花が咲き、春には薔薇の花で埋まると思っていただいたらいい。
今の時期、枝の誘引作業は絵を描く心境である。
薔薇の花の色の赤や黄色や、白などその種類によって枝を誘引することにより、間違いなくその場所にはその色の花が咲くのである。
庭木と混植しておけば、別にその場所を薔薇だけで埋める必要がないので、毎年違う絵が描けるのである。
つるバラの枝は5メートルにもなるので、引っ張るもよし、短く切ることも可能である。
今は空間が見えているが、5月にはこのあたり一面、バラで埋まってしまうのである。
木薔薇は今、写真に撮るとみすぼらしいので、写さなかったが、
木薔薇が50本、つるバラが20本ほど植えてある。
最初のころは名前や本数などちゃんと記録していたのだが、どんどん新種が出て本にも載っていないものもいっぱいあるし、とても覚えておれないので止めてしまった。
花が綺麗だったら名前など、解らなくてもいいと思うようになったのか、名前を覚える能力が失せたのかは定かではない。
花が咲いたころの写真を5月中旬にまたお見せしたいと思っている。