★『高齢者の身体的な変化』と検索したら、こんな表が現われた。
私はあと1ヶ月、3月になると87歳になるのでまさしく『高齢者』なのだが、
すべての項目で不思議なほど『当てはまらない』のである。
まず具体的に、どんな状況かということを説明してみる。
● 身体低下
私は若い頃から身長は168cmだが、今でも同じように168cmなのである。
● 体重減少
何を基準にするのか? 70歳の頃は確か78キロぐらいだったのだが、今は82キロである。少々肥えすぎなので、70キロ台を目指しているのだが、いろんなトレーニングをやっても、筋肉が増えるからか82キロからなかなか減らないのが現実である。
● 頭髪の抜け毛・白髪
頭髪は60代ぐらいから白髪になってしまったが、抜け毛は全くないと言っていい。
頭髪量はこの20年変わっていない。
● 歯が抜ける
これは上下とも70代の頃に何本か抜けたのだが、80代になってからの変化は見
られない。
● 皮膚のしわ、乾燥、弾力の低下、白斑など
多少はその傾向はあるが、70代の頃からは変化がないと言っていい。
● 筋力の低下
これはない。 むしろ向上している。
● 筋肉量の減少
これは逆で,この2年間に筋肉量は筋トレの結果増加したし、太ももは太く、肩回りは大きくなった。
● 栄養障害
よく解らないが、それはないと思う。
● 主観的疲労感
これも全くない
● 日常生活活動量の減少
むしろ増えている。
一日のアクテイブ・タイムは40分以上、
歩数は8000歩、消費カロリー2000カロリー
● 身体能力の減弱
身体能力は70歳代からはあまり変化はない。
柔軟性などは20歳台を維持できているので、
体力年齢は50歳台が器械の測定値である。
★ざっと、こんな具合で、
人間は何歳になっても筋力は付くし、身体能力も維持できると思っている。
私自身、一番体力的に落ちたのは70歳の頃だった。
足腰が弱って、整形外科に通っていた。
先生に電気治療などで治りますか?と聞いたら
『治らない。時間が出来たのだから、ストレッチなどするほうがいい。筋力は何歳になっても付く』
と言われて、ストレッチを始めたのが70歳の頃である。
毎日、40分ぐらいのストレッチをやっているので、段々柔らかくなって柔軟性は20歳のレベルにある。
体力測定で、もう少し『筋力をつけたら』と出たので、
50メートルダッシュを始めたのが75歳ぐらいからで、年々早く走れるようになり
今は、小学2年生の男の子と同じくらいには走れる。
この2年程、ジムに通いだしたので、筋力はさらに強化された。
朝8時半にジムで筋トレ、9時20分から40分、スロージョギングとダッシュ、
10時からプールで30分ほど泳いで11時ごろ家に戻る。
ジムには週4日、残りの3日は公園に走りに行く。
約1時間動き回ると8000歩~1万歩になる。
孫に勧められて、
昨年の12月からFitbit を買って、こんな記録が自然に取れる。
睡眠時間も、睡眠の質なども解るのがいい。
★ 兎に角、高齢者は時間があるのだから、『動き回るとどんどん若くなる』というのが、70歳から始めた私の運動の成果である。
第一のお勧めは、『散歩』などではなくて『スロー・ジョッギング』である。
全然、息は切れないし、同じ時間で、運動量は散歩の2倍以上になる。
スピードは歩く速さよりも遅くても大丈夫なのである。
上の表の『アクテイブ・タイム』は散歩などのレベルでは幾らやっても『0分』なのである。
昨日の『アクテイブ・タイム 61分』は
40分のスロージョギングと水泳の合計で1時間なのである。
★こんな日常生活は、仕事をお持ちの方に言っても、なかなかムツカシイかも知れぬが、フリーな時間が山ほどある『高齢者』は、『やる気さえあれば』大丈夫である。
最近は、若し生きていたら、90歳代になっても『今のレベル』が維持できるのでは? と思ったりしている。
高齢者の方、特に70歳ぐらいの方に是非お勧めである。
この新年、アメリカから遊びに来てた孫と一緒に、公園を走った時の写真だが、
結構、ちゃんと動けている。
アメリカに戻った孫が、上の写真の横に、2年前の写真を貼り付けて
『2年前よりはすっきりした』と、たまたま昨日送ってくれたのである。
確かにすっきりしているのだが、
筋肉が増えたからか、体重は一向に減らないのである。