★『緊急事態宣言』問題で、世の中は騒がしい。
テレビの番組などでも大きく取り上げているし、
いろんな解説者がいろんな解説をするのだが、もう一つよく解らない。
確かに、東京や大阪の状況は、大変なことになりそうな状況である
安倍さんは国会の答弁で、
『緊急事態宣言をする時期ではない』と今までは述べていたのだが、
昨日は、「必要な対策、躊躇なく」と表現が変わった。
日本医師会は『緊急事態宣言』を出す時期だと言ってるし、
『出すべし』という意見も多いので、
そう遠くない時期に『緊急事態宣言』は発令されることになるのだろう。
いろんな専門家の意見もさることながら、
国は、それ以上の広い範囲のデーターを持っているのだし、
その影響の範囲もより詳しく解っているのだろうから、
国が『緊急事態宣言』を出さない理由は、それなりにあるのだろう。
★ただ『緊急事態宣言』が発令されたら、現状とどんな違いがあるのか?
ということがもう一つよく解らないのである。
『緊急事態宣言』は『対象地域と期間』を定めて発令されるようだから、
東京・大阪は勿論、私の住んでいる兵庫県も指定地域に入る可能性は『大あり』なのである。
そんなことで『緊急事態宣言』なるものを調べてみた。
こんな『緊急事態宣言』の一問一答があったのでご紹介する。
Q 緊急事態宣言が出されれば、ロックダウンされるのですか。
A 混同しがちですが、同じではありません。緊急事態宣言は、改正新型インフル特別措置法に基づき、首相が対象区域と期間を定めて発令できます。
それを受け都道府県知事が、住民に外出自粛や、学校、保育所、老人福祉施設の使用停止、イベントの開催制限などを要請、指示することができます。
要請は相手に対してのお願い。
指示は法的な履行義務が生じますが罰則はありません。
今の状態とどう違うのだろうか? そんなに違わないのでは?
とも思ったりする。
Q 緊急事態宣言に強制力はないのですか。
A 臨時の医療施設を開く目的で、土地・建物を同意なしに使用することはできます。政府への医薬品売り渡しに応じない場合も罰則がありますが、こうした強制力がある措置は限られます。
特措法を担当する西村康稔経済再生担当相も「海外のような強い強制力での抑止は法律上は難しい」と話しています。
強制力はなくて、あくまでもお願いなのである。
それが出来ないのは『日本国憲法』にあるようだ。
Q ではロックダウンとはどんな措置ですか。
A 明確な定義はありませんが、一定期間、都市の封鎖や強制的な外出禁止、店舗の閉鎖をする強硬措置のことです。イタリアやスペイン、フランス、米国などが実施しました。ウイルスが最初に拡大した中国湖北省武漢市では一月下旬から、駅や空港、高速道路などが閉鎖されました。
東京都の小池百合子知事が三月下旬、ロックダウンを行う可能性に言及し、国内でも関心を集めました。
ロックダウンなどと言う言葉の意味を解って使っているのだろうか?
日本では、実際には使えないことのようである。
★ 桜井よし子さんがある番組でこんなことを言われていた。
『小池知事はロックダウンの意味を確りとは解らずに使っているのでは』
『意味の解らない英語ではなくて日本語で言えばいいのに』と指摘しながらも、小池さんの立場がおかしくならぬように上手に話されていて、安倍さんが緊急事態宣言を出されないのも、『安倍さんにそれなりの考えがおありなのだろう』と言われていて、『よく解りませんが』と言葉をさらに加えて、非常に共感が持てたのである。
世のコメンテーターと称される人たちは『どんな命題』に対しても、決して『解りません』とは言わない人たちが殆どだし、仮に間違っても自らの意見に責任も負わない無責任なものが多すぎるように思う。
★この『コロナウイルス問題』は、世界各国では『戦争』と表現されているような大変な問題なのである。
日本では流石に『戦争』という表現は、使いにくいのかも知れないが、そんなレベルのムツカシイ問題なのである。
4月1日時点での世界の感染者数は以下の通りで、
3月初旬には日本より下にいたアメリカが、今は世界でTOPになってしまった。
一時大変だと言われた韓国も頑張って乗り切った感じである。
今のところ 『日本は世界の中で飛びぬけて頑張っている』のである。
国民は『国や知事の言うこと』を信じて、『素直にそれに従ってきた』ことがこの結果に繋がっているのだと思うが、世界の先進国が全て『大変な状況』なのだから、日本がそうならない保証はない。
何よりも『他人に迷惑を掛けない心遣い』が必要なのだろう。
京都の学生のような行動は、『常識外というか大人の判断』とは思えない。
今後も『国や県を信じて』その指示通り『不要不急の外出』などは避けて、出来る限り
『家内以外とは話もしていない』そんな日常生活を続けたいと思っている。