★ WBC第1戦は中国戦だった。
日本代表はその実力を発揮し順当に勝利した。
昨今はサッカー人気に押された感もあるが、野球人気もまだまだ相当なものである。
日本のプロ野球のレベルも今回のWBCでどうなるかは解らぬが、
野球王国アメリカを抜いて世界第1位の地位にいる。
ホントに日本野球も強くなったものである。
1949年10月、日本にやって来たアメリカの3Aチーム、
サンフランシスコ・シールズとの7戦が行われ、日本のチームは全敗。
日米野球の実力差を見せつけられた形で終わったのを想い出す。
私は高校1年生で当時は名門明石と言われた明石高校の野球部だったのでよく覚えている。
★ 何が変わったのかと言えば、一言で言うと「体力」かなと思う。
日本人の体格も大きくなったし、今は単なる野球技術だけではなくて、
その基礎になる「体力」についても、筋トレなどで徹底的に鍛えている。
われわれの現役時代は「筋トレ」など雨の日に真似事でやっていただけなのである。
私と同期はあの金田正一で、長嶋や野村が2年下だし、巨人に王が入ってきた当時は、明石球場で春のキャンプをやってたのでよく知っているのだが、
当時の明石球場にはラッキーゾーンが設けられていて、巨人の練習でも旧フェンスまで打ち込むバッターはホントに少なかったのである。
甲子園球場にもラッキーゾーンは設けられていて、王のホームラン記録もそんな時代のものだから、
いまフェンス際まで飛ぶ打球はすべてホームランになっていたのである。
★今回のWBC全日本は今までの最強チームと言われているが、
大谷を中心にホントにすごいメンバーが集まっていて、
「世界一」を目指すにふさわしいと思う。
今日の韓国戦が一つのヤマかなと思うが、大丈夫だろう。