★ 今回は『私の生き方、考え方&意見』というカテゴリーで、
私自身の『コロナウイルス問題』に対する意見を率直に書いてみたい。
一般に『緊急事態宣言を早く出すように』というのが大勢だったような気がする。
その『緊急事態宣言』がやっと今日出る運びとなった。
それはそれで、『遅過ぎた』という意見も出るであろうし、
舛添さんのように『なぜ出さなくてもいいものを出したのか』という意見もある。
今の日本人は何故こんなに『文句ばかり言う国民』になってしまったのだろう。
世界は『コロナウイルス』を第2次世界大戦以降の最大の危機だと言っている。
『コロナウイルス』を戦争に例えた世界のトップもいるのだが、
今の世代は75年前の第2次世界大戦は経験していない人が殆どなのである。
私は昭和20年8月15日(1945)、終戦の時は中学1年生だった。
そして今のソウル・京城にいた。
本当に突然、何の前触れもなく、世の中が変わってしまったのである。
戦時中の内地での空襲は知らないが、
外地からの引き揚げも、戦後の食糧難も体験して身に染みて解っている。
★ 確かに、今回の『コロナウイルス問題』も大変だが、
その大変さは比較にはならないのではなかろうか?
今回の『コロナウイルス対策』も国などには頼らずに、
自らが判断して、自ら『対応する』ことが基本だと思う。
戦後の時期は、国など何の指示も出さなかったし、
空襲で家が焼けた人たちも、外地から引き揚げた人たちも、
何の補償もなかったのである。
私自身も、突然終戦で学校はなくなって引き揚げてきたが、
翌年の4月に中学に再入学して1年生からやり直したのである。
住む家も焼けてしまっていたし、お金も当時の金でひとり1000円だけ持って、
ソウルの家も、道具もそのままにリュックひとつを背負って戻ってきたのである。
私は兎も角、両親はよく頑張ったなと思っている。
★ 戦後75年の日本は本当に平和で、
個人の人権も『世界で一番』と言っていいほど尊重されて、
戦争の経験もなく、『平和ボケ』して過ごしてきたので、
今回の『コロナ騒動』でも、周囲に頼ろうとするのだが、
今回の問題など、基本的に個人が判断して、
『自らその方向を決めればいい』だけの話なのである。
『緊急事態宣言』は出たが『緊急事態宣言』が何かをやってくれる訳ではない。
そんなことは解り切ったことなのだが、またいろいろと言い出しそうである。
★ 『コロナウイルス問題』 これがいまの世界の状況なのである。
『文句を言う人が多くなった』と感想を述べたが、
それ以上に『文句など言わずに、黙って対応した人もまた多かった』のである。
この現状は『日本の素晴らしい対応の結果』が現われている。
世界各国に比して
『国も、日本人も、素晴らしい対応をした』 と胸を張るべきなのである。
『日本は検査の数が少ないから感染者の数も少ない』などと言う理論もあるが、
『死者の数を見れば一目瞭然』である。
世界の各国に比べてダントツに少なく、
3月初旬には感染者の数は日本より少なかったアメリカだが、
今は、死者の数では、『日本の70人に対してアメリカは7000人』なのである。
日本は『少なくともアメリカよりは頑張っている』と言い切って間違いない。
★ 3月初旬、あのクルーズ船がいたころは、
日本の対応に、欧米諸国はいろいろとケチを付けていたのを想い出す。
日本はあの未経験の難局を切り抜けて約1ヶ月、
国も、国民も本当によく頑張って『今がある』。
文句や、悲観的なことばかり言わずに、
もう少し『日本の良さ』を見直して胸を張るべきなのである。
この問題の対応は個人個人の対応が基本的で、
国や『緊急事態宣言』などに頼ってみてもダメなのは、
あんな強力な組織があり、
『外出禁止令』も出せるアメリカの現状を見れば明白なのである。
敢えて言えば、
『日本の「民族の優秀性」が齎した結果』だと私は思っている。
国が『緊急事態宣言』など出さなくても、
各地のリーダーたちは、それぞれいい方向を示したし、
一般住民は、それぞれの判断でいい行動をした結果なのだと思う。
『緊急事態宣言』は発令された。
一番『いい時期に』発令されたと言えるかも知れない。
『とやかく言う』以前に各自が『如何に行動すべきか』を考え実行すべきである。
今こそ、日本人は自信を持って、
世界のトップ水準の結果を維持すべき、
『絶好の機会が来た』と考え、夫々が胸を張って堂々と行動すべきだと思う。
3月初旬から1ヶ月、私は殆ど人とは会っていないし、話もしていない。
『緊急事態宣言』が出ても、全く同じような生活態度が続くだろう。
これが 『戦前派の「日本大好きな」おじんの発想』なのである。
どんな事態に直面しても
『前向きに、ネアカに行動すべき』だと思っている。