ライズ外伝

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南極観測船「宗谷」へ

2023-05-20 | 名所



映画「南極物語」に感化され、お台場にある「宗谷」を見学しました

映画はなんとなく知っている程度だったのだが

改めて観るとほんと凄い

日本で初めて南極大陸に挑むのも偉業なんだけど

南極で犬のロケもほんと大変だと思った

1958年(昭和32)の実話を25年後の1985年(昭和58)に映画化

昭和30年代のテクノロジーで極寒の地へ行くのは北海道に行くのと全然違う

その10年後に人類は宇宙に出て月に降りるんだけど

そのくらいの偉業に思える






元々は南極観測用に造られたものではなく

戦前に造られ戦時中は特務艦として活躍し

戦後は外地の引き揚げ組を乗せて任務を終える

その後大改造が行われ南極観測船となる経緯


船内へ



士官の食堂

食堂は2か所あり調理室は別にある

乗組員は100人以上いるので

作る方も大変だったと思われる




当時の水と食料はちゃんと計算されて持って行ったもよう

戦時中は現地調達と無理難題がしいられた

飲み水は南極の氷も溶かして利用された

日本の名水は赤道を越えても腐らないといわれるほど定評があったらしい




当時の防寒服

防水機能とか保温機能はどんなレベルだったのか?

濡れたり汗をかくと大変な事に





部屋は個室と2段ベットが主

海賊のように大部屋でハンモックでは寝ていなかった

缶ピースのたばこは映画でも使用





観測隊員の食堂室

このころにはすでに冷蔵庫があったのか?

テレビ・冷蔵庫・クーラーの三種の神器が普及したのが30年代後半



下にエンジンルームがありエンジンの説明がある



8気筒のディーゼルエンジン(新潟のメーカー)

これが南極の氷を裂いて進むパワーの源

補給はどうしていたのだろうか?

説明を見逃した




食料の倉庫も大事

糧食小出庫と冷凍小出庫がある

130人分の命の源

オーストラリアかニュージーランドで補給できたらいいけど

戦後10年だとまだ日本の評判はよくないはず

ほんと、どうしていたのだろう??





調理室

ずいぶん薄着なような

芸人の小堺さんのお父さんも乗ったことがあるようです




日本から南極へ船で行くには

寒さ対策だけでなく暑さ対策も必要

なぜならば赤道も越えないとならないからだ

南極と赤道の温度差はいかに





そして忘れてはならないのは「タロとジロ」

2匹しかいないのではなく生き残ったのがこの2匹

10匹以上はいたんだけど南極において引き上げたのでした

この話がまた泣ける





通路はこんな感じでそんなに狭くはない

もちろん、トイレもお風呂場も完備

無いモノはなんだろう?





医務室もちゃんとある

医師免許を持った人も乗組員

マルチナ才能が求められる




通信室もある

情報は大事

インターネットやGPSは軍事技術からの払い下げ

まだこの時代はないけど

通信伝達はいつの時代も欠かせないものだ

(東京タワーの完成は翌年の昭和33年)





犬はいるのに猫は?

ちゃんといました、三毛猫のタケシ

あ、こたつは見かけませんでした

各部屋に暖房器具は見かけなかった




スクリューの展示はデッキに

飛行機はプロペラだけど2つあった方が安定感はあるかも

二つあれば一つ壊れてもなんとかなるのかな


2つあった方が曲がる進路変更が容易になる





船長室

個室だけどそんなに特別ではないようだけど

操舵室に近い場所にある





操舵室

飛行機で言うコクピットであり電車の運転席な場所

船の花形はここ




いろいろとメーターだらけ

風とか速度を表示

当たり前だけどアナログ、デジタルはまだない

面舵とか取舵などは日本語表記

取り舵の取は「酉」で西の方向の左の方角をさす

海洋民族ならではの日本の表現





海図室

現代だとナビケーション

なんと「神棚」もある

宗谷神社といい強運の船として崇められている

戦時中も沈まないで生き延びたからかなりの運を持っている




ここ

高い位置で操縦するんだけど船長が操縦するわけではない

船長は命令をするポジション

他の乗り物とは違う




甲板はヘリコプターが停まれるようになっている

ヘリとか戦車があれば犬ソリは使わないで良かったと思うけど

バンエイ馬をなぜ使わなかったのか?

犬だったからこそ南極で生き延びれたのかな




タイタニック号じゃないけど予備の船も完備

万が一のために備えは必要

大量の人とモノを運ぶのは船が一番なのかも

氷の海に落ちたら一発で体温が奪われ泳いでいられない




以上

見落としはあると思うが

宗谷でした


















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