キ、キッ、キタ〜 !
キ、キッ、キタ〜 って毎回大騒ぎしてるけど、いつもそんなに大したことないって感じだけど?
そう言われると、まあそ〜だけどね。
で、今回は一体何がキタッ〜って訳?
バッドフィンガーのワーナー移籍第二作目のアルバムがLPで再発されたのだ〜!
タイトルは、Wish You Were Hereでなんとピンク・フロイドの同名タイトルのアルバムよりも一年早い1974年に発売された。
即ち元祖Wish You Were Here (邦題は “素敵な君” 全くピント外れと思われる)。
アップル・レーベルとのゴタゴタから、ワーナーに移籍するものの、ここでもバッドフィンガーのマネージャーがワーナーとゴタゴタを起こし、ワーナー移籍第一弾のアルバム、はプロモーション不足で不発。
心機一転気合を入れてこの第二弾を発売するも、以前そのゴトゴタが解消されず 、業を煮やしたワーナーがアルバムを発売してから少し経って販売店から撤去してしまった。
このアルバムは、彼らの実力を再び証明する力作で、チャート・インしてその後上昇を伺う様な展開だったので、ゴタゴタと直接の当事者ではなかったバンド・メンバーにとっては本当に不幸な状態だった。
そして それがバンド内で最もセンシィティブだったと思われるピート・ハムの自殺という悲劇に至る引き金となったのではないか….
アルバムが販売の途中からレコード会社によって撤去されたため、オリジナルのUS盤は貴重だと聞いた。
またワーナーも1974年の発売後なかなか再発を許可しなかったことから、CDは90年代にようやく日本とドイツでプレスされたのみであった。

ドイツプレスのCD
購入は見送ったが、最近日本で紙ジャケ仕様のCDが再発された様だ。
そしてついに真打ちとでも言えるLPで今年再発されたので、これはスルー出来ないと思い飛びついた次第。
バッドフィンガーの音源がなぜ日本でこれほど再発されるのかと言えば、やはりアップルからデビューし、ビートルズ亡き後になんとはなしにビートルズの残り香を 漂わせていたからではないだろうか?
特にピート・ハムが作曲した、これぞパワー・ポップと呼ばれる楽曲、No Matter WhatとかDay After Dayなんかはさらにプラス・アルファを感じさせ今聴いても素晴らしく思える。
またこのアルバムの場合、日本で話題になったのは、Know One Knowsという曲に、 “誰も知らない〜”と連呼する怪しげな日本語が曲中に収録されているからだったと思う。
これは、プロデューサーのクリス・トーマスが当時バットフィンガーとサデスティック・ミカ・バンドの新譜のプロデュースを掛け持ちしていたことから、ロンドンでのバットフィンガーのレコーディング・セッションの際、ボーカル担当のミカ氏にその録音を持ちかけ実現したとのこと。
Know One Knowsはピートの作品で、彼のパワー・ポップの系譜を受け継ぐアップ・テンポのナンバーでなかなかよろし〜
しかし、長年疑問に思っていたのが曲のタイトル。
日本語で“誰も知らない〜”と言っているのだから、Know One KnowsではなくNo One Knowsなのだが….
何故にこの様になったのかは、今は亡きピートに質問することは出来ないが、単に韻を踏むためにNoの代わりにKnowをお遊びで使ったのではないかと推測する。
それはさておき、オン・タイムでLPを買い損ねた人には、今回のLPでの再発はジャケットのデザインを考察するにはもってこい。何しろ CDサイズでは細かいところがよく見えないね。

ジャケ表、なんとグリーンのカラー・レコード!

ジャケ裏、タバコの吸い殻がいっぱい! 汚ね〜
場末と思われるとあるナイト・クラブのボックスのテーブルに、それに70年代の5ドル香港紙幣、ポール・モールやゴロワーズなどの灰皿から溢れる大量のタバコの吸い殻、ワインかカクテルだろうか?それらの飲み残しのグラスなど無造作に置かれている。
そこにしこたま酔っ払って目が浮いている様なバッドフィンガーのメンバーがセイラー服を着てアジア系の女性の接待を受けている写真が一枚。
写真の枠にはWish You Were Here なるメッセージ。
その昔、香港のバーでダブル・チャージされた苦い記憶がある。
私の場合はまだ可愛いもので、私の知人なんか 、席に座るやいなや女の子が大量にそのテーブルにやってきて許可なしにカクテルをどんどん注文。
これはやばい察知してすぐに勘定を頼むも手遅れで、こわーそうなお兄さんが10倍以上の高額の請求書持って登場。
つまりWish You Were Here、“貴方にここにいて欲しい”というメッセージとは、しこたま飲みまくり手持ちの金では足りない状態ということで貴方にSOSを送っているのではないかと….
なるほど、高額の請求書がキ、キッ、キタ〜 ってことで 大騒ぎなのね。
キ、キッ、キタ〜 って毎回大騒ぎしてるけど、いつもそんなに大したことないって感じだけど?
そう言われると、まあそ〜だけどね。
で、今回は一体何がキタッ〜って訳?
バッドフィンガーのワーナー移籍第二作目のアルバムがLPで再発されたのだ〜!
タイトルは、Wish You Were Hereでなんとピンク・フロイドの同名タイトルのアルバムよりも一年早い1974年に発売された。
即ち元祖Wish You Were Here (邦題は “素敵な君” 全くピント外れと思われる)。
アップル・レーベルとのゴタゴタから、ワーナーに移籍するものの、ここでもバッドフィンガーのマネージャーがワーナーとゴタゴタを起こし、ワーナー移籍第一弾のアルバム、はプロモーション不足で不発。
心機一転気合を入れてこの第二弾を発売するも、以前そのゴトゴタが解消されず 、業を煮やしたワーナーがアルバムを発売してから少し経って販売店から撤去してしまった。
このアルバムは、彼らの実力を再び証明する力作で、チャート・インしてその後上昇を伺う様な展開だったので、ゴタゴタと直接の当事者ではなかったバンド・メンバーにとっては本当に不幸な状態だった。
そして それがバンド内で最もセンシィティブだったと思われるピート・ハムの自殺という悲劇に至る引き金となったのではないか….
アルバムが販売の途中からレコード会社によって撤去されたため、オリジナルのUS盤は貴重だと聞いた。
またワーナーも1974年の発売後なかなか再発を許可しなかったことから、CDは90年代にようやく日本とドイツでプレスされたのみであった。

ドイツプレスのCD
購入は見送ったが、最近日本で紙ジャケ仕様のCDが再発された様だ。
そしてついに真打ちとでも言えるLPで今年再発されたので、これはスルー出来ないと思い飛びついた次第。
バッドフィンガーの音源がなぜ日本でこれほど再発されるのかと言えば、やはりアップルからデビューし、ビートルズ亡き後になんとはなしにビートルズの残り香を 漂わせていたからではないだろうか?
特にピート・ハムが作曲した、これぞパワー・ポップと呼ばれる楽曲、No Matter WhatとかDay After Dayなんかはさらにプラス・アルファを感じさせ今聴いても素晴らしく思える。
またこのアルバムの場合、日本で話題になったのは、Know One Knowsという曲に、 “誰も知らない〜”と連呼する怪しげな日本語が曲中に収録されているからだったと思う。
これは、プロデューサーのクリス・トーマスが当時バットフィンガーとサデスティック・ミカ・バンドの新譜のプロデュースを掛け持ちしていたことから、ロンドンでのバットフィンガーのレコーディング・セッションの際、ボーカル担当のミカ氏にその録音を持ちかけ実現したとのこと。
Know One Knowsはピートの作品で、彼のパワー・ポップの系譜を受け継ぐアップ・テンポのナンバーでなかなかよろし〜
しかし、長年疑問に思っていたのが曲のタイトル。
日本語で“誰も知らない〜”と言っているのだから、Know One KnowsではなくNo One Knowsなのだが….
何故にこの様になったのかは、今は亡きピートに質問することは出来ないが、単に韻を踏むためにNoの代わりにKnowをお遊びで使ったのではないかと推測する。
それはさておき、オン・タイムでLPを買い損ねた人には、今回のLPでの再発はジャケットのデザインを考察するにはもってこい。何しろ CDサイズでは細かいところがよく見えないね。

ジャケ表、なんとグリーンのカラー・レコード!

ジャケ裏、タバコの吸い殻がいっぱい! 汚ね〜
場末と思われるとあるナイト・クラブのボックスのテーブルに、それに70年代の5ドル香港紙幣、ポール・モールやゴロワーズなどの灰皿から溢れる大量のタバコの吸い殻、ワインかカクテルだろうか?それらの飲み残しのグラスなど無造作に置かれている。
そこにしこたま酔っ払って目が浮いている様なバッドフィンガーのメンバーがセイラー服を着てアジア系の女性の接待を受けている写真が一枚。
写真の枠にはWish You Were Here なるメッセージ。
その昔、香港のバーでダブル・チャージされた苦い記憶がある。
私の場合はまだ可愛いもので、私の知人なんか 、席に座るやいなや女の子が大量にそのテーブルにやってきて許可なしにカクテルをどんどん注文。
これはやばい察知してすぐに勘定を頼むも手遅れで、こわーそうなお兄さんが10倍以上の高額の請求書持って登場。
つまりWish You Were Here、“貴方にここにいて欲しい”というメッセージとは、しこたま飲みまくり手持ちの金では足りない状態ということで貴方にSOSを送っているのではないかと….
なるほど、高額の請求書がキ、キッ、キタ〜 ってことで 大騒ぎなのね。