今から遥か昔〜昔の70年代と言えば、私が中高大と学生生活を送った時代だった。
今のようなインターネットのない時代で、昔は良かったと強調する気はないが、ある意味スピードに急かされない古き良き時代だったと思う。
洋楽の場合ほとんどテレビでは取り上げられないので、LPレコードの新譜情報は関連の雑誌かラジオから収集。 ラジオでオンエヤーされる先行シングルが気に入れば、後日発売されるであろうLPを購入することになる。
昔は実家から最寄りの駅に行けば、地元の小さなレコード・ショップが数件あり、そこで取り寄せの予約入れとけば、発売当日にゲット。
旧譜のLPでも、通学定期で都心のターミナル駅まで出て大型店舗まで遠征すればなんとか入手できた。
今や近隣お中小のショップは、廃業で全滅。
都心の大型店も、出かけるのが面倒臭いのと結構交通費が嵩むので、レコードやCDの購入はほぼ通販のお世話になっている。
通販の数社を価格や在庫状況に応じて使い分けている。
ただ、最近感じるのは某大手通販会社に在庫ありの商品をお昼頃までにネットでポチれば、翌日には必ず届いていたのだが、ここのところどうゆう訳だか1日余分に配送にかかってしまうみたい。
運送会社の作業人員不足によるものか、はたまた某通販会社のプライム会員のお急ぎ便という特典と差をつけるためなの指示なのか定かではないが、それまでより一日余分にかかるのが少しばかりフラストレーションとなる。
だけどよくよく考えてみれば、世の中あまりに便利になりすぎてそれが当たり前だと思ってしまうのが問題なのかな?
70年代、贔屓のアーティストが新譜と出す情報を知ると、すぐさま駅前のショップに出かけ取り寄せの予約をして、待つこと約1ヶ月。
ようやく発売日当日にようやくゲットしたLPを家まで急いで持ち帰り早速レコード針を下ろし飛び出てきた音に感激したものだ。
それを思えば、商品到着にたかが1日余分にかかることに文句を言うのも大人気ないと反省。
本日は以前にも記したが、近所の行きつけのレコード・ショップの店主が “今月いいのが入ったよ。試聴してみる?”と強く薦められたレコード。
BECK,BOGAERT & APPICE LIVE。73年の日本公演の模様を録音した2枚組ライブ・アルバム。
当時、3大ギタリストの一人としてジェフ・べックの名前だけは知っていたものの、これまで彼らの演奏した曲を耳にした事はなかった。
一期一会と言うか、1曲目の迷信を聴いてぶっ飛びすかさず購入を決定。
2枚組で確か4000円だったか? その月のこずかいは一発で吹っ飛んだような記憶が...
でもそんな事目じゃなかった、また次の新譜発売に合わせて、ほかを切り詰めこずかいをシコシコ貯める。
今じゃ、そんな感動を呼ぶ買い方はしないね。
静かにサイトの画面を眺めて、なんと無くこれかなと無感動にマウスでポチッと、その後に続く言葉は、やっちまった〜!
あぁ〜 昔は良かった〜。
また言ってしまった。