リンダ・ロンシュタットがスタンダードに挑戦した1983年のアルバム、What’s New。全米3位でトリプル・プラチナ・ディスク獲得となる大ヒット。
60年代末から70年代、フォーク、カントリーそしてポップ系ロックのジャンルを歌い続けてきた彼女の面影は全く感じられないものの、もともと歌が上手いのでゴージャスなオーケストレーションをバックに年代物の歌を歌わせてもそつなくこなす。
(このアルバムも路線変更前のアルバムと同様ピーター・アッシャーのプロデュース、でもなんとなく場違いに思えそうな…)
正直なところ70年代はずっとロックを中心に聴いてきた私としては、当時リンダがこの方向に舵を切ったのはちょっと違うんじゃないの?と結構拒絶反応が…
そして時は流れて年齢的に前期高齢者というカテゴリーに到達するとあら不思議!彼女の歌が耳からスゥ〜と頭に入って行くではないか! 今や反対にギンギンのロックの方が拒絶反応を起こしたりして。
そう言えばガキの頃は、ビートルズのサージャント・ペパーズのサイド2はいつもジョージのWithin You Without Youはすっ飛ばしてWhen I’m Sixty Fourから始まっていたような….
今じゃWithin You Without You抜きではサイド2は始まらないくらい重要な曲だと思うようになった。
俺も変わったってことなのか?
でWhat’s New?ってと問われると実際な〜んにも変わったことのない毎日の連続記録更新中なんですが…