食いしん坊な私がモダ〜ンと言えば思い浮かべるのがお好み焼き。
関西発祥のお好み焼きにモダン焼きというのがあって中華麺をお好み焼きに重ねて焼くボリューム満点の食べ物である。
しかしジャズでモダ〜ンと言えば、MJQ、モダーン・ジャズ・カルテットのこと。
ピアノ、ベース、ドラムスにヴィブラフォーンという編成で、特にミルト・ジャクソンが奏でるヴィブラフォーンはきらびやかな音色でサックスやトランペットがリードをとるような他のジャズバンドとは一味違う。
1974年11月にニューヨークのホールでライブ録音され1975年に出た2枚組のThe Last Concert。
あまりジャズは詳しくないが、と言うよりはむしろ疎いと形容した方がしっくりくるジャズ・トウシロの私ではあるが、このアルバムは買っておいても損はないほどの名演奏を繰り広げていると思う。
何しろ過去20年以上にわたる活動における代表曲を網羅したベストな選曲だから.... とここでトウシロさがバレる。
ただ解散コンサートと銘打ってレコード化されたものの5−6年後再結成されたので、今思えばアルバム・タイトルに偽りありとチート違和感を感じない訳でもないが、再結成を喜ぶMJQのファンなら瑣末な事。
まあ通常のモダン焼きに中華麺もう一玉追加されたのと同じで、私なら大歓迎と感じるようなものだろうか….
Softly As In The Morning Sunriseの邦題が“朝日のようにさわやかに”となっているけど異議アリ!
Softlyをさわやかにって訳すのはチョット違うんじゃないかと....
私は穏やかにって訳したい。