CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

連休の締めはこれ

2020年03月22日 | JAPANESE

食事の締めと言うと、鍋物を食べれば雑炊。他の日本食ならお茶漬けってトコですかね。

お茶漬けといえば思い出すのが...

時は80年代も後半、商用で東南アジアの某国に出張で出かけた。経済開放政策が取られてまだそれほど経っていなかったため、エコノミック・ジャパンの象徴たる日本商人のお姿はほとんど見られない状況。お見かけしたのは大手商社か友好商社の駐在員、はたまた彼らの招きでやってきた日本のメーカーのお方々ぐらいだったような。

当時は西側諸国の人間が入国する玄関口はバンコックで、確か週一かニ便だったか、旧宗主国の関係からかエア・フランスがパリからバンコック経由でB747を飛ばしていた。

我々の仕事のスピード感覚と比べると当時はのんびりして、一回入国すれば一週間現地に滞在する日程だったのでかなり時間を持て余したのを覚えている。

食事はホテルだけではなく外の小さなレストランなんかで時間を潰していた。

そこで話をよく聴いたのが水茶漬け。

あの頃は、農家が収穫した米のモミを道路脇に敷いた筵の上にばらまき乾燥させていたのが定番で、田舎道を走る車が跳ねる小石なんかがその中に結構混ざる事になる。それをしっかりチェックしないで食卓に登場すると、謝って小石を奥歯で噛んで歯を痛めてしまうことがよくあったそうな。

そこで、編み出された奥義が水茶漬け。茶碗盛られたご飯の上におもむろに水を掛けると、炊けたご飯粒にこびり付いていた小石水と一緒に茶碗の底へ。

そうすれば比較的安全にサラッとご飯を掻き込めれる。まあ水茶漬けは試したことはなかったが、たま〜に小石に遭遇した経験はある。

結構前振りが長くなってしまったが、今回は小石つながりで1979年の中島みゆきの出したアルバム、“親愛なるものに”収録されていた“小石のように”でも。

アルバムの中ではその存在はあまり目立たないが、軽快なカントリー・タッチの癒しのメロディー。

若き小石が川を旅しやがて海に辿りつくお話で、歳をとって今一度聴けば中々示唆に富む内容かな?

当時ホテルで暇を持て余していると、上流からゴトゴトゴトと爆音が。

何かしらと眺めると川を下る小石ではなく、なんと某国の上陸用舟艇! 戦利品を公共交通機関に使っていたみたい。

遠い、遠い昔のお話でした。