1972年のレオン・ラッセルのアルバム、Leon Russel And The Shelter People。
アメリカン・ルーツ・ミュージックの第一人者とも言えるレオンによるアルバム第2弾がこれ!
女性コーラス・グループと掛け合いのノリの良いゴスペル風の曲から始まり、ディランのカバーやカントリー調、更にジョージのBeware Of Darknessのカバーなどバラエティーに飛んだの内容のお気に入りアルバムです。
(ボートラ含むと何とディランのカバーが5曲も! ディラン大好きのレオン。)
しかしハイライトは何と言ってもニック・デカーロのストリングスをバックにピアノの弾き語りによる哀愁に満ちたThe Ballad Of Mad Dogs And Englishmen。
Englishmen は言わずと知れたジョー・コッカーらのこと。コッカーとレオン率いる総勢約40名のミュージシャンのグループ、Mad Dogsが70年にアメリカ各地でライブ公演時の様子を懐かしさを持って歌う。
収入なんてあまり考えないでロックをただただプレイしたい好き者が集まった大所帯のバンド編成。
この精神が翌年のバングラデシュ・コンサートにおける著名ミュージシャンのボランティア出演につながったと個人的には思うのだが。
時の長さは今も昔も同じ、だけど何と無く時がゆったりと流れていたような本当良き時代であった。
なん〜て思っていると、またまたKinksがどこからとも無く登場。
Won't You Tell Me~
Where Have All Good Times Gone~
Where Have All Good Times Gone~♪
昔はお気楽に過ごせた~
だけど考えてみれば、今の方がもっと楽じゃないの?~
冷静さが必要~
足を地につけて考えてみなよ?~♪
むむ〜 確かに...