本日は英プログレ・ロック・バンド、ジェネシスが1974年に出した6枚目のアルバム、The Lamb Lies Down On Broadwayでも。
直訳すれば大通りに子羊が横たわるってタイトル(邦題は眩惑のブロードウェイ)で、ニューヨークの大通りに佇む子羊に例えられたプエルトリコ出身の少年、ラエルの摩訶不思議な物語と言うか、その精神世界を描いたらしいコンセプト・アルバム。
何やらそのストーリーらしきものがアルバム内に英文でぎっしり書かれているのを見て、意気消沈。さらに歌詞も抽象的ときている。
こんな事を書くと、全日本プログレ・ロック愛聴会のメンバーから総スカンを食らいそうだが、敢えて一言二言。
文学的教養がなく英語も不得手な私にとって、この手の小難しいコンセプト・アルバムはもうストーリーも歌詞も無視。
あまり深く考えずにただただ紡ぎ出される音に全集中し、アルバムに収録された曲の展開の妙を味わう以外に無し。
数回じゃ無理だろうから、飽きるまでなんども聴く。
そうすれば朧げに何かが見えてくるはず。
もうこれはラエル(Rael)の精神世界のお話ではなく、そう!還暦過ぎたオジンがジェネシスの作り上げた精神世界にリアル(Real)挑む物語である。
助手:何か見えてきました?
博士:いやまだまだ。それにしてもこの歳になって2枚組CDを何度も聴くのは難儀な事じゃのう〜
自身を客観的に眺める。お主もまだまだじゃのう〜