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テクノでサマーとくれば、アニメ好きの人なら、細田守監督の2009年作アニメ映画、サマー・ウォーズを思い起こされるのですが、音楽やプロレス・マニアの方ならば、やっぱり1979年発売の安心のサマー・ナーバスでしょう。ほんまかいな?
坂本龍一が1978年発売したデビュー・アルバム、千のナイフに続いて、今回は気の置けない仲間たちとバンド編成でアルバムを製作しました。
前回のアルバムは、実験的な楽曲が含まれていましたが、今回はテクノ風味溢れるフュージョン、レゲエ, ソウル、ディスコや国籍不明サウンドが織り交ざった親しみやすいアルバムとなっています。
プロレス・マニアの人がこのバンドを思い起こすのでは?と前段で触れたのは、カクトウギのテーマが全日本のプロレス中継のエンディングに使用されたことや、 渡辺香津美が、レコード会社の契約の関係でそうなったのだと推測しますが、アブドゥー・ザ・ブッシャーという実在したプロレスラーの名をパロった変名で登場し、ギターを数曲弾きまくっているからです。
このアルバムに収録された全8曲中6曲が歌物で、その中の1曲を除けば歌物は英語にて歌われています 。坂本龍一の本職は、キーボード演者なので、正直なところ、何か自信なさげなボーカルに聴こえます。そのためかどうかは判らないのですが、数曲のボーカルにはボコーダーをかぶせて、楽器の音としてサウンドに溶けこましているような感じがします。
当時離婚したばかりの矢野顕子(坂本龍一と再婚するのであるが)がこのアルバムにゲストで参加しており、あの独特な声で堂々と臆することなく英詞で歌っています。やはり、餅屋は餅屋か。
助手:アブドゥー・ザ・ブッチャーといえば、地獄突きですね。それと対戦の最中いつも額上部が破れて流血していましたが、あれって本当ですかね?
博士:毎週のことなので、血袋でも隠し持っているのでは?と疑う人もいたが、ワシはあれをガチと思いたいのじゃ。皮膚が薄く切れやすい体質じゃないのかのう?
しかし、まあワシとしては欧米のロックの研究が専門なので、プロレスも同様に洋物じゃのう。特に、ビンス・マクマホン率いるワールド・レスリング・フェデレーション(WWF)をよく見たのう。現在は、WWFの本家でもある野生動物保護団体からのクレームのため、 ワールド・レスリング・エンターテイメント(WWE)と名乗っておるようじゃが。
ワシは、ヒールに転向したスコット・ホールやケビン・ナッシュらを、彼らがレイザー・ラモーンやディーゼルと名乗って正義の軍団として戦っていた頃から知っとるよ。関西の芸人がレイザー・ラモーンと芸名をつけていたのは、スコット・ホールの昔のリング・ネームのパクリじゃ。
それ以外に、レックス・ルーガー(いつもリングに大きな鏡を持ち込み自身の鍛え抜かれた肉体を誇示する芸風)、アンダー・テイカー(棺桶を持って登場し、KOした相手を棺桶に放り込む 芸風)、ストーン・コールド・スティーブ・オースティン(スキンヘッドの強面のおっさん、正義の味方とヒール役を行き来する)、カートアングル(もとオリンピックのレスリングのチャンピオン、技のキレがすごい)などがおったのう。
日本人では巡礼するお坊さんの出で立ちでリングに登場しアクロバティックな空手殺法を得意とした新崎人生こと白使(はくし)じゃ。
懐かしいのう。
今なら、映画スターのドゥエイン・ジョンソンがザ・ロックとしてリング狭しと暴れまわったことを知っている人も少ないのでは。まあ最近ゲストみたいな感じでカム・バックしたとかも聞いておるのじゃが。
助手:アメリカのプロレスってショーの要素が大きいと思うのですが。
博士:もちろん作られたストーリーに従ってレスラーたちがアドリブも交えて戦っていると思うし、お客さんもそのことを重々承知しており、各レスラーが編み出した芸風をリングで観れることを楽しみにしておるのじゃ。100%ガチでないにしても、あれだけの大男達が技を出し合えば危険で、もしタイミングが狂うと間違いなしに病院送りじゃ。彼らは見えないところで大きな怪我をしないよう常に体を鍛えておるのじゃ。
そうでなければただの大男じゃからのう。
とプロレスの話になると、ロックミュージックの評論よりも熱の入る博士でした。
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ジャケ裏、コルセットが首に巻かれている。ネック・ブリーカーもしくはフライング・ラリアットでも喉に食らったのだろうか? お大事に。
カクトウギのテーマどうぞ
坂本龍一が1978年発売したデビュー・アルバム、千のナイフに続いて、今回は気の置けない仲間たちとバンド編成でアルバムを製作しました。
前回のアルバムは、実験的な楽曲が含まれていましたが、今回はテクノ風味溢れるフュージョン、レゲエ, ソウル、ディスコや国籍不明サウンドが織り交ざった親しみやすいアルバムとなっています。
プロレス・マニアの人がこのバンドを思い起こすのでは?と前段で触れたのは、カクトウギのテーマが全日本のプロレス中継のエンディングに使用されたことや、 渡辺香津美が、レコード会社の契約の関係でそうなったのだと推測しますが、アブドゥー・ザ・ブッシャーという実在したプロレスラーの名をパロった変名で登場し、ギターを数曲弾きまくっているからです。
このアルバムに収録された全8曲中6曲が歌物で、その中の1曲を除けば歌物は英語にて歌われています 。坂本龍一の本職は、キーボード演者なので、正直なところ、何か自信なさげなボーカルに聴こえます。そのためかどうかは判らないのですが、数曲のボーカルにはボコーダーをかぶせて、楽器の音としてサウンドに溶けこましているような感じがします。
当時離婚したばかりの矢野顕子(坂本龍一と再婚するのであるが)がこのアルバムにゲストで参加しており、あの独特な声で堂々と臆することなく英詞で歌っています。やはり、餅屋は餅屋か。
助手:アブドゥー・ザ・ブッチャーといえば、地獄突きですね。それと対戦の最中いつも額上部が破れて流血していましたが、あれって本当ですかね?
博士:毎週のことなので、血袋でも隠し持っているのでは?と疑う人もいたが、ワシはあれをガチと思いたいのじゃ。皮膚が薄く切れやすい体質じゃないのかのう?
しかし、まあワシとしては欧米のロックの研究が専門なので、プロレスも同様に洋物じゃのう。特に、ビンス・マクマホン率いるワールド・レスリング・フェデレーション(WWF)をよく見たのう。現在は、WWFの本家でもある野生動物保護団体からのクレームのため、 ワールド・レスリング・エンターテイメント(WWE)と名乗っておるようじゃが。
ワシは、ヒールに転向したスコット・ホールやケビン・ナッシュらを、彼らがレイザー・ラモーンやディーゼルと名乗って正義の軍団として戦っていた頃から知っとるよ。関西の芸人がレイザー・ラモーンと芸名をつけていたのは、スコット・ホールの昔のリング・ネームのパクリじゃ。
それ以外に、レックス・ルーガー(いつもリングに大きな鏡を持ち込み自身の鍛え抜かれた肉体を誇示する芸風)、アンダー・テイカー(棺桶を持って登場し、KOした相手を棺桶に放り込む 芸風)、ストーン・コールド・スティーブ・オースティン(スキンヘッドの強面のおっさん、正義の味方とヒール役を行き来する)、カートアングル(もとオリンピックのレスリングのチャンピオン、技のキレがすごい)などがおったのう。
日本人では巡礼するお坊さんの出で立ちでリングに登場しアクロバティックな空手殺法を得意とした新崎人生こと白使(はくし)じゃ。
懐かしいのう。
今なら、映画スターのドゥエイン・ジョンソンがザ・ロックとしてリング狭しと暴れまわったことを知っている人も少ないのでは。まあ最近ゲストみたいな感じでカム・バックしたとかも聞いておるのじゃが。
助手:アメリカのプロレスってショーの要素が大きいと思うのですが。
博士:もちろん作られたストーリーに従ってレスラーたちがアドリブも交えて戦っていると思うし、お客さんもそのことを重々承知しており、各レスラーが編み出した芸風をリングで観れることを楽しみにしておるのじゃ。100%ガチでないにしても、あれだけの大男達が技を出し合えば危険で、もしタイミングが狂うと間違いなしに病院送りじゃ。彼らは見えないところで大きな怪我をしないよう常に体を鍛えておるのじゃ。
そうでなければただの大男じゃからのう。
とプロレスの話になると、ロックミュージックの評論よりも熱の入る博士でした。
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ジャケ裏、コルセットが首に巻かれている。ネック・ブリーカーもしくはフライング・ラリアットでも喉に食らったのだろうか? お大事に。
カクトウギのテーマどうぞ
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