狭〜い集合住宅なるものに居住しる者にとっては、夜遅く大音量で音楽鑑賞するとなるとヘッドフォンが必需品。
でもイヤフォン・タイプは使わない。
iPodやiPhoneにもれなくついてくる白いプラ製のイヤフォンは、耳の形が悪いのかどうも馴染まなくすぐにずれ落ちてしまうし、柔らかい樹脂製のイヤパッドを耳道に挿入するタイプは個人的に湿耳の体質なので心地良い装着感が得られない 。
てな事で、昔からヘッドフォンを愛用。
それまでは、パナソニックやゼンハイザーの安物の密閉型を使っていたのだが、ある日ネットのサイトに出ていたヘッドフォンに一目惚れ。
かれこれ10年ほど前になるだろうか、ユニークなデザインと輝く黄緑色のボディーAKGのQ701というのを衝動的に買ってしまった。開放型でボリュームを上げても圧迫感がなく抜けの良いサウンドに好感が持てた。
(このヘッドフォンはオーストリアで生産されたが、その後の生産は中国のメーカに委託された。)
世の中にはもっとハイ・スペックの高額なものがあるが、駄耳の持ち主である私にとっては、これ以上のものは猫に小判って事でこの辺りが分相応って感じなのだろう。
しかしながら、2年ほど仕事の関係で海外に移住していたのと、帰国後は安いジャンクの中古のスピーカーを買い求めて電気系統以外の不良箇所を手直しして楽しむというマイブームが起き、ヘッドフォンはご無沙汰だった。
数日前、久々にヘッドフォンを使ってみようと手に取ったところ、イヤー・パッドのスポンジの部分が経年劣化によりスカスカな状態になっていた。
(パッド内のスポンジが経年劣化によりスカスカで、ヘタってしまったイヤー・パッド)
イヤー・パッドを交換しようと、通販のサイトを覗いてみると純正のものは品切れ、仕方がないので多分中国で作られた商品であろう互換性のあるパッドが半額程度の価格で販売されているのを発見。早速購入してみた。
(ひと昔と違い、アップル製品のアクセサリーを包装しているかのような垢抜けたデザインのパッケージ)
(デレぐらいの耐久性があるのは使ってみないとわからないが、一見して及第点の見栄え)
オリジナルのものと比べるとサイズは小ぶりではあるが、安価で購入出来また見栄えも悪くなくかつ問題なく装着できたので合格としよう。
昨今数多くの日本のメーカーが、商品の生産を中国の下請けに頼っていて、以前と比べて日本の品質管理などがかなり浸透したのか、結構垢抜けた日本ブランドの中国製の商品が出回っている。
基幹となる生産技術、設計とか部品の供給に関してはいまだ日本が優位となどとタカをくくっていると、彼の地でいつしかそれがコピーされさらに独自に進化を遂げるとなった場合、日本の未来は一体どうなるのであろうか?なんて交換用のヘッドフォン・パッドを手にしてふと思う。
考えすぎ?
むむ....
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