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イエスに変化を求めるべきなのか?、PROGENYとUNION LIVEについて

2015年06月01日 | PROG ROCK
今日から6月1日と時の経つのは早いもので、あっという間に2015年の中盤に差しかかりました。

学校に行っていた時は、授業の時間割が毎日異なっているので、1日1日過ごしていく感じだったのですが、今では、季節感と言う中期的な変化は感じられるのですが、生活や仕事がルーティーン化されることによって、毎日の変化というのはあまり感じられなくなり、1週間がユニットで過ぎていく感じに囚われてしまいます。

そうなると、単調な生活に何か意味はあるのか?なんて考えてしまうこともあります。やはり、人間はある程度周りの変化から刺激を受ける必要があるのではないでしょうか? もしそうでない場合は自身か何かを変えていかなければならないのだろうかと思う今日この頃です。

プログレッシブ・ロックの重鎮であるイエスが、最近PROGENY、SEVEN SHOWS FROM 72というボックス・セットを発売しました。これは、1972年秋の全米ツアー7公演の模様を納めた一公演あたり2枚、計14枚組のCDセットです。 イエス教の中級クラスを自称する信者としては、このボックス・セットを購入するかどうか迷っています。

今回は7公演全て異なる音源で、また72年のライブはイエスが一番輝いていた時期と思っていましたので、以前記事にしましたDEEP PURPLEのマシーン・ヘッド40周年記念豪華盤のボックス・セットのような同じ音源のリマスターやリミックスの聴き比べではなく、各公演における演奏のそれぞれの変化を楽しめるのではと期待していたのですが~

アマゾンのサイトでイエス教の最高位に属される信者の方々のレビューを見ると、7公演ともセット・リストは全て同じで、演奏もライブ・バージョンとしてほぼ固まったアドリブなしのアレンジで行われているとのことでした。あるレビューでは、“危機”と言う20分弱の長尺な曲でボーカルのジョン・アンダーソンが“ア~”と歌う箇所があり、このボックスセットを購入することによって、そのパートの出来不出来が7回もチェックできると言うマニアックな意見があったり、ロジャー・ディーンがデザインを担当するボックス・セットの出来がいいのでと、ジャケ買いを推める方もいました。そこか~!

もともとイエスは、キング・クリムゾンとは異なり、曲の進行のスピードは時代で異なることがあったものの、たとえメンバーが入れ替わってもほぼ同じアレンジでライブを行っていたと思います。まあ、仕方がないのかな~?

と言うことで、今回はつい最近購入したばかりのイエスのライブでも非常に変化の大きい音源を紹介します。 これは1991年、当時のイエスのメンバーと脱退したイエスのメンバー(AHWBと言うバンド)が合体し1枚のスタジオ・アルバム、UNIONを作成し、その流れでライブツ・アーが行われ、その模様を記録したものがUNION LIVEです。

ギター、キーボードそしてドラム担当が各2名ずついる総勢8名の編成となりました。特にトレバー・ラビンとスティーブ・ハウの新旧ギタリストのアドリブ合戦は聴き応えがありました。どちらとも超ハイテクの弾き手で、スティーブはベテランの味で若干抑え気味、トレバーはスティーブに対抗したかったのか暴れまくって弾いていました。(個人的には少しやりすぎかなと思いました)

残念だったことは、もう一人のキーボードであったトニー・ケイの存在があまり感じられなく、キーボードの演奏に関してはリック・ウェイクマンの独断場でした。それはともかく、いままでのライブと比べますとかなり変化があり、また大所帯の編成により音に厚みが出て迫力のあるライブで中々楽しめました 。

ところで、最近新ボーカリストを入れたイエスは、旧譜の再現ライブを盛んに行っています。彼らは、メンバーが変わっても将来にわたり存続出来るクラッシックの交響楽団ような存在を目指しているのしょうか?

私:やはり変化を求めて、PROGENYのボックス・セットはやめて、スプーキー・ツゥースかアベレージ・ホワイト・バンドのボックスにしよう!

アマゾン・レヴューワー:あなた!それでは変化しすぎだよ~!

LIVE UNIONからROUNDABOUT聴いてください。

ROUNDABOUT, YES - UNION LIVE


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