T. REXの日本盤、SLIDERの付録のライナーには、大森康雄氏が調査及び編纂した年表が記載されている。
そこには、1964年マークは学校を 卒業後、ブティックで2週間働き、その後フランスで魔術師と過ごすと記載されていた。
このことが本当かどうか、今となっては確かめる術はないのだが、少なくともその後の活動において、魔術師絡みと言うかそれに準ずるようなイメージを出そうとしていたことは感じられる。
1967年に、リーガル・ゾノフォーン・レーベルからバンド名をティラノザウルス・レックスとして、パーカション担当のスティーブ・トゥックと2人組でデビューを飾る。
ファースト・アルバムは、MY PEOPLE WERE FAIR, AND HAD SKY IN THEIR HAIR… BUT NOW THEY’RE CONTENT TO WEAR STARS ON THEIR BLOWSと和訳しても何のことかわからないタイトルだが、ジャケットのイラストを見ると少し不気味な空想の世界が描かれている。
また、セカンド・アルバムは、PROPETS, SEERS & SAGES - THE ANGELS OF THE AGES(預言者、先見者と哲学者たち - 代々の天使たち) とこれまたよく分からないタイトルだが、ジャケットは放浪の魔術師という感じの出で立ちである。
アコースティック・ギターとパーカッションの2人組のシンプルなフォークサウンドであるので、エレキギターを使い始めた頃にファンとなった人には少し物足りなく感じるサウンドかもしれない。
しかし、現時点においてリーガル・ゾノフォーン時代に出したCDにアウト・テイクを付けた2枚組のデラックス・エディションなるものが出されていることから、ミュージシャンとマジシャンの境界に存在するようなマーク・ボランのイメージに惹かれるファンが、今尚多く存在するのではないかと想像するのである 。
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