今日はいよいよみまさかスローライフ列車を、”乗り”+”撮り”+”愉しむ”1日が始まります。
そのために必要となる切符ですが、「岡山・尾道おでかけパス」が智頭駅の1駅手前までの土師駅までカバーしているので、これを使うために、前売り限定という条件をクリアするため、前夜入りしました。
実際に泊まったのは倉敷市内ですが、この切符、結構範囲があるので、津山まで真っ直ぐ行かずに新見経由で行くことにしました。
倉敷発7:41の新見行に乗車。7両の長い編成ですが、土曜の割には高校生が結構乗っていました。備中高梁からはガラガラに。
濃い霧の影響で3分ほど遅れて新見に到着、新見は以前伯備線の貨物列車の撮影のためにここ数年の間に何度か寄っています。
そして新見で約1時間待ちで姫新線の津山行きに乗車。この姫新線の新見-津山間は芸備線側ほどではないですが、1日の列車本数が少ないために通り抜けの難関箇所となっています。私も今回で実に25年ぶりぐらいになります。
津山に着いたときは上空が霧に覆われていましたが、出発するころには段々と晴れてきました。
列車は中国山地の山あいを縫うように走り、所々に地盤の弱い箇所は時速15kmの制限箇所があり、以前の所定時刻よりも10分近く余分にかかっています。
四半世紀ぶりの姫新線西側区間の旅も終え、11:28津山駅に到着・・・と左側のホームには人・人・人。オマケに何か変なのまでおります。
これは座れないかも・・・
天気も良い絶好の行楽日和で、しかも日曜は天気が下り坂の予報とあって、今日に乗客が集中してるのか、明日も雨でなければこんな感じなのか。
とにかく先手必勝じゃないですが、こんな位置でも何とかドア脇のサイドシートに座れました。
今年は美作建国1300年ということもあって、ゆるキャラなども出てきて力が入ってるのでしょうか? 頭の前面には「美」と書かれていましたが、間違って「肉」と書いてたらご愛嬌だったのですが・・・そんなワケ無いわな。
出発時刻までまだ15分以上あったので、座席に荷物を置いて、反対側のホームで編成を撮影。今回は取り敢えず往路は乗り鉄することにします。
3両編成のうち、NARUTOのラッピングがしてある2両が自由席。智頭方先頭の首都圏色1両が指定席となっており、指定席も満席でした。美作滝尾で10席ほど空いたので、車掌がすかさず追加で指定席を販売しており、自由席で立ってる人が何名か移動していました。
美作滝尾駅では、古い駅舎の事務室が開放されており、昔懐かしいタブレットや制帽などが展示されていました。
壁にはこちらも懐かしい国鉄時代の特急列車一覧ポスター。これは貴重です。
国鉄のポスターと国鉄型の気動車を組み合わせて、まさに国鉄時代にタイムスリップしたような感じ。
美作加茂に到着。ここは列車交換のために35分間の停車。交換設備がある駅なので撮影大会になっていましたが、光線が今ひとつ。
続いて美作河井で32分間の停車タイム。ここは急行〔砂丘〕が走っている時に何度か訪れましたが、急行列車がなくなり、交換設備も廃止され、1面1線のホームとなっていました。
駅前では他の駅と同様に地元の産品の販売がありましたが、ここで初めて手打ちそばが登場。それまでの駅ではうどんだったのですが、手打ちそばとあって、長蛇の列。美作河井駅にこんなに人がいるのを見たのは初めて。
よもぎ入りの餅つきも行なわれていました。
さて、そろそろ復路の事をと思っていましたが、やはり予定通り那岐付近で撮影しようと考えていました。列車の窓から見たところ、全然場所取りしてるような感じもなかったので、次の那岐で下車し、復路の列車は田んぼで撮り鉄することに。
那岐で下車したのはほとんど一般の人ばかりで、鉄ちゃんは3人ぐらい。意外と少ない。
駅前では歓迎セレモニーとして地元の小中学生による踊りが披露されていました。天使の舞を楽しんだ数分間でした。ここで柿の葉寿司とおしるこで腹を満たす・・・って程でもないですが。
そして復路列車の撮影&生中継。
撮影場所には数名だけで、結構分散したような形でしたが、毎度毎度のごとく、本番になって薄く雲がかかってしまいました。残念!
帰りは約1時間後の那岐16:35発の津山行きに乗車。
智頭から帰りの鉄ちゃんで一杯かなと思いきや、乗っていたのは僅か4人だけで、ボックス席に座れました。
途中の駅で数名の鉄ちゃんを拾って(1人大型三脚を持った外人さんもいました)津山に到着。
津山からは18:04発の快速〔ことぶき〕で無事大都会岡山へ帰りました。
こちらがD券タイプの乗車証明書。美作滝尾を出たあたりで配布されます。
乗って・撮って・食べて・愉しんだみまさかスローライフ列車の旅、またいつか来てみたいと思います。