六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

2週連続で九州へ

2021-04-10 |  出撃 at 九州地方
 青春18きっぷが3日間分残っ(し)ているので、4/5~8の3泊4日で何処へ行こうか、ということで、東日本地域への旅行も考えましたが、関東以北へ行くとなると4日分必要なので、3日分で行ける九州へ2週連続になりますが行く事にしました。
 目的は小倉・鹿児島・熊本か長崎での路面電車の収録と、その途中で肥薩おれんじ鉄道の撮影ということにしました。
 同じ4日間なのに3日分で済むのは、往路にフェリー航路を使うからです。

 今回は2等ツーリスト
 春休み期間中のせいか1等個室が早くも連日売り切れていたため、2等ツーリストで予約しました。2段ベットのツーリスト室での予約のポイントは、既に一番奥が埋まっている場合は、他の乗客がどこの席を押さえているかを見ながら、なるべく近くにならないように、出発当日の朝まで待ってから予約を取りました。雑魚寝のエコノミー室だともっと安く行けるのですが、全席指定なので窓際の予約が取れないと、電源コンセントがなくて充電に苦労するのと、今の時期はまだ雑魚寝室は寒いです。

 今回からORコード付きのWEB乗船券に変わりました。これでクレジット決済をすることで、港のターミナルで発売窓口に並ぶ必要がなくなります。

 前回はGoToキャンペーン中の2020年9月に来て以来の7か月ぶりの大阪南港フェリーターミナルに来ます。GoToキャンペーンの返金手続きがあった前回は出港の2時間近く前に着いたのですが、今回は既にWEB決済済みなので、50分前ぐらいに着きました。

 ニュートラムの駅からフェリーターミナルまでの歩道橋も誰も歩いておらず、前回よりも空いているのかなと予感されます。それでも1等個室は完売ですが。

 WEB決済済みなので、ターミナルビルを抜けてそのまま桟橋へ行こうとしたら呼び止められて、検温だけは受けて下さいと。
 発券窓口前で検温を済ませて、改めて桟橋への通路を歩きます。今回は1番北側に停泊しているため、船に上がるまで5分ほどかかります。

 通路の終端が下り坂で一旦地上に降りたのですが、ここからまた長い上り坂を上がって4階の乗船口に入り、そこから狭い階段で5階のロビーに上がります。
 大阪南港岸壁の改修工事に伴う措置だそうで、当分の間は17時発の便はこの延々と歩かされる日が続きますが、これもいいネタになります。

 17:12 岸壁が移動しているせいで積み荷に時間が掛かったのか、重要な荷主の到着が遅れたのか理由は知りませんが、12分遅れての出港となりました。

 右舷側のデッキからは、出港を待つ2便(右側)と愛媛行きのオレンジフェリー(左側)が停泊している姿が見えます。
 オレンジフェリーはお尻側しか開かないようで、船首を海側に向けて止めています。

 港の中で1万トン近い大きな船体を180度回転させるのですが、この回転だけで10分も掛かります。

 船尾には日章旗が誇らしげに風を受けてたなびいていました。
 いよいよ船は速度を上げて瀬戸内海に出ます。

 18:20 行く手に明石海峡大橋が見えてきました。
 4月とはいえ、まだデッキ上は夕方になると結構寒いので、数人ぐらいしか人は出ていませんでした。

 こちらが明石市側の右舷の眺め。
 船内放送があってデッキに上がってから、なかなか橋が近づくまで時間がかかるのですが、いよいよ橋が近づいてくると、みるみるうちに迫ってきます。

 そして僅か数十秒で一気に橋の下を通り抜けます。
 下り便での3架橋通過の案内は、この明石海峡大橋の通過時だけ行われます。

 デッキで明石海峡大橋通過を見送った後は、お楽しみの夕食タイム。さっそく5階のレストランへ下りて行きましょう。
 1皿ごとラップで包まれて、品数も限定されていた去年と違い、個々が手袋をしますがトングで取れる従来のバイキングに戻っていました。

 翌朝食付きの1,600円で90分食べ放題・ドリンク飲み放題(ビールは別途1杯500円)のバイキングは毎回嬉しいんですが、出港時刻の17時にはすでに1杯やってるグループ客が沢山いて、中には大笑いしてる輩らもいるので感染予防の観点からも、混み合う出港後を避けるようにして利用します。営業時間が20時までなので、明石海峡大橋を通過し終えた18:30にレストラン入りするのが私の作戦です。
 上の写真は1回目で、この後2回目にカレーライスと野菜サラダとスープを、そして3回目でデザートとコーヒーでお腹パンパン状態でレストランを後にしました。

 6階の展望通路には海を向いて座れるソファーもあるのですが、そこで持参したコンビニ弁当とかカップ麺とかを食べている人も意外と複数見掛けるのですが、毎週利用するならともかく、旅行で利用する時にはそこまでして節約したくないですね。中には家でタッパーに詰めてきた弁当を食べさせている母娘もいましたが、こういう人は大阪から地元福岡の実家に帰省する人なのでしょうが、逆にこれはこれでありだと思います。

 今夜の寝床は上段ベット。
 意外と上段に上がる脇の階段を登っていると天井に頭をぶつけるので、頭上注意です。下段の方が余裕があるので、次からは下段になるかな?
 充電用のコンセントは蛍光灯の電源スイッチ脇に1コあり、そこからコードをぶら下げる形になるので、長めのコードがあった方が無難です。
   
               


 翌朝4時過ぎには船内放送が入り、レストランの営業も開始されます。
 朝は時間がなく慌ただしいので、おかわりも出来ますが、今回はこれだけで済ませました。第2便ではもっと豪華になりますが、無料ではなく550円かかります。

 5:07 もう窓の外は北九州の陸地の灯りが流れています。到着まであと少し。

 5:30 定刻に北九州新門司港に到着。
 昨年は台風の中、凄い揺れでしたが、今日は全く波静かな航海で12分の遅れなどは簡単に取り戻しました。

 6:28 無料送迎バスで小倉駅前に到着。
 今回は私の他に3名ほど乗車していました。前回は私1人だけでしたからね。
 これで青春18きっぷ1日分足りないのを補いつつ、船内でお腹いっぱいに暖かい食事も取れて、そのままゴロンなので、山陽本線を必死で乗り継ぐ鉄道旅からはどんどん遠ざかってしまうのかも知れません。いわゆる『鉄道ファンの鉄道離れ』というやつですね。

 このあと小倉界隈で朝ラッシュの動画を撮影した後、鹿児島本線を下って行きますが、その模様は次回の記事で書きます。

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