気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

黒い瞳のオオバン幼鳥

2018年09月01日 | オオバン
6月下旬、初めてハゲ頭のオオバンの雛を確認してから45日ほど経ちました。
前回の掲載から、しばらく間があいてしまいましたが、三羽のヒナたちは無事に成長しています。

ほぼ親鳥と同じくらいの大きさに育ちました。
額板とクチバシの色は、象牙色です。成鳥になるとさらに白っぽく変わっていきます。
オオバン成鳥は、赤い目をしていますが、まだ子どもたちの目は黒々しています。



真っ黒い体に真っ赤な目、オオバンの成鳥は、時に禍々し印象を受けますが、
幼いオオバンの黒い目は、クリッとしていて無垢に見えます。




こんなに大きくなっても、まだ親におねだりしています。


おねだりに応じず、そろそろひとり立ちしてもらいたい様子の親鳥ですが・・・


けっきょく、潜水して藻を獲ってきて子供たちに与えてしまいました。



オオバン(大鷭)全長約39㎝

前回の記事で、2度目の繁殖に挑戦して抱卵中だったオオバンですが、その後、池の水位が上昇して巣は水没してしまいました。
すぐに近くの葦原に新しい巣を構えて三度目の抱卵を始めた様子でしたが、
親鳥が二羽とも巣から離れる場面もあり、うまく孵化しなかった可能性が大きいです。

かなり大きくなった三羽のヒナの面倒をよくみていることも、
次のヒナが孵らないことと関連があるのかもしれません。
オオバンの繁殖を観察するのは、この一家が初めてなので早合点はできませんが、
このオオバンの夫婦に限って言えば、カイツブリやバン以上に子煩悩に見えました。
子育ての上手さも、オオバンの数が増える理由のひとつかもしれない、と想像をめぐらせています。

雨ニモ負ケズ
https://blog.goo.ne.jp/romeo135bb/e/01774f056c3567230a9ade43a4aded2b


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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ROMEOさん、こんにちは~ (takaちゃん)
2018-09-01 18:49:17
今日は県立美術館に日本画名品特別展を見に行って来ました。
あの画聖・横山大観の絵も多数展示されていましたが、楓の木に止った一羽の鳥が描かれていました。 よく見ると、ROMEOさんが少し前にUPされていた、ハッカチョウにそっくりだったため、説明書きを見ると「叭叭鳥」となっており、やはりハッカチョウでした。
大観は花鳥画も得意としていたので、あの時代(明治元年~昭和33)にもハッカチョウは日本の空を飛んでいたんですね。
そんな訳で、またこれまでとは違った目で絵を鑑賞することが出来ました。
今日は、「黒い瞳のオオバン」ですね。
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takaちゃんさん (ロメオ)
2018-09-02 07:39:32
おはようございます。コメント頂きありがとうございます。
横山大観の叭叭鳥、楓もあるのですね?私は実のなる丸い葉の枝に止まった絵を観たことがあります。
「山種美術館」で検索すると開催中の「水」を主題にした日本画展上方が出てきます。
渦潮を飛ぶ鵜の絵が素敵なのでぜひ見て頂きたいです。
渋谷でめったに行けませんが、鳥の日本画を多数収蔵しています。叭叭鳥も山種にあった記憶が…
鳥の日本画も大好きなので、語り出すと止まりません(^^ゞ
返信する
追伸 (ロメオ)
2018-09-02 07:42:30
上のコメント ×上方→〇情報です。
山種美術館http://www.yamatane-museum.jp/

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