ソリハシセイタカシギ~通称・アボセット
という鳥が日本各地に飛来して話題になっています。
ピンっと反り返った極端に細く長いクチバシ、青灰色の細長い足が特徴
羽毛は白と黒のツートンカラー 優雅で美しい姿の水辺の鳥です。
例年だと日本へは旅鳥・冬鳥として少数が渡ってくる程度の珍しい鳥ですが
今季は、兵庫、群馬、静岡、宮崎、和歌山、茨城、福岡、鳥取で1~2羽が
滋賀県では4羽の飛来が確認されているようです。
(他地域の情報をご存知でしたらぜひおしえてください)
知人から吉報を頂き はやる気持ちを抑えながらまだ見ぬ憧れの鳥を探しに行きました。
当日は大気が不安定で 時おり激しい風雨が吹き荒れる悪天候でした。
極力カメラを濡らさぬよう気を配りましたが、途中、撮影どころではない豪雨が降り出します。
打ちつける激しい雨に 水鳥でさえ羽毛の中に顔をうずめて立ちすくんでいました。
やがて ぶ厚い雲間からお日様の光が差しこんできました。
二羽のソリハシセイタカシギは目の前の浅瀬に来てくれました。
ソリハシセイタカシギは、干潟や浅瀬で小魚や水生昆虫、甲殻類、貝類などを捕食します。
水深のあるところでは、カモのように泳ぎながら逆立ちをして獲物を獲ります。
ソリハシセイタカシギ(反嘴丈高鴫) Pied Avocet 全長約43cm
チドリ目セイタカシギ科ソリハシセイタカシギ属
◆ソリハシセイタカシギ、兵庫県で初確認 ネットで広まり愛好家ら殺到 ~ 神戸新聞
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202111/0014861479.shtml
「現場には連日インターネットなどで飛来を知った愛好家らが訪れ、周辺の道路や土手に車を駐車する迷惑行為も発生」
晴れた日に再訪してみると、まさにリンク先の新聞記事のような状態で早々に立ち去りました。
新聞記事が珍鳥の飛来だけでなく 押し寄せる撮影者の迷惑行為にまで言及するのは珍しい事だそうです。
メディアやSNSの影響力もあって、後日、この池を訪ねた時には迷惑行為は見られなくなっていました。
この池のある地域には広い駐車場をそなえた商業施設も多いので、お買い物をして利用される方もいたようです。
いつも見ていただきありがとうございます。
ソリハシセイタカシギはその後も滞在し、私も何度か観察に出かけています。
写真もたくさん撮ったので、また後日、違った切り口で記事を投稿したいと思っています。