KAORU♪の「気ままなダイアリー」

KAORU♪が見つけたステキな風景、出会ったおもしろいできごと、おいしい料理などを“気が向いた時”にご紹介します。

✨ジェルプリント✨「Autumn in New York 」

2024年11月10日 | ジェルプリント
✨ジェルプリント✨
「Autumn in New York 」シリーズ

2024年の秋は日に日に色が移ろいゆく
紅葉と、ホリディシーズンが始まる街を
彩るパンプキンをたっぷりと心ゆくまで
楽しむことができた。

NY はそろそろ晩秋の気配。もう少しだけ
名残りの秋の様相、嬉しいことに。

例年ならば、短い夏が終わると
あっという間に秋風が樹々の葉を散らし
長い冬が始まるニューヨークも今年は
ここもいつもと気温が違う。

地球規模の気候変動はいいサインとは
言えないけれど、でもおかげで
毎日うっとりするような秋の風景を
堪能することができたのは 
思わぬギフトだった。

ニューヨークの

アップステイト(郊外)の
Bear Mountain ベアマウンテンの紅葉や
Warwick ウォーウィックでのリンゴ狩り
近所のブロンクスの街路樹が色づいていくさま
見慣れた黒い鉄製の扉の美しさ
ハロウィンの前からあちこちに飾られるパンプキンたち。

寒い冬が来る前のひと時、
ニューヨークの街はひときわ華やいでいく。

*************

1、「ブロンクスから見えるマンハッタンとパンプキン」






2、「パンプキン・パンプキン」






3、「三日月の夜」






4、「秋色のニューヨーク」






5、「アップルピッキングの思い出」






6、「ベアマウンテン 湖の秋景色」






7、「ブロンクスの紅葉」






8、「満月と紅葉」






9、「樹々の彩り」



⭐︎1〜4はパンプキンがモチーフに
5〜9は紅葉がテーマ

*************************

ジェルプリントは版画に近い手法で、
専用のジェルシートにローラーで
絵の具を幾層にも重ねながら
ベースの色を作り紙に写し取ります。
そして自分で描いた絵を切り抜いて作る
シートをステンシルの要領でスポンジを
使って色を乗せて。

基本的に絵筆は
使わずそのほかに、スタンプや空き箱
市販の立体シールやワイヤーのメッシュ
木の葉や枝などなど、なんでも使って
色をつけて押してみたり、色や形を抜いて
残してみたり。油絵でも水彩画でもなく
自由に心の風景を映し出しています。

#newyork #newyorkslowlife #autumminnewyork#gelprint#handmadestencil##ニューヨーク#ニューヨーク的スローライフ#オータムインニューヨーク#ジェルプリント#自作ステンシル

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✨ジェルプリント✨ 「日本の色・日本のカタチ」

2024年10月22日 | ジェルプリント
✨ジェルプリント✨
「日本の色・日本のカタチ」

京都や金沢などの古都を旅すると
自然とともにいきづく
日本に古くから伝わる色や
カタチの美しさに心うばわれる。

酸化鉄が原料なのだという
「弁柄色(ベンガラ)」の赤茶と
黒壁のコントラスト

竹や木の格子の直線や曲線

生活の知恵や機能性がまずありき。

そしてシンプルなのに粋な組み合わせは
どんなに時を経ても変わらずカッコいい。

縁起の良い伝統紋様の
千鳥やひょうたん、波型や亀甲文様など
もまたさまざまな願いや想いが
込められていて、今も色あせることなく
愛され生活に根づいている。

移りゆく四季と日本の色とカタチの美しさ。

悠久の時を越えて受け継がれてきた
“伝統美”や美的感覚は私の原点のひとつ。

******************

1、「円窓の四季 〜秋〜」






2、「円窓の四季 〜冬〜」






3 、「円窓の四季 〜春〜」






4 、「円窓の四季 〜夏〜」






5、「古都の雅(みやび)」






6、「弁柄色の壁と格子」






7、「紅葉の金色の円窓」






8、「古都の青もみじ」






9、「清流と色もみじ」






******************

ジェルプリントは版画に近い手法で、専用のジェルシートにローラーで絵の具を幾層にも重ねながらベースの色を作り紙に写し取ります。
そして自分で描いた絵を切り抜いて作るシートをステンシルの要領でスポンジを使って色を乗せて。基本的に絵筆は使わずそのほかに、スタンプや空き箱、市販の立体シールやワイヤーのメッシュ、木の葉や枝などなど、なんでも使って色をつけて押してみたり、色や形を抜いて残してみたり。油絵でも水彩画でもなく自由に心の風景を映し出しています。

#newyork #newyorkslowlife #gelprint#handmadestencil#japan# japanesetraditional#ニューヨーク#ニューヨーク的スローライフ#ジェルプリント#自作ステンシル#日本# 日本の色#日本の形

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✨ジェルプリント✨ 「Bonaire 🇧🇶 〜ボネール島に吹く風〜」

2024年10月18日 | ジェルプリント
✨ジェルプリント✨
「Bonaire 🇧🇶 〜ボネール島に吹く風〜」

7月に旅したベネゼエラ沖のカリブ海の島
Bonaire にはいつも貿易風が吹き抜けていた。

青い海と空
ピンク色のフラミンゴと塩田
雲や塩の白
砂漠のような乾いた風景とサボテン

世界三大花木の一つという
ホウオウボク(鳳凰木)の透明感のある
鮮やかな赤と黄色のコントラストの美しさ

砂のガーデンの焚き火と流れ星の
幻想的な夜

心踊るようなトロピカルカラー

そのすべてが私の内側を揺さぶり
ジェルプリントで色を重ねるたびに
目に焼きつけた景色がもう一度よみがえり

風や降り注ぐ太陽の光、その空気までも
鮮明に感じることができる。

一枚一枚描くたびにボネール島を
再び旅したような気持ちになっていく。

貿易風をうまく描くのはむずかしいけれど
それでも少しでも肌で感じたこの記憶を
表現してみたかった。

またこの絵を見るたび思い出すだろう。

たくさんの心のときめきと
心地よい風を。

********************

1、流れ星 〜砂の庭で〜






2、トロピカルカラー









3、海の青 花の赤






4、青い海と塩田






5、満月が昇る頃






6、カリブの風と太陽






7、フラミンゴのマーチ






8、焚き火〜砂の庭で〜






9、フラミンゴサンクチュアリ






10、トロピカルフラワーとココナッツの傘






11、サボテンファンタジー






********************

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★ジェルプリント〜南イタリアの風景〜

2024年03月05日 | ジェルプリント
✨ジェルプリント✨
「〜南イタリアの風景〜」

マリアの魂と一緒に
ファミリーの故郷を旅した記憶

プーリアの秘境、Polignano a Mare 
ポリニャーノ・ア・マーレ

断崖絶壁の上にある同じ色をした四角い建物が
積み木のようにつまれていて

その下には深い藍色の海、打ち寄せる白い波

夜のとばりが降り始め
瞬き始めるライトに浮かび上がる

幻想的で美しいコントラストに吸い込まれそうだ

プーリアにはいたるところにウチワサボテンがあり
そのなんともかわいい形が心に残る

シチリア島のパレルモは道の先に山々がみえて
海と緑とともに歴史を刻んできた教会とヤシの木

シチリア島といえばレモン

市場の木箱には枝や葉と一緒に無造作に
置かれた、というよりてんこ盛りに放り込まれたレモン

シチリアの太陽を浴びてたくましくのびのびとしていた

だからレモンをたくさん描いてみたかった

ヤシの木、黒い実をたわわにつけたオリーブ
1月なのに咲き誇るブーゲンビリア
それからウチワサボテン

プーリアもシチリア島もここが南国であることを
教えてくれるやわらかく心地よい風

家族からたくさんの愛をもらった大切な時間を
ひとつひとつ思い出しながら描いた南イタリアの風景

1、ポリニャーノ・ア・マーレの1日






2、夜のポリニャーノ・ア・マーレ






3、シチリア島パレルモとレモン






4、シチリア島の教会とヤシの木
  〜夕陽の残る時刻〜






5、シチリア島の教会とヤシの木
 〜パレルモの優しい風と〜






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ジェルプリントは版画に近い手法で、専用のジェルシートにローラーで絵の具を幾層にも重ねながらベースの色を作り紙に写し取ります。
そして自分で描いた絵を切り抜いて作るシートをステンシルの要領でスポンジを使って色を乗せて。基本的に絵筆は使わずそのほかに、スタンプや空き箱、市販の立体シールやワイヤーのメッシュ、木の葉や枝などなど、なんでも使って色をつけて押してみたり、色や形を抜いて残してみたり。油絵でも水彩画でもなく自由に心の風景を映し出しています。

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★✨ジェルプリント✨イタリア・ヴェネツィアの風景

2024年02月21日 | ジェルプリント
✨ジェルプリント✨
「イタリア〜ヴェネツィアの風景〜」

縦横無尽に張り巡らせた水路は
ゆったりと大地を水が流れゆき
人々の古来からの営みを支え、歴史を刻む

ひしめき合うように水辺に並ぶ建物や
荘厳なドゥオモと、青い空と水の青さが
息をのむほどに美しい

夕暮れ時、オレンジ色から紺碧色へと
刻々とその姿を変える空の色

明かりが灯り始め、ライトが水面に映り
それが揺れてきらめいていくさま

長い歴史を経て受け継がれてきた
ヴェネツィアングラスの透明感

同じ場所でも時間によって色が変わっていき
ついさっき見ていたものと
今の景色が変化する

脳裏に浮かぶ“記憶”は
一瞬を切り取ったような平面ではなく
もっと複雑に入り組んでいて立体的だ

降り注ぐ太陽や月の柔らかな光、瞬く星々
風や空気、温度だけでなく
その時の気持ちや匂いや質感やら
交わした会話だったり、食べたものや
買ったもの、それらが同時に内在していて
まるで層のように重なりあっている

それらをレイヤーのように何回も色や形を
重ねていくジェルプリントの手法は
私の内なる記憶を表現できるのだと気づいた

以前、ゴッホ展を訪れた時にゴッホが
「見たままを描かなくていい」という
言葉を残した一文を読み、私はどれだけ
気持ちが軽くなったことか

そうか、ただひたすら楽しんで描こう 
心のままに 自由に私らしく

その時にそう決めた

ジェルプリントの絵から私の“楽しんでいる気持ち”が伝わるだろうか

もしそんなふうに描けたらのなら
どんなに素敵だろう

******************

1、ヴェネツィアの月と太陽〜三日月〜






2、ヴェネツィアの月と太陽〜夕陽〜






3、グラスの向こうのヴェネツィア1
〜ヴェネツィアングラスの色とカタチ〜





4、グラスの向こうのヴェネツィア2
〜ヴェネツィアングラスの色とカタチ〜






ヴェネツィアングラスにはさまざまな手法がある。

「ミレフィオーリ・ガラス」は
千の花を意味し小さな花紋様が
金太郎飴のようになっていて
それらを集めてガラスにしたもの。

レース編みをガラスで表現した
「レース・ガラス」

ガラスの中に金属を入れた
「アベンチュリン・ガラス」

名前はわからないのだが、私は
切子硝子のようなヴェネツィアングラスに
心ひかれた。切り込まれた部分に
カラフルな色が施してあり透明なグラスに
鮮やかな紋様が浮かび上がる

今回はその模様のパターンを
ステンシルで作り、ショーウィンドウに
並ぶグラスの重なりをイメージしてみた

ウィンドウにはヴェネツィアの
街も映り込む

そんな私なりの
ヴェネツィアングラスの記憶

******************

ジェルプリントは版画に近い手法で、専用のジェルシートにローラーで絵の具を幾層にも重ねながらベースの色を作り紙に写し取ります。
そして自分で描いた絵を切り抜いて作るシートをステンシルの要領でスポンジを使って色を乗せて。基本的に絵筆は使わずそのほかに、スタンプや空き箱、市販の立体シールやワイヤーのメッシュ、木の葉や枝などなど、なんでも使って色をつけて押してみたり、色や形を抜いて残してみたり。油絵でも水彩画でもなく自由に心の風景を映し出しています。

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★✨ジェルプリント✨「クリスマスタイム in NY」

2023年12月25日 | ジェルプリント
✨ジェルプリント✨
「クリスマスタイム in NY」


レンガ造りのアパートメントやタウンハウス
そしてビルの上のトンガリ屋根がかわいい
木製ウォータータンクは

ニューヨークらしい風景。


ウチの窓から見える街並みをモチーフにしたり
マンハッタンのカテドラルをカタチにしてみたり。

ここで暮らす人々がクリスマスライトを家々に飾り
外を通る人にも見えるようにと玄関先や窓辺に
デコレーションして夜になるとキラキラと無数の光が
輝いているのを見るのが好きだ。

みんなでホリデイシーズンを楽しみ、シェアして
街がきらめきたつ。

日が短かくなり
太陽が沈んで暗い時間が増えていき
冬に向かって寒くなっていくけれど

こうして灯りをともすと心まで温かくなる。

マンハッタンの5番街のような
豪華さや迫力はないけれど

それでも人々のぬくもりと
ニューヨークの息づかいを
感じるような色や形を表現したかった。

******************

息子のタツローが以前のクリスマスの
ジェルプリントを見て

「オレ、かーさんの金色づかい、好きなんだよね。前、よく使っていたよね?金色。あれ好きだったんだ」

「あ〜、クリスマスの時期ね。そういえば
(作品やオーナメント作りに)よく枝とか
石とかワイヤーとかに金色塗ってたね」

とそんな会話をした。子どもながらにそんなふうに思って私の制作風景を眺めていたなんて。ちょっと嬉しかった。そしてあの頃を懐かしく思い出す。

また久々に金色を使ってみた。

すっかりオトナになった息子はどんな風に
今年の金色を感じるだろうか。

******************


1、三日月と夜霞のニューヨーク






2、月あかりの星降る夜に






3、ブロンクスのクリスマスツリー





 
4、クリスマスホーリーとクリスマス色の街






5、クリスマスライトとツリー






6、NYの心踊るホリデイシーズン







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ジェルプリントは版画に近い手法で、専用のジェルシートにローラーで絵の具を幾層にも重ねながらベースの色を作り紙に写し取ります。
そして自分で描いた絵を切り抜いて作るシートをステンシルの要領でスポンジを使って色を乗せて。基本的に絵筆は使わずそのほかに、スタンプや空き箱、市販の立体シールやワイヤーのメッシュ、木の葉や枝などなど、なんでも使って色をつけて押してみたり、色や形を抜いて残してみたり。油絵でも水彩画でもなく自由に心の風景を映し出しています。

#newyork #newyorkslowlife #gelprint#handmadestencil#finland #ニューヨーク#ニューヨーク的スローライフ#ジェルプリント#自作ステンシル#クリスマスタイム#ホリデイシーズン#毎日を大切に丁寧に#ナチュラルに暮らす#心豊かに生きる#毎日ありがとう

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★✨ジェルプリント✨テッセンと藤の花

2023年06月28日 | ジェルプリント
✨ジェルプリント✨
「テッセン」と「藤」シリーズ

テッセンはクレマチスの一種で、鉄のようなツル性の茎を持つことから“鉄線”と呼ばれるのだとか。

細いのに強い線。
大きく開く花びら。

繊細さとダイナミックさをあわせ持つテッセン。
そして、江戸紫色、紺碧色、純白やピンクなど色も、そして形もバラエティ豊かな夏の花。

藤は、去年“あしかがフラワーパーク”で見た大藤のライトアップが幻想的で美しく、いつかモチーフにしたいと思っていたもの。

ただステンシルを作るのに気の遠くなるような作業のため構想だけでなかなか手がつけられず、ようやく。

今年の藤の季節も終わってしまったけれど。
来年は藤の季節にまた描いてみたい。

1、「白いテッセン」






2、「月明かりの藤」






3、「紫色のテッセン」






4、「黄金色の月と藤」






5、「白い月と藤色のテッセン」






6、「青いテッセン」






7、「水辺の藤」






******************

ジェルプリントは版画に近い手法で、専用のジェルシートにローラーで絵の具を幾層にも重ねながらベースの色を作り紙に写し取ります。
そして自分で描いた絵を切り抜いて作るシートをステンシルの要領でスポンジを使って色を乗せて。基本的に絵筆は使わずそのほかに、スタンプや空き箱、市販の立体シールやワイヤーのメッシュ、木の葉や枝などなど、なんでも使って色をつけて押してみたり、色や形を抜いて残してみたり。油絵でも水彩画でもなく自由に心の風景を映し出しています。












#newyork #newyorkslowlife #gelprint#handmadestencil#finland #ニューヨーク#ニューヨーク的スローライフ#ジェルプリント#自作ステンシル#花に愛と願いを込めて#毎日を大切に丁寧に#ナチュラルに暮らす#心豊かに生きる#毎日ありがとう

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✨ジェルプリント✨メキシコの風と空と海と。

2023年05月02日 | ジェルプリント
✨ジェルプリント✨
「メキシコの風と空と海と」

メキシコで感じた色とカタチ。

空と海と、ブーゲンビリア、建物の色。

コントラストが美しすぎて
それをどう表現しようかと
試行錯誤した。

そのまま表現しようとすると
ガチャガチャになってしまい
騒がしすぎたり、陳腐になりすぎて
うまくいかなかった。あの空気感が出せない。

でもやっぱりハッとするような
鮮烈でカラフルな色を使いたい。

抜けるような自然の美しい配色と
人々の営む暮らしをモチーフにして。

1、ブーゲンビリアと灯り始めたランプの光






2、神秘の泉「セノーテ」と藁ぶき屋根のお家






3、プラヤデルカルメンの街並みとブーゲンビリア






4、風にたなびくパペルピカド
(お祝いやお祭りに使う旗飾り)






また行きたいメキシコ。

去年旅した時は、実は体調が
本当に悪くて、歩くことさえ
ままならない状態で楽しみきれなかった。
(写真ではそうは見えなかったと思うけど😂💦)

美味しいメキシカンのごはんも
もっと爆食べしたかったのに…
あー、残念。本当はもっと
あちこち行きたかったし
ゆっくり買い物もしたかったし。

もう行けることもないのかな、と
思っていたけれど
もしかしたらいつか
行けるようになるかもしれない。

ううん、絶対また行く!

希望の光が湧きあがりながら
記憶に焼きつけていた心の中にある
メキシコの風を、雲を、花の色を
1枚1枚、紙に映しだす。あふれでる。

知らない街や国を訪れる時の
ワクワクとドキドキは
“旅びと清水薫”にとって
なににもかえがたい。

旅に出ること、
それがずっと私の原動力だった。

これからもきっと私の原動力。
  

******************


ジェルプリントは版画に近い手法で、

専用のジェルシートにローラーで

アクリル絵の具を幾層にも重ねながら

ベースの色を作り紙に写し取ります。











そして自分で描いた絵を切り抜いて作る

シートをステンシルの要領でスポンジを

使って色を乗せて。









基本的に絵筆は使わずそのほかに、

スタンプや空き箱、市販の立体シールや

ワイヤーのメッシュ、木の葉や枝などなど、

なんでも使って色をつけて押してみたり、

色や形を抜いて残してみたり。


















油絵でも水彩画でもなく自由に

心の風景を映し出しています。


大切な地球で生きる人々に

心からの笑顔が戻りますように。


太陽も月も星々も、いつも私たちを照らしてくれてありがとう。


すべての人が愛に満たされていきますように。


私の大好きな花たちに願いをたくして、

心を込めて。


清水薫







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★✨ジェルプリント✨「春色の風景」

2023年04月15日 | ジェルプリント
✨ジェルプリント✨
「春色の風景」

1、「桜色の風に包まれて」





2、「ネモフィラの丘、空と海と。」





3、「菜の花畑とポカポカ太陽」






春のやわらかな色を見ていると
優しい気持ちになります。

厳しい冬を乗り越えた向こう側に広がる
景色はこんなにも穏やか。

長く辛い時はやがて終わる。
でもその時期があったからこそ
パワーを蓄え、美しく花開くのだと

自然はいつもこうして私たちに
教えてくれているかのよう。

春を迎えて、大地が目覚め
エネルギーが満ちていく風景を描きました。

****************

実は皆さまにご案内があります♪

2023年5月9日(火)〜5月14日(日)

清水ファミリー4世代による作品展を
開催することになりました。

ウチの母、清水和惠の点描画を中心として、
第二世代は私のジェルプリントを15点ほど。
妹Midori のフェルト作品
そして第三世代は達郎の写真や
SaoriやAiriは絵を出展予定。
第四世代のSayo とChiyoも絵を予定しています♪

また詳細はあらためてご案内いたします。

4世代それぞれの世界観を
表現できたらいいな、と思っております。

どうぞお楽しみに〜💖✨✨✨

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★ジェルプリント「花と星に願いを込めて」

2022年10月19日 | ジェルプリント
✨ジェルプリント✨
「花と星に願いを込めて」

世界中の人々が幸せでありますように。

そう願いながら描いた
「花と星」シリーズ

1、「花と青い地球」






2、「花と満月」





3、「花と紅(くれない)の太陽」




4、「花と月夜」




5、「花と黄金の太陽」





うちの母は点描画に向かう時、
宇宙とともに、宇宙と繋がりながら
描くのだという。

「絵は誰のために描くのか?
“神への奉納”に近いものを感じる」と
先日、ふと目にした有名な画家のエッセイの一文。

そんな域に私もいつの日か
達することができたなら
なんて素敵なんだろう。

そう思いながらジェルプリントに
色や形を重ねていく中で

遠い日の記憶が蘇ってきた。

中学高校の朝礼の時に毎朝、
短いお祈りの時間があった。とはいえ
何かを唱えるわけでもなく、
ただ目を閉じて一瞬だけ静寂のひとときが
あるだけだったのだが、
中学に入学したばかりの初回のその時から

「世界中の人々が幸せでありますように」と

そんな言葉が浮かんできて、
高校を卒業するまでの6年間
ずっと私はその言葉を心の中で祈り続けた。

そして、卒業してお祈りの時間がなくなり
大人になって年を重ねていく中で
すっかり忘れてしまっていた。

でも突然に思い出したのだった。
40年以上前の記憶。

幼かった私は、毎日心から
そう願って手を合わせていた。

宇宙や神と繋がって絵を描くのは
まだまだだとしても、今、あの時のように
祈りながら描くことはできる。

大切な地球で生きる人々に
心からの笑顔が戻りますように。

太陽も月も星々も、いつも私たちを
照らしてくれてありがとう。

すべての人が愛に満たされていきますように。

私の大好きな花たちに願いをたくして、
心を込めて。

******************

ジェルプリントは版画に近い手法で、専用のジェルシートにローラーで絵の具を幾層にも重ねながらベースの色を作り紙に写し取ります。
そして自分で描いた絵を切り抜いて作るシートをステンシルの要領でスポンジを使って色を乗せて。基本的に絵筆は使わずそのほかに、スタンプや空き箱、市販の立体シールやワイヤーのメッシュ、木の葉や枝などなど、なんでも使って色をつけて押してみたり、色や形を抜いて残してみたり。油絵でも水彩画でもなく自由に心の風景を映し出しています。

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★ジェルプリント「一粒万倍日に、夏至の夕陽」

2022年06月28日 | ジェルプリント

ジェルプリント

「一粒万倍日に、夏至の夕陽」

〜奇跡の瞬間〜


雨の予報だったから

夕陽のことはすっかりあきらめていた。


空には薄鼠色の雲がぶ厚く垂れ込めていて

時折気になって窓の外を

覗きこんでみるものの、風も吹いていないし

とうていこれが突然どこかへ

行ってくれるような気配ではなかったからだ。


日没は夜の8時半近く。

夕食を終えて、片付けをしていたら

地上低くに陽の光が差し始めた。


その突然が起きようとしていた。


取るものとりあえず、カメラだけを手にして

サンセットレイクパークへと向かう。


まさに水平線のような、地平線のような向こうに

丸が少しずつ半円になり、ほどなくして

完全にその姿が消えゆく瞬間だった。


海に夕陽がひとすじ映り込むさま。


放射状に光が飛び散るさま。


ほのかに陽の光が残り、紫色から宵闇に

溶けゆくさま。


天井なしの巨大スクリーンを

見ているようなそんな気分。


そうだった。


今日は一粒万倍日だった。

そして夏至だった。


太陽はいつだって光輝いていて

明日もまたおんなじように陽は昇る。

昨日の太陽と今日の太陽に違いはないけれど


それでも地球がこうして動いている限り

こちらから見えるその姿は

まったく同じ、なんて言いきれない。


そして、昨日の私と今日の私も違うはず。

だっていつも動いているんだもん

時計の針も、私も。


でも、海の向こうに沈んだ太陽も

朝にはまた新しく生まれていくように


一粒万倍日という縁起の良い日に

奇跡のように輝く夏至の太陽を見送って

私もまた新しく生まれよう。


******************


1、夏至のサンセット







2、夕陽色に染まりゆく







3、夏至の夕空









******************


ジェルプリントは版画に近い手法で、専用のジェルシートにローラーで絵の具を幾層にも重ねながらベースの色を作り紙に写し取ります。

そして自分で描いた絵を切り抜いて作るシートをステンシルの要領でスポンジを使って色を乗せて。

基本的に絵筆は使わず、スタンプや空き箱、市販の立体シールやワイヤーのメッシュ、木の葉や枝などなど、なんでも使って色をつけて押してみたり、色や形を抜いて残してみたり。油絵でも水彩画でもなく自由に心の風景を映し出しています。


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★ ✨ジェルプリント✨ 「星降る夜空とオーロラの下で」

2022年03月28日 | ジェルプリント
✨ジェルプリント✨
「星降る夜空とオーロラの下で」
〜美しい地球と壮大な宇宙からのギフト〜

山の頂きから見た星空は360度
まるで地球に降り注ぐかのようだった。

北極圏に近いからだろう、
不思議な樹のカタチ。
夜空の下で漆黒の美しさが
光に照らされて浮かび上がる。

すごく寒かったけれど
とてもとても静かな夜だった。 

まるで地球は眠りについたかと思うくらいに。

けれど。

午前2時前、大空にオーロラが突然現れた。

地球はそのエネルギーを大地に
そのまま受け止めていくかのように
呼応する。眠っているのではなく、
この瞬間も息づいているのだ。

一瞬一瞬、姿を変えゆくオーロラの下で
この青き星はともに輝いていることを
あらためて感じた瞬間だった。

こんな美しい星に生まれたことを
嬉しく思う。

果てしなく大きな空を見上げると
きらめく星々も登りゆく月も
沈みゆく太陽もいつも
どこにいようとも
私の人生とともにずっとある。

四季の自然と、地球の風景と。

オーロラをこの目で、この肌で感じた
感動と一緒に描くシリーズ。

1、オーロラと満天の星空






2、オーロラの虹






3、オーロラのカーテン






4、エメラルドグリーンのオーロラ






******************

基本的に絵筆は使わずに
ジェルプリントは版画に近い手法で
幾層にも色を重ねながらベースの色を作り
そして自分で描いた絵を切り抜いて作る
シートをステンシルの要領で
スポンジを使って色をのせてみたり。

そのほかに、スタンプや空き箱やら
市販の立体シールやワイヤーのメッシュ
木の葉や枝などなど、

なんでも使って色をつけて押してみたり
色や形を抜いて残してみたり。

油絵でも水彩画でもなく自由に
心の風景を映し出しています。
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★ ✨ジェルプリント✨ 「Snowdropスノードロップの風景」 〜春を告げる純白の花〜

2022年03月08日 | ジェルプリント
✨ジェルプリント✨
「Snowdropスノードロップの風景」
〜春を告げる純白の花〜

ようやく見つけた、春一番に咲いている
小さな花、スノードロップは

私のあこがれだった。

花を始めたばかりの頃の20代に知り
その名前の可愛さに胸がときめいた。

うつむきながら可憐に咲く姿、
雪のように真っ白な花弁と
根元のグリーンの点がかわいくて
ずっとずっと球根を探していたけれど

結局手に入ることもなく、かわりに
「スノーフレーク」というベルのような形の
花弁にグリーンの点が
花びらの先についている球根を
どこかで買ったのか忘れてしまったが
花壇に植えて毎年春になると
そのキュートな花をいっぱいに咲かしてくれていた。

けれど、ついに見つけた!

長年あこがれていたスノードロップが
ボタニカルガーデンにも、
すぐお隣さんちにも♪と嬉しくなってしまう!

日本なら、もうすっかり近くの公園には
ピンクの河津桜が咲き始めている頃だろうか。

近所では春一番に咲く
紅白の梅の花から始まり、ユキヤナギ
レンギョウ、淡緑色のヒュウガミズキ
マンサク、ロウバイなど
木に花をつける“花木”が先だが

ここでは球根系の花が早く咲く。

土からひょっこりとまず、
まっすぐに葉が顔をだすと
春の訪れのサインなのだと

ペンシルベニアのカントリーハウスで
マリアが教えてくれた。

ニューヨークのここでもそうだったのか、と
先日、NYボタニカルガーデンを
散歩していて気がついた。

つい数週間前からまでは
冬の風景だったのに、日に日に春の気配。

1番最初の黄色い絵がここ数日の
スノードロップ。

6、の1番最後にアップしたのが
まだ雪が残る2月、ブロンクス
 Mosholu Parkwayマーシャロウパークウェイの
大通りの白い大木と小さなスノードロップ。

1番後ろから時系列に並べてあり、
最初のものが最新の風景。

無彩色からだんだんと春めいて
日差しとともに色がついていく動きも
あわせて感じていただけるだろうか。


1、「春の光とスノードロップ」






2、「スノードロップと春の風」






3、「スノードロップの丘で」






4、「淡雪と春の気配」






5、「雪と夕焼け空のスノードロップ」






6、「大きな白い木と小さなスノードロップ」






#newyork #newyorkslowlife #gelprint#handmadestencil  #snowdrop #ニューヨーク#ニューヨーク的スローライフ#ジェルプリント#自作ステンシル#スノードロップ#早春の風景#毎日を大切に丁寧に#ナチュラルに暮らす#心豊かに生きる

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★ジェルプリント 「雪と氷の風景」 〜樹々の冬時間〜

2022年02月28日 | ジェルプリント
葉をすべて落とした樹々は
来るべく季節に向けて
準備をしているだけで

けっしてしおれているわけでも
枯れてしまったわけでもなくて

寒さに耐え、厳しい時を経て
春を待っているまっ最中

こんな時でもちゃんと命を
育んでいて

目には見えなくても、
大地からも水を運び
新芽の準備を着々と進めながら
地中深くにしっかりと根をおろす

枝と幹だけになる冬の楽しみは
「ヤドリギ」を見つけることだった。
透明な黄色やオレンジの実を
見つけると嬉しくて。
桜などの大きな木に宿り
ボールのように球体に葉を茂らせて
寒くても葉を落とすことのない
常緑樹に人々はパワーを感じたのだという

けれど、ここでは残念ながら
今のところ見つけることができず
もっぱら葉でできた「リスの巣」を
あちこちで見かけるようになった。

楽しみは変わったけれど

冬になったらすっかり葉を落とした裸樹を
描いてみたいとずっと思っていた。

ペンシルベニアのカントリーハウスの記憶、先日旅したマサチューセッツの雪景色、ニューヨークの暮らしの中からの風景を描いてみた。

1, 「Snow Fantasy 〜スノーファンタジー〜」






2,「ペンシルベニア カントリーハウスの記憶」
〜冬の三日月〜






3, 「マサチューセッツ 雪の中の白樺」
 〜Olivia’s Overlook オリビアズ オーバールックからの眺め〜






4, 「街がピンクに染まるブロンクスの雨氷」
〜レンガ色が氷に映って〜






5、「ペンシルベニア カントリーハウスの記憶」
〜つららのオブジェと冬景色〜






6, 「雪の日のニューヨーク」






今回はいつものアクリル絵の具に
メタリックの水彩絵の具をプラス。





雪や氷の透明感が表現するのにちょうど良かった。

4のブロンクスのピンク色は、
雨が降った後、気温が氷点下になると
そのまま雨が凍る雨氷が
うちのこの辺りは茶色のレンガ作りの
建物が多く、氷にレンガ色が映り込み
まるで花が咲いたように柔らかなピンク色になる。


(ペンシルベニアやマサチューセッツの
森の中では雪の色が映るのでただ透明な氷色)

一年に数回、朝カーテンをあけると
街に氷の花が咲いたようにピンクに
染まる、その色を描いてみたかった。






5のペンシルベニアのカントリーハウスの記憶、つららのオブジェは
去年の冬、雪が多くてものすごく
たくさんの大きなつららが
屋根からできたので、それをはずして
裏庭の丘に円形に立てて遊んだ思い出を。

粉雪だったり、風が強い日は
丘を走り抜ける雪のカーテンが美しく
自然が織りなす風景をいつまでも
眺めているのが好きだった。

寒がりの私は、冬はニガテだったのに
最近すっかり冷え性も治り
こちらの家の中もとても暖かいせいか
以前ほどキライではなくなったどころか
好きな季節の仲間入りをして

春夏秋冬、一年中の毎日を
心から楽しめるようになった。

冬の色は寒々しいと思っていたのに
こうしてジェルプリントで描いてみると、

空の青と、雪の白、樹の茶色、
常緑樹の深い緑のモノトーン的な
世界になるはずが、意外や意外。

厳しい冬色よりも
優しい世界観が表せたように思う。

それはきっと、私もまた樹々と同じように
春を信じて、楽しみに
待っているからに違いない。

#newyork #newyorkslowlife #gelprint#stencil #winterlandscape #ニューヨーク#ニューヨーク的スローライフ#ジェルプリント#自作ステンシル#冬の風景#毎日を大切に丁寧に#ナチュラルに暮らす#心豊かに生きる

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Gel Print ジェルプリント 「摩天楼の光と一緒に」 〜空高く、どこまでも。〜

2022年01月28日 | ジェルプリント
【ハドソンリバーから、三日月の摩天楼】

Gel Print ジェルプリント

「摩天楼の光と一緒に」
〜空高く、どこまでも。〜

日本だったらよく晴れた冬の日
小学校の屋上から遠くに“富士山”が見えたら

子どもながらにすごく嬉しくて
その日はなんだか
良いコトがありそうな気がしてた。

西へと向かう新幹線や飛行機の窓に張りついて
どうか見えますように、と
毎回祈るような気持ちだった。

春夏秋冬、どんな季節であっても
ありがたくて手を合わせたくなるような
気分になってしまう。

そんな日本での日々から離れた今、

私にとってスペシャルな気持ちになるのは
ここ、「摩天楼」である。
 
息子と同じ年代の若い子たちと共に
語学学校で学びサニーサイドに住んでいた
シェアハウス時代には
駅やホーム、道の向こうにきらめく光を見るたびに
毎日ときめいていた。

ブロンクスに移ってからは最初から地下鉄に
潜り込み、もはやど真ん中すぎて
地上に出ると高いビルの谷間。

そのシルエットを拝むことは
できなくなってしまった。

車でもハドソンリバー沿いに
マンハッタンに入るために全景を見るのは
なかなかないけれど

それでもいつもと少し道が違うと
ぼんやりと霞んだ
Sky scraper (スカイスクレイパー 摩天楼)を見つけることができて

そのたびに窓に張りついて
ウキウキとワクワクと心が踊る。

少しでも見逃したくない、
そんな気持ちは富士山の時と
なんら変わりがない、不思議なほどに。

まばゆいばかりの摩天楼の輝きとは
真逆なほどにこの街で生きていくのは
そんなにカンタンじゃない。

なんで日本人たちはこんな所に来たの?
あんないい国から?何が良いの?と
首を何度かしげられたことか。

時に厳しい現実が容赦なく立ちはだかり
まるで目の前に突然、
垂直にそそり立つ崖のように
現れたりして途方にくれてしまう。

街だってビックリするほどキタナイし
ネズミの死骸に何度ひっくり返っていることか、数日前もね。

さまざまな音のボリュームがスゴすぎて
にぎやかを通り越してうるさいし

いまだパンデミックのまっただ中で
みんなのココロもまだスッキリと晴れないけれど

それでも。

こんなにここに住む人々に愛され
世界のたくさんの人たちを魅了する街を
私はまだ知らない。

東京も同じ大都市でありながら
ぜんぜんこんなテンションじゃない。 

「I ❤️Tokyo 」なんていう 
T シャツやグッズがもしあったとしても
観光客でもない地元民が恥ずかしすぎて
着る勇気はないし

「東京音頭」を盆踊り以外の日常で
知らない人たちとシラフで
歌ったり踊ったりなんかできない。

学生時代
全国の県民会、府民会、道民会がくまなく
あってみんな集っては楽しそうなのに
“東京都民会”だけがなくて
え?なぜ…?結束力なし?と
なんだかショボくれていた。

それが「江戸っ子の粋」という
モノなのだとしたら
それはそれで大好きだけど。

そう、「江戸」はカッコ良くて
東京の誇りでもある。 
(ちなみにワタシは大阪生まれ、
東京育ちなので江戸っ子ではないけれど…)

一方で、ここに住む人たちは
老若男女関係なく、臆面もせずに

ローカルな場所でも仕事の行き帰りの
普段使いにヤンキースはもちろん
「I ❤️NY」やNew York の
ロゴ入りグッズを堂々と
しかもフツーに身にまとい

何かあるたびに大声で
フランクシナトラの
「ニューヨーク」を大合唱する。

地下鉄の車内で、ホームで、
道路で、スタジアムで。

その時の一体感たるや。

新参者のワタシだって
ちゃんとメンバーに入れてくれる。

日本での〇〇民会には
残念ながら参入できなかったけど

“ニューヨークシティ会”に入れたような気がした。

 
「Doesn’t matter who you are.」

キミが誰であるかなんて、関係ないのさ。

そんなでっかいほどの包容力が、
ここにはある。

冷たいのかと思ったら
どこまでもあったかい。

まるでツンデレのネコちゃんみたいだ。

だから私はまだこうしてここにいる。

そして緑色の
“自由の女神カード”を手にしたら

Welcome !Congratulations! 
ようこそ、おめでとう!と心から迎え入れてくれる。

長年住みなれた場所を離れ
言葉もカンペキとはほど遠いのに

たくさんの国や人種の人々から
どれだけ助けてもらっていることか、
今この瞬間も。

それでも今はまだコロナ禍真っ最中。

なかなか落ち着かなくて

一人で歩くのも緊張感が
抜けているワケじゃない。

残念なことに
アジアンヘイトだってまだ続いている。

コワイし、キタナイし
あったかいし、優しいし(笑)

そんな稀有で魅力的な場所を
いつか、畏れ多くも描いてみたいと思っていた。

私なりの精一杯の愛と感謝を込めて❤️




【イーストリバーから、満月の摩天楼】






【夕陽に輝く赤いマンハッタン】





【晴れの日の青いマンハッタン】





【朝霞の摩天楼】





【雪の日の摩天楼とセントラルパーク】





【スカイスクレーパーと銀色の雨】


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