【カウアイ島の青いイチジク】
なぜだか甘いものになると人格が変わってしまう。
ここ最近、そんなことを自他ともに認めるようになってしまった。
**************************
子どもの頃、母が着付け教室の先生をしていた。
毎週木曜日夜の9時頃、3姉妹連れ立って駅の改札に迎えに行くと
かならずおみやげを3つ用意してくれていた。
時には偉人シリーズの本。
時にはクマのぬいぐるみ。
そして、圧倒的に多かったのがお菓子だった。
同じお菓子ならぜんぜん問題ないのだが、
一番大変だったのが当時新発売で大人気だった
「ベロティチョコレート」だった。
絵柄がすべて違うのである。そしてそれがパッケージから
丸見えだから、とにかく好きな絵が描いてあるチョコが
ぜったい欲しくて、必死にジャンケンをする。
3人年子とはいえ、「わがまま姫」と呼ばれていた私は
妹たちの中でいばりくさっていた。
たとえ負けても、力づくで欲しいものを手に入れる。
妹2人は抵抗していたのだろうが、そんなことは
ちっともお構いなくムリやり交換をして、
かならずお気に入りをほおばっていた。
グリコのおまけとか、袋の中に入っていたシールとか
フタをあけてみないとわからないものはどうでもよかった。
それは見た目は同じなのだから、別に最後に手渡されても
まぁひとまず大丈夫。運を天にまかせる気持ちだ。
そして、どうしても欲しいおまけやシールは
中味を見てからとりかえてもらえばいいからあせる必要がない。
都こんぶ3つ、とかみんなにボンタンアメ1箱づつ・・・
なんて時にも順番なんかこだわる必要もない。
でも、違う種類が目に見えてわかる時には
むくむくともう一人の私が入り込む。
**************************
社会人となって、仕事をするようになった新人の頃、
差し入れのケーキなどがあると
決定権はもちろん最後の方となった。
年功序列なのは当然わかっているから、どうぞどうぞ!
私は最後でいいですから!と口では遠慮しているのだが
お目当てのケーキが選ばれていくときの悲しさ・・・。
心の中で、どうかショートケーキは
残りますように。と一生懸命に願うのだが、祈りむなしく
先輩のお皿にもらわれていったときの淋しさ・・・。
そんな無意識な思いに気が付いたある日、
3番目の妹NAOKOに思い切って打ち明けてみた。
「なんだ!そうだったの!じゃあこれから、
ファインのおやつの時間はKAORUさんが
一番先に取っていいわよ!」と言ってくれた。
私は遠慮がちに「みんなと同じなら、
最後でいいの。やっぱり社長が一番先にしてね。
でも1つ1つ違うときだけ…一番最初にしてくれる…?」
その日を境にファインでは洋菓子、和菓子を問わず
“アソートのスィーツはKAORUが一番先”という
新ルールができあがった。
**************************
そして去年、11月の話。
仲良しのメンバーとイタリアンを食べていた。
デザートタイムになった時、突然
「はい」といいながら
プリンやティラミス、ジェラートなどイタリアンスィーツを
次々にあ~ん、と口に運んでくれた。
そして、もう一人はオレンジやストロベリーなど
フルーツをあ~んとしてくれるのである。
いい大人なのにちょっぴりハズかしい…、と
思いながら結構嬉しいと思ったりして。
そして「この人(KAORUちゃんは)、姫だからね~」
という一言にまわりはシラっとするどころか、
そうそう、そうなのよね。みたいな雰囲気が
フツーにその場が流れていく不思議さに内心驚いていた。
続く去年の12月。
2泊3日の研修会に参加した時、時間がなかったから
お昼は買出しにいくことになった。
仕事があった私は、食べたいものをお願いした。
「えーっと…、野菜サンドがいいな。
それからね…」とここまでは迷いがちに。
その先、急に口調が変わった(らしい…)。
「木村やのむしケーキにして。それからキットカット。
あとは、カフェオレね!」と早口で
きっぱりとまくし立てた(らしい…)。
「うわ~!甘いものになったら突然
姫モードになっちゃったよ、KAORUちゃん…」
とたじろいでいるセリフでハっと我に返った。
あ、たしかに今、迷いなく言い切ってたかも。
あらあら…。子どもの頃からのクセが
知らず知らずに出ているのかもしれない。
敏感なスピリチュアルな仲間はそれを感じとるのか、
それとも、過去世で私がホントにわがままほうだいな時代に
ご一緒していたメンバーなのかわからないけれど、
確実にある一部の人たちは私の一瞬の変化モードを察知する。
そして、そのうちの一人が
「KAORUちゃんってさ、なんかメロンパンナちゃんみたい。
ちっちゃくてカワイイんだけど、顔にななめの線がはいってたりして
おしゃれなんだけど、意思がハッキリしてるの。
そして、パンチ強い!みたいなそんなキャラだよね」
と私のそんなできごともひっくるめて表現してくれた。
その話をいろいろなところですると、
けっこう大ウケでなのある。
**************************
そして、今月から本格的にスタートした
横浜の新しいオフィス、たくさんの会社が机を並べる
「プレア インターナショナルフロア」では
もうさっそく“アソートのスィーツはKAORUが一番先”という
ルールを採用して下さっている。
昨日、残り少ないおまんじゅうは
最優先にKAORUの机の上に置いてくれた
今日のファインでは社長よりも先に黒豆せんべいを持ってきてくれた…。
「あ、でもみんなと同じ時は最初じゃなくていいの…」
お菓子ルールをまだよく理解できていない人には
遠慮がちに、心持ち小さな声で説明する。
1ヶ月ほど前のファインでの仕事中、
無くしてしまったとあきらめていたアメジストの指輪を
手にして持って来てくれた。
「これKAORUさんの?」
「わ~、そう!もう見つからないと思ってた。
どこにあったの、この指輪」
と大喜びで聞いたら、表情も変えずに静かな声で
「お菓子箱よ」という返事が戻ってきてビックリした。
指輪が落ちたのも気がつかずに夢中でおせんべいを
選んでいたのかもしれないな。
そんな自分の姿を想像するだけで
やっぱりちょっと情けない。
**************************
そんな生活を送っていたせいなのだろうか、
春の健康診断でコレステロールが
正常値から高値になってしまって超ショック…。
どうやら善玉コレステロールが悪玉コレステロールに
負けちゃっているらしい。
中性脂肪も体重も体脂肪率もそれほど問題ないが
血液ドロドロ???メタボリック???
わ~ん、ヤバイ
先輩ヒーラーたちから、
とうとうお菓子禁止令が出されてしまった
いつまでも“わがままおやつ姫”モードを
引きずっているわけにはいかない。
カラダは着実に老化し肉体はおとろえはじめているのだ。
しっかり現実に向き合って、ちゃんと運動しよう
食生活も見直してみよう
いつも元気に動いてくれるこの体があってこそ、
今日も幸せな一日を終えることができるのだ。
今これから、コロの散歩。
カラダを意識して歩いてみなきゃね
なぜだか甘いものになると人格が変わってしまう。
ここ最近、そんなことを自他ともに認めるようになってしまった。
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子どもの頃、母が着付け教室の先生をしていた。
毎週木曜日夜の9時頃、3姉妹連れ立って駅の改札に迎えに行くと
かならずおみやげを3つ用意してくれていた。
時には偉人シリーズの本。
時にはクマのぬいぐるみ。
そして、圧倒的に多かったのがお菓子だった。
同じお菓子ならぜんぜん問題ないのだが、
一番大変だったのが当時新発売で大人気だった
「ベロティチョコレート」だった。
絵柄がすべて違うのである。そしてそれがパッケージから
丸見えだから、とにかく好きな絵が描いてあるチョコが
ぜったい欲しくて、必死にジャンケンをする。
3人年子とはいえ、「わがまま姫」と呼ばれていた私は
妹たちの中でいばりくさっていた。
たとえ負けても、力づくで欲しいものを手に入れる。
妹2人は抵抗していたのだろうが、そんなことは
ちっともお構いなくムリやり交換をして、
かならずお気に入りをほおばっていた。
グリコのおまけとか、袋の中に入っていたシールとか
フタをあけてみないとわからないものはどうでもよかった。
それは見た目は同じなのだから、別に最後に手渡されても
まぁひとまず大丈夫。運を天にまかせる気持ちだ。
そして、どうしても欲しいおまけやシールは
中味を見てからとりかえてもらえばいいからあせる必要がない。
都こんぶ3つ、とかみんなにボンタンアメ1箱づつ・・・
なんて時にも順番なんかこだわる必要もない。
でも、違う種類が目に見えてわかる時には
むくむくともう一人の私が入り込む。
**************************
社会人となって、仕事をするようになった新人の頃、
差し入れのケーキなどがあると
決定権はもちろん最後の方となった。
年功序列なのは当然わかっているから、どうぞどうぞ!
私は最後でいいですから!と口では遠慮しているのだが
お目当てのケーキが選ばれていくときの悲しさ・・・。
心の中で、どうかショートケーキは
残りますように。と一生懸命に願うのだが、祈りむなしく
先輩のお皿にもらわれていったときの淋しさ・・・。
そんな無意識な思いに気が付いたある日、
3番目の妹NAOKOに思い切って打ち明けてみた。
「なんだ!そうだったの!じゃあこれから、
ファインのおやつの時間はKAORUさんが
一番先に取っていいわよ!」と言ってくれた。
私は遠慮がちに「みんなと同じなら、
最後でいいの。やっぱり社長が一番先にしてね。
でも1つ1つ違うときだけ…一番最初にしてくれる…?」
その日を境にファインでは洋菓子、和菓子を問わず
“アソートのスィーツはKAORUが一番先”という
新ルールができあがった。
**************************
そして去年、11月の話。
仲良しのメンバーとイタリアンを食べていた。
デザートタイムになった時、突然
「はい」といいながら
プリンやティラミス、ジェラートなどイタリアンスィーツを
次々にあ~ん、と口に運んでくれた。
そして、もう一人はオレンジやストロベリーなど
フルーツをあ~んとしてくれるのである。
いい大人なのにちょっぴりハズかしい…、と
思いながら結構嬉しいと思ったりして。
そして「この人(KAORUちゃんは)、姫だからね~」
という一言にまわりはシラっとするどころか、
そうそう、そうなのよね。みたいな雰囲気が
フツーにその場が流れていく不思議さに内心驚いていた。
続く去年の12月。
2泊3日の研修会に参加した時、時間がなかったから
お昼は買出しにいくことになった。
仕事があった私は、食べたいものをお願いした。
「えーっと…、野菜サンドがいいな。
それからね…」とここまでは迷いがちに。
その先、急に口調が変わった(らしい…)。
「木村やのむしケーキにして。それからキットカット。
あとは、カフェオレね!」と早口で
きっぱりとまくし立てた(らしい…)。
「うわ~!甘いものになったら突然
姫モードになっちゃったよ、KAORUちゃん…」
とたじろいでいるセリフでハっと我に返った。
あ、たしかに今、迷いなく言い切ってたかも。
あらあら…。子どもの頃からのクセが
知らず知らずに出ているのかもしれない。
敏感なスピリチュアルな仲間はそれを感じとるのか、
それとも、過去世で私がホントにわがままほうだいな時代に
ご一緒していたメンバーなのかわからないけれど、
確実にある一部の人たちは私の一瞬の変化モードを察知する。
そして、そのうちの一人が
「KAORUちゃんってさ、なんかメロンパンナちゃんみたい。
ちっちゃくてカワイイんだけど、顔にななめの線がはいってたりして
おしゃれなんだけど、意思がハッキリしてるの。
そして、パンチ強い!みたいなそんなキャラだよね」
と私のそんなできごともひっくるめて表現してくれた。
その話をいろいろなところですると、
けっこう大ウケでなのある。
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そして、今月から本格的にスタートした
横浜の新しいオフィス、たくさんの会社が机を並べる
「プレア インターナショナルフロア」では
もうさっそく“アソートのスィーツはKAORUが一番先”という
ルールを採用して下さっている。
昨日、残り少ないおまんじゅうは
最優先にKAORUの机の上に置いてくれた
今日のファインでは社長よりも先に黒豆せんべいを持ってきてくれた…。
「あ、でもみんなと同じ時は最初じゃなくていいの…」
お菓子ルールをまだよく理解できていない人には
遠慮がちに、心持ち小さな声で説明する。
1ヶ月ほど前のファインでの仕事中、
無くしてしまったとあきらめていたアメジストの指輪を
手にして持って来てくれた。
「これKAORUさんの?」
「わ~、そう!もう見つからないと思ってた。
どこにあったの、この指輪」
と大喜びで聞いたら、表情も変えずに静かな声で
「お菓子箱よ」という返事が戻ってきてビックリした。
指輪が落ちたのも気がつかずに夢中でおせんべいを
選んでいたのかもしれないな。
そんな自分の姿を想像するだけで
やっぱりちょっと情けない。
**************************
そんな生活を送っていたせいなのだろうか、
春の健康診断でコレステロールが
正常値から高値になってしまって超ショック…。
どうやら善玉コレステロールが悪玉コレステロールに
負けちゃっているらしい。
中性脂肪も体重も体脂肪率もそれほど問題ないが
血液ドロドロ???メタボリック???
わ~ん、ヤバイ
先輩ヒーラーたちから、
とうとうお菓子禁止令が出されてしまった
いつまでも“わがままおやつ姫”モードを
引きずっているわけにはいかない。
カラダは着実に老化し肉体はおとろえはじめているのだ。
しっかり現実に向き合って、ちゃんと運動しよう
食生活も見直してみよう
いつも元気に動いてくれるこの体があってこそ、
今日も幸せな一日を終えることができるのだ。
今これから、コロの散歩。
カラダを意識して歩いてみなきゃね