【横浜港の夜景】
一方的に、日記のように思いつくまま
気ままに発信し続けるブログを始めてかれこれ5年目。
なかなか更新しなかったり、
月初めにマンスリーメッセージを
楽しみにして下さってるがわかっているのに
アップしていなくて、アクセス数だけ上がっていたりする時、
わ~ん、みなさまホントにゴメンなさいって
ブログに向かって謝ってたりする。
そしてコメントを頂くのって、ホントに嬉しい。
直接お会いしたときに、感想をいただく場合もあるし
パソコンのメールで感想を頂いたり、
携帯メールにご自分なりのエピソードを
送ってくださる場合もある。
**************************
つい数日前に頂いたメールは、
北海道に住む方から、残暑お見舞いとともに
3枚の添付ファイルがついていた。
うち2枚は8月のマンスリーメッセージの感想と、
カナダで撮った「ヒトリシズカ(一人静)」。
“カナダ産一人静”の方がガッチリとして存在感がある。
もう1枚は、ご自宅の庭で咲いているという
「ねじり花(お花の世界ではネジバナと呼んでいます)」
可憐なピンク色で、すっくと咲いている姿と一緒に
「小さな本当にかわいらしいお花です
今年は雨が多くって
本当に10センチくらいの背丈ですが
子供の時から大好きなお花です
見てくださいね」と
思いがつづられていた。
**************************
北海道には竹がないのだそうだ。
笹のような細いのはあるけれど、
よく見かける竹林と呼ばれるスタイルはないのだとか。
筍狩りも、クワで掘るのではなく
笹の子?のように手でポキっと折るのだと
教えてもらったことがある。
本州とは気候が違うだけでなく
植生も違うのだと、ちょっと驚いた。
そんな中、私にとっても思い出深い
「ねじり花(ネジバナ」は、
北海道でもたくましく生きているんだ!と
新しい発見で、とっても嬉しくなった。
**************************
私が初めて見たのは、
我が家の屋上の盆栽の鉢の中。
今から約20年ほど前のこと。
父が親戚から譲り受けて
大切にして、毎日毎日手入れをしていた。
娘たちも交代で朝晩の水やり当番が回ってきていた。
もしかしたら、当時仕事をしているような
していないような状態の私は
結構、ほかの妹達よりも多く手入れを手伝って
いたのかもしれいない。
お花を勉強し始めたばかりで
知識も少ない中、ある時
ピンク色の可憐な花が咲いているのに気がついた。
「なにこの花~?見たことないけど
雑草にしては本当にかわいい!
お父さん、この花は摘まないでね!」とお願いをした。
そうそう、「スミレ」も白や紫、薄紫などが
盆栽の鉢の中に咲くと、
「あっ!これも取らないで!」とお願いするので、
ほかの雑草と一緒に摘んでしまわないように
いつも注意しないといけなんだよ、と
父は、ハハハと笑いながら
小さなスミレとネジバナだけは
残してくれていた。
うっかり手をかけそうになると
私の顔が浮かんで、そっと手を離していたのだろうか?
そういえば、久々にそんな会話を思い出した。
**************************
ほどなくして、
そのらせん状に花をつける雑草というか野草は、
「ネジバナ(捩花 )」と呼ぶらしい、ということがわかった。
どこらか種が飛んできたのか、
はたまた最初から土中からの眠りから
目覚めただけなのか、わからないけれど
いずれにしても、
東京のビルの屋上にしっかりと根をおろして
しかも、
そのあまりのかわいさから、そっとしておきたくなる
ぐらいのけなげは立ち姿なのである。
注意してみると、
6月から7月中旬ぐらいまでだろうか、
初夏になると公園や植え込みなどで
ひそやかに咲いてるのを見つけることができる。
近年では、時折お花屋さんにも
出回るようになってきた。
**************************
その後、調べてわかったのだが
「ラン科」なのだという。
え???あの胡蝶蘭とかカトレアと同じ仲間?
どちらかというと地味で素朴な姿なのに?
でも、じっとその小さな花を覗き込んでみると
たしかに花の構造はまったくのランそのものなのである。
なんだかシンデレラと出会った気分だった。
**************************
そして!
今日このブログを書いていての大発見!
別名 捩摺(もじずり)と言うのだそうだ。
その言葉聞いたコトある!
と思ったが、やはりそうだった。
百人一首にでてくる有名な短歌に登場する。
「陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに
乱れそめにし 我ならなくに 」
(みちのくの しのぶもぢずり たれゆゑに
みだれそめにし われならなくに)
(河原左大臣(かわらのさだいじん)
時代は今から約1200年前の西暦800年代の
古今集に「もぢずり」として詠まれているのだそうだ。
〔どんな花か知りたい場合はコチラで♪〕
http://www.hana300.com/nejiba.html
**************************
1000年以上も人々に愛され、
高貴な出身にもかかわらず、
自慢したり
自己顕示欲も自己主張も強いわけでもなく、
なのに、
北海道から九州まで日本全国を制覇している。
誰の庇護を受けるわけでもなく、
誰かをあてにするわけでもなく、
たくましく自生し、果てはヒマラヤにまで
生息するのだという。
その姿は、
小さくてもしっかりとらせんを描いて
天を目指す。
キュートなピンクで、思わず周囲を笑顔にする。
だから思わず、
抜いてしまおう、という気持ちを
一瞬にして消失させてしまう魅力の持ち主なのだ。
**************************
すごい、やっぱりお花って
私もそんな風になりたいな。
強く、たくましく生きていかなきゃね
そして、自分が歩いてきた道のりを
後悔しないで誇りを持っていこう。
この先の未来は、いつだってわからないけど、
不安だって、山ほど抱えちゃうけど、
今、枯れちゃうわけにいかないもんね。
私もネジバナさんみたいに
誰のせいにもしないよ。
いつだって、自分で選んで
最後は自分で決めて、
そして進んできたんだもん。
だから、
晴れの日だって、雨の日だって、
嵐の吹き荒れる時にも、凪の穏やかな日和の時にも、
自分らしく生きていくしかないよね
たった一度の、大切な大切な人生だからね
一方的に、日記のように思いつくまま
気ままに発信し続けるブログを始めてかれこれ5年目。
なかなか更新しなかったり、
月初めにマンスリーメッセージを
楽しみにして下さってるがわかっているのに
アップしていなくて、アクセス数だけ上がっていたりする時、
わ~ん、みなさまホントにゴメンなさいって
ブログに向かって謝ってたりする。
そしてコメントを頂くのって、ホントに嬉しい。
直接お会いしたときに、感想をいただく場合もあるし
パソコンのメールで感想を頂いたり、
携帯メールにご自分なりのエピソードを
送ってくださる場合もある。
**************************
つい数日前に頂いたメールは、
北海道に住む方から、残暑お見舞いとともに
3枚の添付ファイルがついていた。
うち2枚は8月のマンスリーメッセージの感想と、
カナダで撮った「ヒトリシズカ(一人静)」。
“カナダ産一人静”の方がガッチリとして存在感がある。
もう1枚は、ご自宅の庭で咲いているという
「ねじり花(お花の世界ではネジバナと呼んでいます)」
可憐なピンク色で、すっくと咲いている姿と一緒に
「小さな本当にかわいらしいお花です
今年は雨が多くって
本当に10センチくらいの背丈ですが
子供の時から大好きなお花です
見てくださいね」と
思いがつづられていた。
**************************
北海道には竹がないのだそうだ。
笹のような細いのはあるけれど、
よく見かける竹林と呼ばれるスタイルはないのだとか。
筍狩りも、クワで掘るのではなく
笹の子?のように手でポキっと折るのだと
教えてもらったことがある。
本州とは気候が違うだけでなく
植生も違うのだと、ちょっと驚いた。
そんな中、私にとっても思い出深い
「ねじり花(ネジバナ」は、
北海道でもたくましく生きているんだ!と
新しい発見で、とっても嬉しくなった。
**************************
私が初めて見たのは、
我が家の屋上の盆栽の鉢の中。
今から約20年ほど前のこと。
父が親戚から譲り受けて
大切にして、毎日毎日手入れをしていた。
娘たちも交代で朝晩の水やり当番が回ってきていた。
もしかしたら、当時仕事をしているような
していないような状態の私は
結構、ほかの妹達よりも多く手入れを手伝って
いたのかもしれいない。
お花を勉強し始めたばかりで
知識も少ない中、ある時
ピンク色の可憐な花が咲いているのに気がついた。
「なにこの花~?見たことないけど
雑草にしては本当にかわいい!
お父さん、この花は摘まないでね!」とお願いをした。
そうそう、「スミレ」も白や紫、薄紫などが
盆栽の鉢の中に咲くと、
「あっ!これも取らないで!」とお願いするので、
ほかの雑草と一緒に摘んでしまわないように
いつも注意しないといけなんだよ、と
父は、ハハハと笑いながら
小さなスミレとネジバナだけは
残してくれていた。
うっかり手をかけそうになると
私の顔が浮かんで、そっと手を離していたのだろうか?
そういえば、久々にそんな会話を思い出した。
**************************
ほどなくして、
そのらせん状に花をつける雑草というか野草は、
「ネジバナ(捩花 )」と呼ぶらしい、ということがわかった。
どこらか種が飛んできたのか、
はたまた最初から土中からの眠りから
目覚めただけなのか、わからないけれど
いずれにしても、
東京のビルの屋上にしっかりと根をおろして
しかも、
そのあまりのかわいさから、そっとしておきたくなる
ぐらいのけなげは立ち姿なのである。
注意してみると、
6月から7月中旬ぐらいまでだろうか、
初夏になると公園や植え込みなどで
ひそやかに咲いてるのを見つけることができる。
近年では、時折お花屋さんにも
出回るようになってきた。
**************************
その後、調べてわかったのだが
「ラン科」なのだという。
え???あの胡蝶蘭とかカトレアと同じ仲間?
どちらかというと地味で素朴な姿なのに?
でも、じっとその小さな花を覗き込んでみると
たしかに花の構造はまったくのランそのものなのである。
なんだかシンデレラと出会った気分だった。
**************************
そして!
今日このブログを書いていての大発見!
別名 捩摺(もじずり)と言うのだそうだ。
その言葉聞いたコトある!
と思ったが、やはりそうだった。
百人一首にでてくる有名な短歌に登場する。
「陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆゑに
乱れそめにし 我ならなくに 」
(みちのくの しのぶもぢずり たれゆゑに
みだれそめにし われならなくに)
(河原左大臣(かわらのさだいじん)
時代は今から約1200年前の西暦800年代の
古今集に「もぢずり」として詠まれているのだそうだ。
〔どんな花か知りたい場合はコチラで♪〕
http://www.hana300.com/nejiba.html
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1000年以上も人々に愛され、
高貴な出身にもかかわらず、
自慢したり
自己顕示欲も自己主張も強いわけでもなく、
なのに、
北海道から九州まで日本全国を制覇している。
誰の庇護を受けるわけでもなく、
誰かをあてにするわけでもなく、
たくましく自生し、果てはヒマラヤにまで
生息するのだという。
その姿は、
小さくてもしっかりとらせんを描いて
天を目指す。
キュートなピンクで、思わず周囲を笑顔にする。
だから思わず、
抜いてしまおう、という気持ちを
一瞬にして消失させてしまう魅力の持ち主なのだ。
**************************
すごい、やっぱりお花って
私もそんな風になりたいな。
強く、たくましく生きていかなきゃね
そして、自分が歩いてきた道のりを
後悔しないで誇りを持っていこう。
この先の未来は、いつだってわからないけど、
不安だって、山ほど抱えちゃうけど、
今、枯れちゃうわけにいかないもんね。
私もネジバナさんみたいに
誰のせいにもしないよ。
いつだって、自分で選んで
最後は自分で決めて、
そして進んできたんだもん。
だから、
晴れの日だって、雨の日だって、
嵐の吹き荒れる時にも、凪の穏やかな日和の時にも、
自分らしく生きていくしかないよね
たった一度の、大切な大切な人生だからね