KAORU♪の「気ままなダイアリー」

KAORU♪が見つけたステキな風景、出会ったおもしろいできごと、おいしい料理などを“気が向いた時”にご紹介します。

★夕陽の丘を見ながらおうちごはん♪

2020年03月31日 | Kaoru ♪の【New York 的スローライフ】
Bucatini Bolognese with Pecorino Romano that Maria made for dinner.
 
マリアの作るイタリアンの夜ごはん。






ブカティーニのボロニェーゼソース。

みじん切りの玉ねぎ、セロリ、にんじん、
ひき肉を順に炒め、トマトソース、
ナツメグとミルクで煮込む。

そして
白ワインでさらに煮込むこと3時間。
ミートソースみたいだけど、
やっぱり違う。






そして、中が空洞の太めの
ブガティーニの歯ごたえがまたいい。

チーズはペコリーノロマーノ。

アンティークショップで買ったという
かわいいチーズグライダーで
塊をくるくる回してパスタの上に。








もちろん、
じっくりローストしたアーモンドたっぷり、
いつものルッコラとグレープと
ゴートチーズのサラダも一緒に。






時間をかけて 
ゆっくりと丁寧に作ってくれた
家庭の味は心まであったかい。






夜の7時を過ぎてもまだ明るい今日この頃。

夕陽の落ちる丘を見ながら
おいしいおうちごはん。

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★プライスレスな時

2020年03月29日 | Time in ニューヨーク
風になびく霧雨のカーテン。
音もなく丘に、林に 
流れていくさまも美しい
小雨模様の日曜日のペンシルバニア。

さっそくに、ブロンクスのアパートメントから
持ってきてもらったミシンでソーイング。

マムが愛用していたという
キルトのベッドカバーに
穴があいているんだけど
捨てるにはもったいないのよ。

Kaoru、ちょっと2階にあがって見てくれる?
これ修理できるかしら?とマリア。

同じ生地を使った4つある
ピローケースの1つを使って
(パッチワークのように埋めていけば)
なんとかなりそうかしら?

ベッドの上に広げられた美しく華やかな色のカバー。
大きく破れた穴からは驚くことに
ナチュラルなコットンがのぞいている。








その昔、子どもの頃にお布団が破れると
こんな感じのよれた綿花が
のぞいていたのを思い出した。

今どきのキルトの中味は化繊の素材か、
羽毛か。だから生成りの天然コットンが
こんなに使われているのを
久しぶり見たような気がする。

確か、アンソロポロジーだかどこかの
ブランドだったと思うわ。

マムのお気に入りだったのよ、と言う。

素敵な色づかいは見ているだけで
気持ちも明るくなっていく。

ピローケースに思いきってハサミを入れ
糸をほどいたり布をはずしたりしながら
それぞれのパーツに一度バラバラに戻して

それらをもう一度破れた場所に当てて
ひと針ずつ修復しながら
新しい命を吹き込むような作業。








マムとはここで一緒に過ごすことは
できなかったけれど、もう一度
紡いで繋がっていけたような気がして。










100年も前に建てられたのだという
この美しいハウス。
15年以上前からここで休日を過ごしていた
というファミリーの思い出が
あちこちに散りばめられたこの場所。

今日は朝から、倉庫を大掃除。
ホコリだらけになって気がついたら
2時を回り、おなかがすいて
ランチを食べようと思ったら停電。

この辺りは良くあるんだとか。

テレビもネットもなくて
細かな霧雨に包まれてさらに静かな時間。

日が落ちて冷え込む前に
なんとか間に合うといいけれど。 と
願っていたけれど、結局キャンドルの光で

私は味噌汁ごはん。
2人はバーベキューグリルで
ハンバーガーとホットドッグ。
緊急時にはそれぞれの国の代表料理で
しのぎたくなるものらしい。

昨日はご飯とサバの塩焼きとワカメスープと
和風ドレッシングのサラダ。
それから小芋のスパイシーグリル。

今日のディナーはマリアが
ボロニェーゼ(ボロネーゼの発音通りに
カタカナにするとボロニェーゼ)
の予定だったのに。
3時間ほどコトコトと煮詰めていく
定番のイタリアンおうちごはん。

ミートソースのようだけど、別モノ。
このボロニェーゼにかける
気合いというか、意気込みやこだわりが 
ハンパない。これは明日のお楽しみに。

私は日本の家庭料理、韓国風や中華を。

マリアとリオはイタリアン、メキシカン、
南米やトルコ料理など
それぞれの得意料理を気が向いた人が作る
のもまた楽しみのひとつ。

そして毎日、ブレックファーストの後に
掃除やら本を読んだりメールをしながら

お昼前後から始まる州知事の
クオモさんの会見を聞くのが
すっかり日課になっている。

淡々と現在のニューヨーク州の状況と
対処法を述べた後に、

ニューヨーカーたちに呼びかける言葉は
とてもシンプルで英語を母国語としない
私のような移民たちにもわかりやすくて、
それを聞くのが私のここ最近の楽しみのひとつ。

(政策やら政党とか力関係とか、

これまでの背景のことやら、

今後の采配のことはよくわからないので、

それはさておき。

聞き取れるところだけ、英語の勉強と思って。)


またたく間に、世界で一番の
ホットスポットにある今
緊迫する医療現場とまだまだ先が見えない
厳しい現状は予断を許す状態ではなく
日に日に深刻度が増していき

知事もみんなも本気だ。

そんな中で、
昨日は家で過ごす人々へのメッセージ。

毎日外出られず、きっとストレスが
たまっていていることと思う。

ウチの娘も、もちろん彼女の会社も休みだから
家にいて、おかげでたくさん話しをする時間ができたよ。
犬のキャプテンともたくさん遊ぶ時間ができて嬉しいよ。
日頃は忙しくてなかなかそんな時間もなかったからね。

家族と過ごすそんな時間はまさにプライスレスだよ。

1人で暮らしている人は、
家族や友だちと電話やメールで
連絡を取り合ってほしい。

この時を使って、
いつか自伝を書いてみたいと
思っていた人はぜひ書いてみて。

いつか時間ができたらやろうと
思っていた趣味のことだったり。

こんな時間はめったにあることではないから、
有効に使っていこう!

と力強いのに自然体。
しっかりと自分の言葉で。

丁寧な言葉使いで完璧なまでの
原稿を読み上げるでもなく、
堅苦しくもなく、機械調でも
命令調でもなく、かといって
フレンドリーすぎる雰囲気でもなく

自分の事もまじえながら
共にみんなで乗り越えていこう!という
姿勢が伝わってきて思わず引き込まれてしまう。

New York’s though outside!
New York’s soft inside!

ニューヨーカーは外側はタフでたくましく
内側はしなやかであれ!とは

おとといの質問してきた
ニュースキャスターへの返答のセリフ。

先週には

I love New York!
We love New York!

白人も黒人もユダヤ人もイスラム教の人々も、
スパニッシュもアジアンも
ここでは関係ない。
みんな一緒に乗り越えよう!


画面には「I ❤️NY」のロゴが掲げられている。

New York loves you!

ニューヨークは君を愛している!



ズキュンときてテレビの前で思わず泣いた。

やっぱりここいたって、
どこにいようと
誰もが不安な日々を過ごしている。

今、医療の最前線でいるであろう
ナディアはどうしているだろう。

SNS やニュースで次々に流れてくる
想像を超える現場で命をかけて
人々を支える方々へ感謝と
尊敬の思いを抱きながら、

プライスレスなこの時を
かけがえのない、今この瞬間に。

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★Stay home!Stay safe!

2020年03月27日 | Time in ニューヨーク
パンプキンパイはホイップクリームと一緒に。

マリアもリオも、パンプキンパイ食べる?と
それぞれに聞いたら
ホイップクリームある?と聞いてきた。

もちろん好みにもよるけれど、
基本はこれがセットになっているのだそう。
シナモンパウダーもほんのすこしだけ。

Actually,I am not pumpkin pie person だけど、
ホントはそれほどパンプキンパイが
好きなわけではないけれど…

コレはオイシイ!
売ってるのと完璧に味が違う!

マリアにもVery good pie!と

食べなれた2人から、美味しい❣️
頂きました(๑>◡<๑)ノ✨

今日もStay home !で
まもなくやってくる本格的な春のために
長靴をはいて庭仕事。






そして壊れた樋(トイ)を直す
お手伝いをしたり。

家の前のまっすぐな道を行くと
小さな小川と滝。
樹々の間からは夕陽の木漏れ日。






近くの湖には枯れ木が圧倒的な存在感で
水面に映っていた。








夜のとばりがおりると丘の向こうに
細いお月さまと強い光の惑星。






満天の星空を眺めてから眠りにつこう。

今目の前にある
周りに誰もいない静かな自然の中と、

すぐそこにある
信じたくない現実と。

でも、まぎれもなく
夢でも幻でもない世界で起きている
数々の出来ごとに、今私ができるのは

とにかく
カラダは家にいること。

けれど
思いと祈りは世界をかけめぐっていく。

どうか皆さまも、Stay safe で。
いつかまた、どこかで会える日まで。






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★雪解け水の音とパンプキンタルト

2020年03月26日 | Kaoru ♪の【New York 的スローライフ】

ようやく晴れて青空。


降り積もった真っ白な雪は

あっという間に解けて


あたりは雪解け水の

せせらぎの音であふれている。





曇り空の時はなんにもする気が起きなくて


本を読んだりちらっと英語の勉強を

してみたものの

どれも身が入らないままで。


けれど今日は、掃除機をかけてみたり

湖までお散歩して風の音や鳥の声、

そして丘から流れ落ちる

清らかな水の音に耳をすませて深呼吸。











そして、午後からパンプキンタルト作り❣️










ホリディシーズンに作りそびれて

アパートメントの棚の奥にしまい込まれていた

オーガニックのパンプキン缶と


誕生日の時に結局使わなかったタルト生地


それからずっと前にマリアんちに持ちこんで

そのまま使わずにいたパイシートも

マンハッタンから持ってきた。


この間の生クリームの残りも使って。




キッチンにストックしていたものを

総動員して大掃除がてら作る

手作りスィーツ。


材料をただ混ぜて流し込んで焼いただけの

シンプルなものだけど、


クローブやシナモンパウダーを入れて

ちょっと塩味の効いているタルトのと

コンビネーションはアメリカらしい味。







ビーバーが住んでいるという湖を見ながら


熱々なアールグレイと一緒にティータイム。





早春のペンシルバニア


雪解けの水の音を聞きながら。



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★時を越えて、海を越えて

2020年03月24日 | Time in ニューヨーク
イタリア製の古い食器棚には
ファミリーの長い歴史がたっぷり詰まっている。

マリアが何回も説明してくれる。

イギリス、スェーデン、ドイツ、ロシア、オランダ、トルコ…
たくさんの思い出と一緒に
ひとつひとつを愛おしむように。

私はまるでアンティークミュージアムを
眺めるような気持ちでこの棚をのぞき込むのが、
ここ数日の楽しみになっていた。

すると、昨日のこと。

そうそう、これは日本から来たお皿よ。

ブロンクスに持って帰ったらいいわ、と
奥から引っ張り出してテーブルに並べた。

マムのいとこが、第二次世界大戦後の
1950年代にミリタリーにいて
日本から持ってきたものだという。

力強い金色の龍。






指でそっと触ってみると
オレンジとグリーンの背びれの部分や
黄色のフチ部分は盛り上がっていて手書きらしい。

顔も良く見ると全部違う。






んー、日本らしいデザインかといえば、
ちょっと違うような?中国っぽいけど、
と思いながらひっくり返すと赤い文字で

たしかに、Japan と印刷してある。






70年も前に漢字ではなく英語が使われているのは、
もしかしたら米軍基地用に作られたものかもしれない。
いろんな思いをめぐらしてみる。

そしてその昔、
お父さんがバミューダ諸島に海軍として
赴任していた時にマムが使っていたという
バラとタイサンボク(マグノリア)のティーカップ。






バミューダはイギリス領で
アフタヌーンティの習慣があり
一人ひとり違うカップを持って
お茶をしたらしいのよ。と教えてくれた。

これはヨーロッパ製なのだろうか、
色合いがとても美しく






特にこのマグノリアのブルーと
紫のカップを何度か棚から出しては
うっとりとしていた。






これはどこで作られたのかしらね?
マリアが裏をひっくり返すと、

HAND PAINTED 
MADE IN JAPAN 

と描かれていた。

なんと、日本製。





遠い昔、日本から海を渡りカリブ海のバミューダ島へ。
そしてイギリス式のアフタヌーンティのために
アメリカンマリーン(海軍)たちの
ファミリーが愛用し、

そしてニューヨークを経て
ここペンシルバニアのカントリーハウスの棚で
長いこと眠っていたなんて。

そして今、日本人である私のもとに。

同時に古きMade in Japan の
中国風から西洋風までの幅広さにも驚くばかりである。

なんだか感慨深い。

東京のうちから一番近い神社が龍神さまで、
息子が少年野球時代の頃からお祭りやら
新年の挨拶などでとてもお世話になっていて
ご縁がぐっと近くなり、その後も
毎月、1人で、時には母と一緒に、
または友だちを連れてお参りに行き、

年越しはここでカウントダウンをして
初詣、お札と破魔矢を買い

町内会の有志の方々が振る舞う樽酒に
自分で塩を盛って升の角からグビっとして
さらにおしるこを頂く、というのが
楽しみで私の生活の一部になっていた。

ニューヨークに来て、
すっかり離れてしまっていたのに

急に龍神さまが目の前に現れてくれたようで
気持ちがふわっと温かくなった。

しかも金色に輝いて。

ましてこのタイミング。

ニューヨークが世界の中心地になるのも
時間の問題と言われている、

世界中が不安なこの時に。

大丈夫だよ、と励ましにきてくれたような

そんな気がしてなんとも心強い。

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★ロックダウンギリギリ!ペンシルバニア再び

2020年03月22日 | Time in ニューヨーク
NYロックダウンギリギリ!!!

マンハッタンからペンシルバニアへ。

先週木曜日からニューヨークに戻り
数日間は用事を済ませたり
必要なものを買い揃えたり

ここまで長く滞在することになると思わずに来たので、

クスリや生活用品などを取りに帰り


再びのカントリーハウス。


ガランとしたミッドタウンを抜けて
ブロンクスのアパートメントに
短い時間立ち寄り、炊飯器やら、調味料やら、
着替えなど必要なものを取りに行った。







しばらく留守にするから
何かあったらよろしく、って
向かいのカルロスに挨拶しておこう。

そして、ちょうどのタイミングだったのか
カルロスと奥さんのナディアと会えて
4人でしばしの間、おしゃべりをした。

縦一列、たまたまなのか偶然か、
昨日見たホールフーズの店の前で並ぶ列のように
それぞれに1mづつ間隔をあけて

真向かいのドアをあけたまま
お互いの近況を報告しあう。

ウチはこれから
ペンシルバニアに行くところで
何かあったら連絡してくれると助かるよ。電話番号交換しよう。


もちろんだよ、と快諾してくれた。

良かったらガーデンで
植えたいものがあればボクがやっとくよ!
畑がお隣同士になったからね。

ウチらは、仕事は休みにならず
地下鉄で2人とも通っているよ。
電車の中はすっかりすいているから助かるよ。

ナディアは、
ホスピタルでの勤務で、
来年まで旅行は禁止になったのよ。
どこも行けないわ、これも仕方ないわね。

と笑ったあとに、少し真顔で

私たちは一度、
すべてをストップする必要が
きっとあったのよ。という。

(ニューヨークでは)家賃も年々上がり
続けとどまることがない。 
光熱費も電気代もすべてだよ。

だからまたもっと働き続けるしかない。

けれど、
ここで全部にストップがかかり
上がり続ける生活費をほとんどの人が
もう払えない。
それらをどうするのか、
一度立ち止まって見直す時がきたんだよ、 とカルロス。

確かに、

昔からニューヨークに住んでいた人々や、
多くの人々に愛されてきた老舗の銘店も 
近年の高騰する家賃を払えず、
繁盛店でさえも高騰する更新料を払えずに
どんどん撤退するニュースを耳にする。

保険のこともしかり。

移民の問題もしかり。

日本とはまた違う、ここならではの
さまざまな案件を抱えていて
それらに真正面から向き合っていく時が
始まったのかもしれない。

ここに来て今年で5年目。
移民の側である私はただその動向を
見守っていくしかないけれど

テレビでさかんに言っている言葉、
ハイウェイのあちこちに電光掲示板にも表示された

Stay home 
お家にいよう!

は移民に関係なく、私自身、みんなのテーマ。

大きなストップや足止め、
破壊の後にはまちがいなく

再生と誕生が待っている。

今はじっとSweet home を整えて
来たるべく時に備えておこう。






これが落ち着いたらガーデンでみんなで
バーベキューしよう!!!と
カルロスファミリーと約束して
お別れをした。

最前線の医療現場で看護にあたるナディア。

ロックダウンギリギリに田舎に疎開する私たち。

なんだか本当に戦時中のようで、
ちょっとせつなかった。

けれど、また穏やかな日々がかならず訪れる。
そう信じて明日を待とう♪

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★外出禁止直前のニューヨーク

2020年03月22日 | Time in ニューヨーク

Just a few blocks from Rockefeller center on fifth avenue ,Times Square and Chrysler building on March 21st 2020.


土曜日の夕方のニューヨーク。

こんな5番街は見たことがない!

写真撮って!と

運転しながら大興奮のリオ。



どこもニュースで見た光景そのまま。

ジャパニーズスーパーマーケットで

食料を買った帰り道。


ガランとしたタイムズスクエアで

記念撮影する人たちもいたけれど

降りる勇気はナシ。







今日はこれから再びペンシルバニアへ♪


ホントはホールフーズマーケットにも寄りたかったけど

1m間隔で並んで待ってたからあきらめた。


ジャパニーズフードは在庫は

通常通りでなんでも揃ってる。


マスク姿の人も少し増えて

できるようになって良かった


早く終息しますように♪







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★自分でマイバースデーケーキ

2020年03月17日 | Kaoru ♪の【New York 的スローライフ】
55回目のバースディケーキは自分で手作り♪

前日の買い出しで、 
明日のケーキどうする? 
好きなのここから選んで!と言われて、

レジ前の冷蔵ケースに無造作に置かれた
プラスチックケースに入っている
カットされたケーキをチラッと見たけど…

ん〜。頭の中で味をシュミレーションしてみる。
きっと食べきれなくて、
少し食べて結局捨てちゃうんだろうな。

そう思ったと同時に

自分で作りたい!と言っていた。

でも自分の誕生日ケーキを自分で作るなんて、 
なんか申し訳ないわ…とマリアは言うけれど

美味しいケーキ屋さんのなら嬉しいけど、
スーパーの何日も前から置いてあっても
不思議ではないのをわざわざ買うくらいならなぁ。

それに時間もたっぷりあるし♪

じゃあ、
食べたいケーキを自分で作ったらいいよ、と
言ってくれて生まれて初めて、
自分のために手作り。

ハッピーバースデー、ワタシ。と
言いながらイチゴたっぷり、
大好きなショートケーキを。


ディナーは何が食べたい?

ブロッコリーロブ
(菜の花のようにつぼみのついた
茎の細くて長いブロッコリー。ほろ苦い味)と

イタリアンソーセージの
オレキャッティが食べたい!!!と即答。

これは、マリアもリオもジョニーも
ファミリーの誰が作っても
美味しい大好きなイタリアンごはん。








お父さん側のファミリーが
イタリアのかかと部分の
Puglia プーリア出身で
この地域の料理なのだそう。

ミラノ風、ローマ風、ナポリ風…は
日本でもなじみがあるけれど

プーリア風は聞いたことがない。

だからか、このパスタもここに来てから
このファミリーに教えてもらった味。

生のイタリアンソーセージの皮をはずして、
中味だけを取り出して使うのがポイント。
そっちの方がソーセージの味がよく出て
美味しいのよ、という。

道ではイタリアのお母さんたちが
細長く伸ばしたパスタ生地を包丁で
トントンと切っていくそばから
同時にもう一つの手で耳たぶ状に形づくる。

まるで機械のように
ものすごい速さなのよ、
それが日常のよくある光景だったのだと
教えてくれた。

ハウスの中を大掃除しながら
思い出の品が後からあとから出てきては、
マリアはファミリーの懐かしい話を聞かせてくれる。

Kaoru !見てコレ!と興奮して リオが持ってきたのは古いロシア語の書かれたボトル。
中にハーブが一本入っている。

お父さんがロシアからの送ってくれた
おみやげをどこからか見つけた様子。
何十年前のものなのか検討もつかない、という。






Googleトランスレートのカメラをかざし、ロシア語から英語に翻訳してみると、ワインと書いてあるらしい。

そして、箱の片隅には小さなゴム製の、青いタコのオモチャが入っていた。

紙きれには、青いボールペンで

まだ壁を落ちていってくれるといいんだが。
壁に向かって思いっきり投げてみて。

と直筆のメッセージが添えられていた。










お父さんの言葉通り、
2人はまだネバっとしたゴムのタコを
思いっきり壁に投げて遊び始めた。

お父さんは去年、90才でこの世を去り
還暦を過ぎた子どもたちが、
思いがけないギフトで 
時を越えて親子に戻る。

一方私は、
小さい頃に大阪の叔母が作ってくれた
手作りショートケーキの味を思い出していた。
素朴だけど子ども心に衝撃的な美味しさだった。
当時は甘くて固い
バタークリームのケーキが全盛だったから
幼い私にとっては初めての
生クリームの柔らかいケーキだったのだ。

それから叔母の影響で私たち姉妹は
小学生の頃から自分たちで
お菓子作りを始め、今に至る。

あー、あれからあんなにお菓子作ってきているのに
なんでふわっとできないんだろう?
ツノがピンと立つまで泡だてたのに…と
思いながらも味はやっぱりおんなじように

素朴でおいしくできた♪










こんな時だからこそ、家の中にいて
家族の愛を思い出す。

昔の記憶も、今近くにいる家族も、 
海を越えて離れて暮らす家族たちも。

そして、朝からマリアには 
ひっきりなしにいろんな人たちから電話が鳴り、 
片づけの手を中断してはおしゃべりしている。

ひとりで暮らす友だちたちが、
外にも出られなくて誰にも会えず
淋しいからみんな電話かけてくるのよ、と 肩をすくめて私に言う。

家族だけに限らない。
友だちだって、みんなみんな繋がっている。

いつ終わるかわからない今を
少しの楽しみを日々見つけながら、 
未来に向かっていくしかない。







昨日の庭掃除で
ちょっとカラダが痛いけど、
またそれも楽し。

今日もまた掃除モード。
そしてゆっくりとした時間を
大きな自然の中で♪






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★緊張のNYからペンシルバニアに

2020年03月15日 | Time in ニューヨーク
めまぐるしく変わる状況の中、
ガラガラの地下鉄とマンハッタンを抜け出して






のどかなペンシルバニアのカントリーハウスへ♪






リオの仕事が全部キャンセルになってしまい、
来週から始まる予定だった2週間のブラジルツアーまで。

私は学校も休みにならず
ほぼ予定通りだけど自主キャンセル。

感染する心配だけじゃなくて、
何が起こるかわからないから
ずーっと下を向いて顔を隠すように
ブロンクスから往復2時間の地下鉄を
緊張感の中に毎日いるのが結構ストレスになっていたところだったから、

ほ〜、っとしているところ。


キミの誕生日なのに田舎に
stuck (スタック=詰め込む、動けなくする)しちゃうけど大丈夫?

もちろん!!!
スタックどころかのびのびしちゃう♪

春にはハウスの片づけやら修理に行かなきゃ、と
言ってたからちょうどいいタイミング。











掃除用の服を一番先に準備して。






ニューヨークはもしかしたら
ロックダウン?シャットダウンの動きもあるみたいだから
無事帰れるか?
明日のことは誰にもわからないから
あとはなるようになるしかないし。






マリアと3人で、
55回目の誕生日を静かに迎えて
5日間ほど掃除のお手伝いをしながらのんびりと過ごします♪

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★おうちでタイごはん

2020年03月11日 | Kaoru ♪の【New York 的スローライフ】
昨日はおうちで手作りタイのごはん♪

初挑戦のマンゴーともち米、
ココナッツミルクを組み合わせた

「カオニャオ・マムアン」

ホントはデザートだけど、これがメインディッシュに。

そして春雨サラダの「ヤムウンセン」は、

タイ人のママ友に昔、
教えてもらった作り方とコツを思い出しながら
ナンプラーとレモンで味付け。

エビとイカがなかったので
手作り塩麹の蒸し鷄を乗せて。

ピーナッツの代わりに松の実を。

それから、お手製ジンジャーエールも一緒に。
ついに炭酸水メーカーを買ったので炭酸水もおうちで。






なんでも家で作っちゃう!

カオニャオ・マムアンは20年ほど前、
当時小学生だった息子とママ友ファミリーと一緒に
タイを旅した時に初めて食べて以来、
すっかり大好きなメニューのひとつになったけれど、
めったに日本では食べる機会もなく
恋しく思っていたところ

先月、タイに仕事で行って
その美味しさを知ったリオが
家で作れるかな?作ってみようよ、と言うので
材料を買い揃えて、ついに。

タイのもち米を買いたかったけど、
近所では見つからなかったので

ジャパニーズスーパーマーケットで熊本県産
くまモンのもち米“ヒヨクモチ”を。






本当はタイ産の長くて大きいマンゴーがほしかったけど、
大きめなメキシコ産の完熟ペリカンマンゴーを。

ネットで検索すると
いろんなやり方がある中から
レシピを参考にしながら、

自分なりにアレンジしてみた。

ココナッツウォーターでもち米を炊き
ココナッツミルクと砂糖、少しの塩に
コーンスターチで作ったソースを
炊き上がったもち米に入れてしばらく蒸して。

そして♪

う〜ん!やった!

マンゴーの味がタイとは違うけれど、

もち米と、ココナッツソースがほぼ同じ味にできた〜(๑>◡<๑)ノ✨✨






ちょっと本場とは違う、
こっち風にアレンジされたタイレストランに行くよりも、
家で作った方が断然美味しい!

タイマンゴーを見かけるのは
確かもう少し暑い時期の短い期間。
またその時期にはかならず作らなきゃ。

そして、ココナッツミルクにタピオカや
小さな白玉が入ったタイのおしるこの味も再現できそう。

レパートリーがまた少し広がって、
ちょっぴり嬉しい♪

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★食いだおれニューオリンズ!

2020年03月08日 | Time in ニューヨーク
ニューオリンズで食いだおれの旅♪

朝は、ニューオリンズ発祥の
「バナナフォスター」のフレンチトースト。






バナナをバター、ブラウンシュガー、シナモン、ダークラム、
バナナリキュールでフランベしたソースと

アイスクリームがのっていてクルミと
バナナチップスも添えられていた。

そんなに甘すぎず、フレンチトーストと
ほんのり塩味の塩キャラメルのようになったソース、

アイスクリームにバナナが絶妙でめちゃウマ❣️❣️❣️

そしてランチは
チェーン店のようにあちこちにあったカフェ

「WILLA JEAN」へ。








昨日はシーフードガンボだったので、

チキンガンボ。そしてホワイトビーツとルッコラ、オレンジ、ピスタチオのサラダ。それからコーンブレッドを。






コーンブレッドは今までで一番の美味しさ。
日本では食べたことがないけれど
こっちでは少し温めてあり、
バターとメープルシロップやハニーなどが添えられている。






夜は、絶対コレを食べずに帰れない、
と思っていたCrawfish クロゥフィシュ、ザリガニを。








ん〜!
やっぱりニューヨークで食べたのより数倍美味しい!!!
食べるところもあれより断然ある。

そしてザリガニのクリームスープも。






ちょっとしょっぱくて水をたしてみたら、
ぬるくなっちゃったけど、
これまた濃厚で美味。






↑ココでザリガニ茹でてます



↑チェーンのリールを巻いて上げ下げして茹でる昔ながらのやり方






食べることが大好きなリオは
毎食ごとに時間をかけて丹念に調べ上げ、
友人やホテルの人、タクシーのドライバーなど
地元の人たちに手当たりしだいに
聞き込み調査をしながら絞りこんでいく。

食への直観が冴えわたっているため(笑)
ほぼハズさないので、私はまる投げ状態。

次の食事のために歩いて

時間かせぎしておなかがすくのを待つ、

そんな時間を過ごしていたほど。


Creole クレオールと呼ばれるFrench Caribbean フレンチカリビアンな
伝統的なルイジアナ料理、予想以上なクオリティ。

今度は料理教室にも参加してみたい♪








旅に出た時には0人だったのに、
ほんの1週間で東京をあっという間に
上回り、戻ってきたら
非常事態宣言が発令されたニューヨーク。

昨日、地下鉄に乗ったら
マスクをしている人はたったの2人。

消毒液やマスクや風邪薬の棚は空っぽだと
ネットのニュースでみたけど
トイレットペーパーはあるらしい、と聞いた。

え?非常事態宣言出されたの?
知らなかったよ。で、何したらいいの?

驚いた様子もない。

えー、知らなかったの?
あんなにテレビやラジオつけてるのに。

ん〜、何したらいいとか、これはしないで、とか
そういえば知事さん、なんか言ってたかな?
手洗いとか、くらいだったかしら。

全米での大きなフェスやイベントは
ぼちぼち中止のニュースも流れてはいるものの…

今日の夜はアッパーイーストサイドの
イタリアンレストランで演奏するから
気が向いたらおいでよ。

そうそう、水曜日の夜の
ジョージアンレストランも予約しなきゃね!

だ、大丈夫なの?

なんで?

…確かにどこからも自粛通達出てないかf^_^;💦

地下鉄でも、ちょっと心配していた
アジア人だからと見られることもなく
いつも通り。

(でも、こういう時はオーラ消して
透明になるイメージしていきます)

いきなりきた非常事態宣言も、こっちの人たちは
パニックになる様子もなく
ピリピリとした緊張感もなくてビックリ💦

目まぐるしく動いていく状況で
明日はどうなっているかわからないけれど、
見守っていくしかない。

そして、とにかく目の前のことに集中していこう。






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★ニューオリンズの旅で

2020年03月08日 | Time in ニューヨーク

ニューオリンズが大好きな場所のひとつになった。


街の中を走るかわいいトロリーバスは1日乗り放題でたったの3ドル。


足を踏み入れたとたん、車掌さんが

今、バースディパーティーをやってたところなんだ。

Happy birthday!と言わないとここには入れないよ!」と言うと、

車内からイェーイ!!!と歓声が上がった。


リオが、ハッピーバースデイ!

誰が誕生日なの?と言いながら車内に入ると、


はーい!私よ!と最前列右の女性が手を挙げた。そして左側の女性がさぁ、奥の席に座って!!!と私たちを促す。

車内は楽しそうなムードに包まれている。





ん?プライベートのパーティー?

これは公共の乗り物だよね?


戸惑いながら車両の奥に進んでキョロキョロと見渡していると、高齢の白人男性が手まねきして、ここにおいでよ!と席を立って私に譲ってくれた。


そして隣に座る奥さんの前に立ち、何度もお礼を言う私に

いいんだよ!座って!ぼくはプロフェッショナルだからね!と、このトロリーの常連さんだからプロなのか、とにかくそういって笑顔で私に答えた。


その後も運転手さんは大きな声で客席に向かって何かを言い、そのたびに前の方の席の人たちは、わー!と盛り上がり乗客たちを笑わせ続けて、なんだか胸が熱くなる。

ほどなくして終点になり、

Thank youと降りるたびにありがとうの言葉が行き交う。


そして最後の乗客が降りて、今度は停留所で待っていた人たちを運転手さんは、ウェルカム!と言って乗降口に立ち11人の顔を見ながら迎えた。


そして高齢の女性には手を出してステップを上がるお手伝いをしている姿にまたホロリ。





夜にはリオの友人のJAZZを聞きに夜の街へ。







十数年ぶりの再会というドラマーのリッキーに、初めまして、とあいさつをすると、


ニューオリンズは初めてなの?どう?

Do you like New Orleans?


Yes!私は即答するとリッキーはとても嬉しそうだった。


タクシーのアラブ系の発音で話す運転手さんも、ニューオリンズは楽しいかい?と聞いてきた。

もちろんよ!と答えると、そうだろう?いいところだよ。と言う。


みんな、ここに誇りを持って生きている。


なんだかんだ、自分の住んでいるところに不満不平を言うことがあってもやっぱり好きなのだ。


だから、他の人が好きだと言ってくれたら本当に嬉しいし、

キライだと言われたら少なからずショックを受ける。それはそれでとても自然な気持ちなんだと思う。


けれど、それをも乗り越えて、今いる場所を、そして周りにいる人々を、この時、この瞬間を


そして自分自身もひっくるめて全て愛していく時なのかもしれない。


いや、きっとそうに違いない、と私はそう信じていこう。







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★ニューオリンズの風景と美味しいもの♪

2020年03月05日 | Time in ニューヨーク
New Orleans ニューオリンズへは
フロリダから1時間40分ほどのフライト。

空港に降り立つとムワッとする湿気に驚いた。

まるで東南アジアを思い出すような気候。ここはフロリダよりもさらに湿地帯が多いのだそう。






フランスと、フレンチカナディアン、カリビアン、
アフリカンそしてアメリカンの文化など
さまざまな様式がミックスして
ニューオリンズ独自のスタイルが発展したという。

フレンチクォーターと呼ばれる地区には、19世紀の街並みの風情があちこちにあり
街歩きだけで楽しい♪

バルコニーの鉄製の手すりにはレースのように
繊細な装飾が施されているのがここの特徴。














どこも美しく
古い街並み好きの私にはたまらない。










スペインの影響を受けたプエルト・リコとも似ているけれど
色合いがこちらの方が少し落ち着いている感じ。 

モントリオールのフランスの建物がある
オールドポートともまた少し違う。

そして、
ニューオリンズはごはんがおいしいとのウワサ通り、

ルイジアナスタイルの料理は
ニューヨークで食べるよりもやっぱり本場!







Cat fish  po boy sandwich 
キャットフィッシュ(ナマズ)のサンドウィッチ









Po boyのpoポーはpoorプア(貧しい)の南部なまりなんだそうで、
貧しい少年が食べる食事を
意味しているらしい。

そのほか、アリゲーター(ワニ肉)のサンドウィッチや、
カエルの足などがメニューに並んでいるけれど、

さすがに私はナマズまで。


turtle soup も他のお店で見かけたけど、
タートルスープってカメのスープ💦
Turtle 100%、と保証付きだった。

やっぱりナマズまでで💦





そうそう、crawfish クロゥフィシュ (ザリガニ)も食べなきゃ。


そして「Gumbo ガンボ」も名物料理の一つ。









ライスに濃厚なスープをかけたもので
オクラが入っているのが特徴。

オーダーしたシーフードガンボは、
カニミソのようないろんな魚介類の深い味で
リゾットというよりもおじやに近いような感じで

これまた美味しい♪

ブレックファーストには、
ケイジャングリット。  








穀物のオートミールのようで
ソーセージが入っていて
ケイジャンスタイルはちょっとスパイシー。

グリットにシュリンプのソースがかかっているのも
何回か以前にも食べたけど好きな味。

それから、ビスケット(ケンタッキーフライドチキンの
サイドメニューにあるやつ)に

ここではメープルシロップではなく

ホワイトソースのような“グレイビーソース”を
トロッとかけていただくのが
サウザン(南部)スタイルなんだそう。

人気スイーツといえば「beignet ベニエ」










これはフランスの影響を受けたもので 
フリッターのようなお菓子。

たっぷりの粉砂糖がかかっている。

細かいから食べるたびに鼻やら口についたり、
テーブルに飛び散って真っ白。

コーヒーにはチッコリー(チコリ)の
根が入っているニューオリンズコーヒー。






戦争中にコーヒーが手に入らず、ハーブ野菜の一種
チッコリーの根っこで代用したのが
始まりなんだそうで、アメリカンコーヒー!と言わない限り
コーヒーにはチッコリーが入ってくるのよ、と
お店の人が教えてくれた。








ミシシッピ川には蒸気船。
街並みも、あちこちで流れる音楽も
ディズニーランドのホンモノを
散策しているような気分。






飛行機を降りる時、
黒人女性の清掃員が私が通る時、
腕で口をおおい、他の人が消毒スプレーを持って奥の座席に向かっていた。

アジア人は私1人だったから、もしかしてワタシ?


MBAのバスケットの試合を見に行った会場では
露骨に避けられて、前後の席の人たちが移動させられてた。

周りの人たちがじろじろ振り返ってみて、
係員は近くの人たちを呼び寄せては
コソコソ何か耳打ちし、気がついたら私の周りは空席に。

これがウワサのアジア人差別?と

洗練を受けて泣きたくなった。

衝撃を受けていたら、
隣でリオが、

え?そう?そんなことないんじゃない?
考えすぎじゃない?

気のせいなんかじゃないよ!
ほら!前の席の2人も後ろの人たちも
いなくなったじゃない!

もう、パラノイア(妄想が作り出している現実)の世界に入ってるでしょ?

実際何も起こらないから大丈夫だよ!


You have to stop it!


それ止めないと!


恐れが1番危険なことだよ。

恐れがベースにあると真実が見えなくなるんだ。


そしてそれが現実になるんだよ。

大丈夫だから、バスケットを楽しんで!


一瞬パニックになりかけた私を

現実に引き戻してくれた。


こんなことで負けていられない!大丈夫!
気にしない!と言い聞かせて
気持ちを切り替えてみたら


街ではそんなこともなくて良かった♪






ホンモノのディズニーランドも
早く再開出来ることを心から願いながら。

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★メリーに会いにフロリダへ

2020年03月02日 | Time in ニューヨーク
メリーに会うためにフロリダへ。

去年の秋に行く予定だったけれど、ようやく。

お父さんが去年亡くなって1人になった彼女に

出来る限り時間を作って
顔を見せに行きたい。と、家族を大切にするリオの想いは、

明日はどうなるかわからない今を生きるからこそ、

タイミングが整ったならやっぱりはずせない。

行ける時に行っておかないと。
 
刻一刻と変わる状況の中で、
だからこそ愛おしいひと時を過ごした。

外の空気を吸いに行く?
一緒にお散歩に行こう。

でもこのところ疲れやすいのよ。
 
もし車イスがあれば押しますよ。と私も言うと

いいの、いいの。
どこにも出かけたくないわ。とメリー。

そして、私たちは

See you soon !と言ってお別れをした。

またすぐ会えますように。
再会を約束して手を振った。

マイナス1℃のニューヨークから
今日のフロリダは24℃
心地よい風が吹く。















帰り道にメリーが教えてくれた
ボタニカルガーデンに寄って、


広い園内を歩くと、小さな池が。

錦ゴイが泳いでいて、鯉のエサは25セントで買うことができる。

ここまでは日本でもどこにでもある光景。

けれど、さすがフロリダ。

その手前に立て看板があって、

池にアリゲーター(ワニ)がいます。
刺激しないように気をつけてください。
特に犬を連れている人はワニに注意。

こんな、小さい池にワニ?
この錦鯉たちは大丈夫なんだね?

柵なんてもちろんナイ。
注意を促す看板がある以上もちろん
自己責任の何ものでもナイ。

日本ではありえない危機管理の状態だが

本当にいるのかな?とどこか疑いつつ

落ちたらヤバい。と思いながら
池に映り込むトロピカルな植物と
太陽の光が美しくて思わず撮影タイム。

そして池のほとりをぐるっと回ると、

あれ?あの小さな石の上に乗っているの、
もしかしたらホンモノのアリゲーターじゃない?
でもまったく動かないからスカルプチャー(彫刻)かな?

目を凝らし、さらにズームアップして
写メってみると、確かにワニのカタチ。








まるでカメの甲羅干しのように動かない。

帰りがけにスタッフの人に聞いてみると、

そうだよ!ベビーアリゲーターだよ!
見たんだね!と笑顔で教えてくれた。

やっぱりホンモノだったんだ、良かった
見れて!なんて思ったけど

ちょっと待てよ、ホントに危険だよね?
立て看板は本気の警告なんだね?

けれど、なんとものんびりと

赤ちゃんワニ見れて良かったね!なんて。
(池の写真左端をクローズアップしてみると
赤ちゃんワニも一緒に写ってた💦)






ところ変われば、人も価値観も、習慣もひっくり返る。

これから押し寄せてくるであろう流れに
ここの国の人たちはどう向き合っていくのか、

それは私自身
未知の世界に突入していくことを
意味している。






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★ Monthly メッセージ 2020年3月【Mar.】

2020年03月02日 | マンスリーメッセージ

その月に必要なメッセージをお届けします。
2020年3月をより快適に過ごすための
ヒントにしてくださいね♪

******************************

今月のキーワードは
「 Harden【ハーデン】〜固める〜」

英語では
To make hard
固くする、という意味のHarden。

足もと、身の回り、身近なところを
しっかりと固めていくのが今月のキーワード。

大きく遠く向かって羽を広げていくよりも
コンパクトに動いていく。

自転車のように、
自分自身の足でペダルを踏みこみ
足の筋肉を使って回転させながらスピード調整。

自分の生きる分量を
自分で動かせる分だけで十分。

小さくまとまってしまうように思えても。

後戻りしてしまうように感じても。

先行きが濃い霧に包まれているような
気持ちになったとしても。

今はただ、
霧の先に何があるのか考えるよりも

ひとまず視界が良好なところで
出来る限りのことをする。

以前ならここで 
両手を思う存分伸ばしていたのに。

縮こまった足はきゅうくつで
いつまでも同じ姿勢だとしびれてしまいそうだけど。

でも、周りの状況によって
“固まってしまう”のではなく

自らの足を踏みならして
あえて“固める”

固まってしまうと
心が硬直したり、硬化して
ともするとガンコになってしまう。

自分で固めていくのは、ある意味での
覚悟と責任が伴い、それによって
強くなっていく。

Harden ハーデンは、

強くする、鍛錬する、鍛える 

と言う意味の一方で

頑固になる、無情にする、無感覚にする

と少しアブナイ意味も含まれる。

行き過ぎると固まり過ぎて
柔らかくしなやかな状態に戻すのに
時間がかかるから、

今はくれぐれも来たる時のために
パワーは温存しておいて、出来る限り

小回りが利く範囲の中で
効率よく、そして確実に
成果が上がるくらいの歩幅で。

なんなら前に進めなくても
その場で足踏みをしているだけでも大丈夫。

それだけで足もとは
しっかりと固まっていく。

兎にも角にも動きを止めず
フリーズせずに、

入場門の前で
行進を待つ時のように
“いち、に !いち、に!”と
手を前後に振って、
足を交互に上げ下げしながら
大地を踏みしめていけば

その中から見えてくる
大切なことがきっとある。

あなたにとって大事なもの。
これから育んでいきたいこと。

霧が晴れたら動き出してみたい何か。

今はそれがまったくわからなくても
それはそれで、その時まで焦ることなく。

もうすでに見え始めている人も
じっくりと地固め、身固めを。

勢いに流されたり
糸が切れたように浮遊するよりも

よけいなことは、
ぶるんぶるんと振り払って

何も考えず、ワンツー ワンツーと
たとえ前に進まなくても
同じ場所でも踏み続けているうちに、

いつのまにか土台の一部が固まって
揺るがない基盤となり

それはまたチャンスが到来した時への

「ジャンプ台」へと

姿を変えていくことだろう。

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