昨夜は福井で両家顔合わせのお食事会。
すぐに打ち解けて、
なごやかに楽しくおしゃべり。
とても素敵なご家族にすっかり
溶け込んでいる息子、達郎を見ると
ホッとしたり
こういう日本の風習を経験することになった
Leo をちょっと嬉しく眺めてみたり。
福井は私の親戚がいて、子どもの頃に
何度も行った懐かしい場所。
こうやってご縁が再びここに
繋がることにも嬉しく思いながら。
そして、福井のごはん。
こんなに美味しいなんて
子どもの頃以来だから知らなかった。
郷土料理なるものをたくさんいただいた。
「へしこ」はサバをぬかで漬け込んだもの
↑へしこのだし茶漬け
「永平寺の胡麻豆腐」にLeoは大喜びで
おかわり。やっぱり作りたては味が違う
「大野産の里芋」は収穫してから水車で
皮を取るのだそうで、実がしまって
ぬめりや粘り気が少ない感じで美味しい
「すこ」は里芋の茎を甘酢で味付けしたものでシャキシャキとした食感。お祭りや赤い色がおめでたいお祝いの席にも彩りを添えるのだとか。
「はならっきょう」は
普通のらっきょうより小さめ。
最後に福井を訪れた30年以上前に車窓から
砂地に短い葉がシュンっと伸びていて、
あれは何?と尋ねたところ
「らっきょう畑だよ」と教えてもらい
驚いた記憶がある。
↑“すこ”と“はならっきょう”
あちらのお父さんに伺ったら、
小さい粒なのに手間がかかって
大変なのだそう。遠い昔に見た
福井のらっきょうをついに
いただけたことに感激。
そして、最終日はお母さんが私たちを
素敵な場所にドライブして連れて行ってくれた。
九頭竜川のほとりにある「黒龍」という
酒メーカーのオシャレなレストラン。
酒ソースや酒粕などを使い、
洗練されていて本気で美味しい。
そして酒アイスクリームも上品なほど
ふんわりと甘酒のような香りの味。
↑酒ソフトクリーム
↑そばロール
地元感いっぱいのその土地ならではの
食事を旅先でいただくのが、
私の旅の楽しみ。
これまで仕事で日本に来ていたから、
その時々のショーや演奏の記憶しかなかったし
大きな都市にしか来たこともなかったけれど
こうしてここに来て食べた記憶や
見た風景がまた忘れられない思い出に
なっていくのが嬉しいです、と
あちらのご家族に伝えるLeo 。
ニューヨークと繋がって福井と繋がって。
ひとつひとつの点が繋がっていく喜びは
私の人生そのものの最大級の楽しみ。
短い時間だったけれど
たくさんの思い出が今、
心をふんわり優しく包んでくれている。
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