【高松・海辺の夕暮れ】
青春真っ最中の息子とその友達たちは、
とにかく楽しそうによく遊び、そして今一番の興味は“恋”である。
我が家にちょくちょく遊びに来る子どもたちに
ついでに食べていく?と夕食を作り、にぎやかに食べる。
食べ盛りの高校生の男の子たちはよく食べるけれど、
息子と二人の生活では、意外に少食で、
突然の夕食作りではいつも足りるかな?と心配しながら
ひとまずあるものでめいっぱい腕をふるう。
多忙な毎日だから、完璧ではないけれど
できる範囲の中で母として過ごしている。
**************************
おとといの夜は二人の友達が遊びに来ていた。
夕食後片付けが終わると私はかたわらで、
パソコンにむかい仕事のメールやらを無言で行っていた。
すると、私にむかって息子がそのうちの一人を指差し
「こいつさ~、まだ好きな人に告(こく)らないんだよ~!」と
いう。
「え?なんで?自分の思いは素直に伝えたほうがいいよ!」と
コメントすると、
「だって、彼氏がいるのに絶対ムリだよぉ!」と叫ぶ。
「“ムリだ”って言ったらそこで戦いは終わるんだ、って
先生が言ってたじゃないか!あきらめるなよ!」などと
もう一人も会話に加わり、背中を押す。
**************************
「じゃあさ、オラクルカード引いてみる?
おみくじカードで天使とか妖精とかからのメッセージがくるよ」と
提案すると、ちょっとの間考えて意を決したように
「…引いてみる!」と恋に悩める少年は言う。
「いい?深呼吸をしてね。ちゃんとご挨拶するのよ。
よろしくおねがいします!って。それから聞きたい内容を言ってね。
そして、終わったらちゃんとありがとうございました、と
お礼を言ってね!」などなど手順を説明すると
「はい。」と素直に返事が返ってくる。
引いた2枚のカードの意味を上手につなげて
自分なりに答えを見出したようだ。
そしてしばらくの間静かだな、と思ったら急に
「このカードすげえ!」と叫び始めた。
するともう一人がオレもやってみたい!という。
もちろんどうぞ。と先ほどと同じ手順で伝えると
神妙な面持ちで、呼吸を整えカードを手にしている。
「そうか、何かあったら助けを求めてもいいんだ!」
「大天使ウリエルの名前を呼ぼう!」とつぶやきながら
「わ~、びっくりした。すごいよこれ!」と
同じように感激している。
最後までオレはいいや、と突っぱねていた息子に
二人が「おまえもやったほうがいいよ!」とすすめて
とうとうカードを引き始めた。
「ふ~ん・・・。」とカードを見つめたあとは
言葉すくなに、特にコメントもなかったから
ピンとこなかったのかしら?と思いつつ感想も聞かずにいた。
すると、友達二人が帰った直後、
「お母さん!あのカード本当にすごいね!」と
大きな声で叫んだ。
**************************
オラクルカードは、迷ったとき、行き詰った時、
深い悩みがなくても気軽にひける身近な相談相手のような存在。
不思議なくらい的を得た答えで、
力が沸いてきたり、心を癒してくれる。
時には、直感を信じて!とか、
難しい問題はポストに入れて投函しましょう!など
固まった心を手放すアドバイスをしてくれる心強い存在。
自分自身を見つめ受け入れ、目に見える宇宙・地球・自然・動物や
目に見えない神様や天使、妖精などありとあらゆる存在とともに
生きていることを素直に感じることができるステキなメッセージが
たくさん詰まっている。
世知辛い世の中ですっかりと忘れ去られてしまった、
一昔前のおばあちゃん達の世代やずっと昔からの先人たちが
大切にしていた世界もいっしょに教えてくれている。
**************************
年頃の少年たちがあんなに感激すると思わなかったが、
でも心がピュアな分、感受性も豊かでしっかりと
受け入れることができるのだろう。
女性や、スピリチュアルに興味のある特定の人だけでなく
多感な悩める子ども達に、そしてこれからの時代を
生きる世代にもっと活用できそう、と思った。
さまざまなことで傷つき苦しんでいる子どもたちも
また大勢いるからである。
自分を大切にし、そしてすべてのものに感謝する
視点を見つけられるツールになっていけたらいいのにな、と
思いつつ、すべての子どもたちが悩み傷つきながらも
すくすくたくましく育ってくれることを心から願っている。
青春真っ最中の息子とその友達たちは、
とにかく楽しそうによく遊び、そして今一番の興味は“恋”である。
我が家にちょくちょく遊びに来る子どもたちに
ついでに食べていく?と夕食を作り、にぎやかに食べる。
食べ盛りの高校生の男の子たちはよく食べるけれど、
息子と二人の生活では、意外に少食で、
突然の夕食作りではいつも足りるかな?と心配しながら
ひとまずあるものでめいっぱい腕をふるう。
多忙な毎日だから、完璧ではないけれど
できる範囲の中で母として過ごしている。
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おとといの夜は二人の友達が遊びに来ていた。
夕食後片付けが終わると私はかたわらで、
パソコンにむかい仕事のメールやらを無言で行っていた。
すると、私にむかって息子がそのうちの一人を指差し
「こいつさ~、まだ好きな人に告(こく)らないんだよ~!」と
いう。
「え?なんで?自分の思いは素直に伝えたほうがいいよ!」と
コメントすると、
「だって、彼氏がいるのに絶対ムリだよぉ!」と叫ぶ。
「“ムリだ”って言ったらそこで戦いは終わるんだ、って
先生が言ってたじゃないか!あきらめるなよ!」などと
もう一人も会話に加わり、背中を押す。
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「じゃあさ、オラクルカード引いてみる?
おみくじカードで天使とか妖精とかからのメッセージがくるよ」と
提案すると、ちょっとの間考えて意を決したように
「…引いてみる!」と恋に悩める少年は言う。
「いい?深呼吸をしてね。ちゃんとご挨拶するのよ。
よろしくおねがいします!って。それから聞きたい内容を言ってね。
そして、終わったらちゃんとありがとうございました、と
お礼を言ってね!」などなど手順を説明すると
「はい。」と素直に返事が返ってくる。
引いた2枚のカードの意味を上手につなげて
自分なりに答えを見出したようだ。
そしてしばらくの間静かだな、と思ったら急に
「このカードすげえ!」と叫び始めた。
するともう一人がオレもやってみたい!という。
もちろんどうぞ。と先ほどと同じ手順で伝えると
神妙な面持ちで、呼吸を整えカードを手にしている。
「そうか、何かあったら助けを求めてもいいんだ!」
「大天使ウリエルの名前を呼ぼう!」とつぶやきながら
「わ~、びっくりした。すごいよこれ!」と
同じように感激している。
最後までオレはいいや、と突っぱねていた息子に
二人が「おまえもやったほうがいいよ!」とすすめて
とうとうカードを引き始めた。
「ふ~ん・・・。」とカードを見つめたあとは
言葉すくなに、特にコメントもなかったから
ピンとこなかったのかしら?と思いつつ感想も聞かずにいた。
すると、友達二人が帰った直後、
「お母さん!あのカード本当にすごいね!」と
大きな声で叫んだ。
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オラクルカードは、迷ったとき、行き詰った時、
深い悩みがなくても気軽にひける身近な相談相手のような存在。
不思議なくらい的を得た答えで、
力が沸いてきたり、心を癒してくれる。
時には、直感を信じて!とか、
難しい問題はポストに入れて投函しましょう!など
固まった心を手放すアドバイスをしてくれる心強い存在。
自分自身を見つめ受け入れ、目に見える宇宙・地球・自然・動物や
目に見えない神様や天使、妖精などありとあらゆる存在とともに
生きていることを素直に感じることができるステキなメッセージが
たくさん詰まっている。
世知辛い世の中ですっかりと忘れ去られてしまった、
一昔前のおばあちゃん達の世代やずっと昔からの先人たちが
大切にしていた世界もいっしょに教えてくれている。
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年頃の少年たちがあんなに感激すると思わなかったが、
でも心がピュアな分、感受性も豊かでしっかりと
受け入れることができるのだろう。
女性や、スピリチュアルに興味のある特定の人だけでなく
多感な悩める子ども達に、そしてこれからの時代を
生きる世代にもっと活用できそう、と思った。
さまざまなことで傷つき苦しんでいる子どもたちも
また大勢いるからである。
自分を大切にし、そしてすべてのものに感謝する
視点を見つけられるツールになっていけたらいいのにな、と
思いつつ、すべての子どもたちが悩み傷つきながらも
すくすくたくましく育ってくれることを心から願っている。