KAORU♪の「気ままなダイアリー」

KAORU♪が見つけたステキな風景、出会ったおもしろいできごと、おいしい料理などを“気が向いた時”にご紹介します。

★マサチューセッツのケープコッドへ♪

2024年08月19日 | Kaoru ♪の【New York 的スローライフ】
Leo のお仕事にくっつき旅、
今回はニューヨークから北東に車で
約4時間半。マサチューセッツ州の
Cape Codケープコッドに来ています♪

そして旅の新作、リメイク服は数年前に
Eve ちゃんにもらったガーゼ生地の
巻きスカートをチュニックに💖








ブローチを外せばジレにもなるし、
長袖と重ねれば長いこと着られる優れもの。






なかなか着こなせなくて
そのままにしてあって何度か手放そうかと
迷いつつ、肌触りがとても良い二枚重ねで
色も素敵だからいつかワンピースにするか
キュロットにするかと考えながら
良い案が思い浮かばず手付かずに。

でも前回のシャワーカーテンワンピースの
波に乗り、ついに✨

今度は薄手の生地で手縫い部分も多く
けっこう時間がかかってしまったけれど
なかなかの仕上がり♪






たっぷりとふんわりとして、しかも
アシンメトリー。巻きスカートの紐部分に
布切れを三角に縫い綿を詰めて
アクセントにしたり。






ケープコッドはボストンの東、美しい岬。
さっそく海でひと泳ぎ。








ここで2泊して
お仕事はフェリーで島に渡るのだとか。

ディナーは海の近くなら
やっぱりシーフード✨








スチームクラム(蒸し貝)は
シャバシャバとスープで砂を落としてから
バターソースにディップして。
ココナッツシュリンプフライの付け合わせは
スイートポテトフライにコールスロー。





濃厚なクラムチャウダー と
ロブスターのビスク。






どれも美味しくて、テラスで
食べるシーフードは夏の味✨








ニューヨークもそうだけど、
ここでも先日のポツダムでも
クーラーはほとんど使わず扇風機で充分、
朝晩は涼しくてほどよい湿度
快適な気候は昔の子どもの頃の
日本の夏を思い出す。






空は晴れているけれど、薄い雲がかかって
いるようだな、と思っていたら
宿泊先のオーナーさんが
「最近はカナダからの山火事の煙が
くるのよ」と言っていた。

どこも気候変動や自然災害などの動きが
常にあって以前と同じをもはや期待も
予測もできない今日この頃。

それでもこうしていつものように
夏を楽しめる、それだけでなんと
ありがたいことか、毎年巡りくる季節を
心から満喫していきたい。

年を重ねるごとにそんな思いが
強くなっていくようである。






#newyork #massachusetts #capecod #ニューヨーク旅の時間

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★イギリス経由アメリカの朝ごはん

2024年08月16日 | Kaoru ♪の【New York 的スローライフ】
今回もロビンが朝食に作ってくれた
「Pop over ポップオーバー」

また食べたい、とずっと思っていた。
そんな気持ちを察していたのか
何も言わなくてもちゃんと作ってくれた。






イギリス系のロビンは子どもの頃から
お母さんが作ってくれていたのだという。
年季の入った使い込んだ様子の鉄製の型は
マフィン型ともまた違う。

オシャレでカワイイ形。






たっぷりのバターを鉄製のフライパンで
溶かし、粉や卵を混ぜ合わせたボウルに
最後にゆっくり加えて生地を作る。

そして、アボカドオイルを少し、
それぞれの型に流し込んだあと
生地を注いでオーブンへ。

良い香りが部屋中に立ち込めていく。
焼き上がるまでコーヒー片手におしゃべり。
森の中の静かなサンルームからの眺めも
やっぱり素敵で心が穏やかになっていくひと時。






そして、ポップオーバーが出来上がる。

あー!上が弾けなかった!
ポップオーバーだから上が割れないと
いけないんだよ、でも味は大丈夫と思うよ。と
少し残念そうなロビン。

型から出してバスケットに入れると
冷めないように布でそっとくるみテーブルへ。





甘くないので、バターやジャムのほかに
ビーフなどの肉を詰めることもあるのだという。

お皿に取って手で半分に割ると中は空洞。






外側はカリッとしていて
シュークリームの皮のようである。

だからこの中に甘いカスタードクリームを
添えるとデザートにもなるし、
ハムやチーズなどを入れると
おかずパンのようにもなる優れもの。
しかも焼きたての香ばしさ
内側しっとりの美味しさったら。

調べてみるとこのポップオーバーは
17世紀頃からイギリスで作られてきた
ヨークシャー・プディングがアメリカで
独自の進化を遂げた
「アメリカ発祥」のものなのだとか。

これは絶対私も作れるようになってみたい。
さっそく型を買いに行くつもり♪
こんな重厚な作りの型は
あまりないと思うけれど
ステンレス製などのポップオーバー型は
見かけたことあるから
きっとすぐ手に入るはず。

最終日、帰る前にもう一度PaulとLisa の
お家に行きランチをごちそうになり
ボートには雨が降ってきたので乗らずに
少し早めに帰路に着くことに。










おみやげにロビンから近所の
メープルファームのメープルシロップを。
このあたりはメープルシロップが
どこでも採れるよ、という。
リサからはローカル生ハニーを。






どちらもあの日の夕陽ように、今
わが家のキッチンで黄金色に
きらめいている。

紅葉の時にまた来て!と
言ってくれるリサ。

それはそれは美しいのだそう。
まるでキャンディのようなのよ、という。
その時の気候によってもちろん
色の違いはあるのだそうだけれど
例年10月の半ば頃がピークなのだとか。

キャンディ色の紅葉を見にまた来たい!

できれば次はカナダにも足を伸ばしたい。
地図を見るとニューヨークに帰るより
ぜんぜん近い川向こう。
オタワかモントリオールか。

次の旅に向けていつだって
準備万端に体調整えて心弾ませて❤️

夜遅くにマンハッタンに到着。
バンダレイの家の前でお別れのハグをした。

This is my family! という言葉に
胸がグッと熱くなった。

また「ファミリー」と言ってくれた。

どんどん大切な家族が増えていって
嬉しいね、と彼を送り届けた後
ブロンクスのアパーメントに向かう道で
Leo とそう喜びあった。

バンダレイのその言葉にまだ心が温かく、
PaulとLisa とRobin のおもてなしに
感謝して。

次の再会を心待ちにしながら。






#newyork #ニューヨークの旅

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★手作りのサマードレスを着て

2024年08月11日 | Kaoru ♪の【New York 的スローライフ】
出発前日の夕方、
旅の支度をしていて気がついた。

私、新しいサマードレスがない。

前回とおんなじ洋服ばっかりなんて
イヤだ、でも買いに行く時間もない。

そうだ!今から作っちゃおう。
あのマリアからもらったオレンジ色の
木綿のシャワーカーテンで♪






頭の中でシュミレーションしてみる。
型紙から作るには時間が足りない。
でも以前作ったものがあるから
それを元にアレンジしてみよう。

丸めていた茶紙を伸ばし
シャワーカーテンに当ててみる。
せっかくだからカーテンに付いている
紐部分を生かしてみたい。

ここを裁断して脇と裾を縫うだけか、
なら今夜中に間に合うか?
時計は午後6時過ぎを指していた。






できるだけ長いロングドレスにしたい、
でも布が足りないかな…と
裁断するサイズや方向を調整しながら
ハサミを入れる。すると、あれ?
前見ごろと後ろ見ごろの長さが違う(泣)切るところ間違えた💦痛恨のミス。

でも時間がない。布を足して
ミシンをかけ、丈を伸ばすことに。

全神経を集中して夜9時半には完成。
3時間ほどで出来上がった。
棒に吊るす部分が肩紐になり
期せずしてできたその両横部分が
デザインのポイントとなった。

そして、
ロビンのお家の暖炉の前で新作発表✨

白い壁の前でも、と思ったらどこにでも
ついてくる新しいワンコ、1歳半の元気な
ラブラドールの“ブロンズ”も一緒に。
(前にいた黒いラブラドールの“アンガス”も大好きだった)










厚地のコットンがとても肌触り良くて
着心地もバッチリ❣️継ぎ足した布も
気にならなくて良かった♪

そして新しいサマードレスを着て
ファーマーズマーケットへ。
フレッシュなピーチ、メープルの香りの
石けんをおみやげ用に。
手作りソープの切れ端の詰め放題
(こういうのはワタシにまかせて!)
おまけしてくれたキュウリとズッキーニ
バンダレイが大好きなクッキー、それと
3種のチェリーが入ったチェリーパイを。
(NYスィートチェリー、NYサワーチェリー、ホワイトチェリーを使ったのだとか。甘さ控えめで美味しかった✨)
















ファーマーズマーケットからLisa の
家の前の川でひと泳ぎ。








ハミングバードがやってきて
そのカワイイ姿を見ることができた。
もう今や、その鳴き声だけで
近くにいるかがわかるようになった。

夜はポールとバンダレイ、リオのトリオが
パークでのコンサートのお仕事。
川の向こうにキラキラと輝く夕陽を背に
演奏する3人の姿の素敵なこと。
ブラジリアンジャズをはじめそれぞれの
作った曲やカバー曲をアレンジして
約2時間。心地よい風が川から吹き抜ける。










帰ってからはロビンの家でバーベキュー。








仕事を兼ねて遊ぶこと、楽しむことを
けっして忘れない彼らのスタイルは
いつも心豊かでゆとりのある生き方を
教えてくれる。

濃厚な長い夏の1日を終えて
ぐっすりと眠りについた。

#newyork #Potsdam#ハンドメイドワンピース

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★カナダの国境近く、ポツダムへ♪

2024年08月08日 | Kaoru ♪の【New York 的スローライフ】
NY からカナダの国境近くのPotsdam
(ポツダム)までドライブで7時間。

Leoの仕事があるので一緒にくっついてきた。

去年は日本だったし一昨年は体調が悪くて
行けなかったから3年ぶり。

「今年は2泊で期間が短いけどどうする?」
と聞かれて家で1人のんびりしようかと
迷っていたけれど、体調も大丈夫そうだし
会える時に、行ける時に行っておこう。
Lisa に会いたいから行く!と
直前になって決めた。

来年また来れるかわからない。
先のことは誰にもわからない。

家にいたら畑行って縫い物か
ジェルプリントをしたり家の中で
ヨガしたり、掃除したり、近所に買い物
行ったり、夜はドラマの続きか本を読んで
眠りにつく。

穏やかだけどいつもと変わらない時間と
景色を過ごすことになるだろう。

マンハッタンに住むドラムのバンダレイを
迎えに行き、時々どしゃぶり雨に降られたり
曇り空が広がるハイウェイをひた走り
ニューヨーク州をカナダ方面へと北に向かう。







↑NYのローカルフードが楽しめる
オシャレなサービスエリア



↑七面鳥も道を横断していたり。



まだ明るいうちにPaul(ポール)とLisa (リサ)の家に到着。
川沿いのテラスでお手製の夜ごはんをいただく。












ファーマーズスタンドで買ったという
トマトのフレッシュで美味しいこと。

モッツァレラと重ねてバルサミコを。

オレンジ色のサツマイモを半分に切り
ローストした一品が出てくると

「あ!ヤキイモ!日本にはヤキイモの歌が
あるんだよ。車で歌いながら売りにくるんだ。
Kaoru 、歌って!歌って、あの歌!」

どんなの?聞きたい!とみんな。

リクエストにお応えして大声で 
「や〜きいも!石やーきいも、おいも!」と歌うと大喝采(笑)

ポールがさっきのあの歌、
もう一回聞きたい。あれ、イイね!
日本には他にもそんな歌あるの?と
後から聞いてきたほど。

「あとはラッパのメロディで奏でる
豆腐屋さんの“トーフ”かな。
よく自転車で売りにきてね、水を張った
鍋やボウルを持って買いに行くの。
そうすると水からすくって入れてくれるの。
子どもたちはよくおつかいに行ったのよ、
昔は。」とそんな忘れていた古き
思い出話をしながら。

天気予報はずっと曇り。
雨が降らないといいなと願っていたら、
突然の夕焼け空が川岸の向こうに広がって空が黄金に染まり始めた。






暗くなる前にボートに乗ろう!と急いで
テーブルを片付けてポールの運転する
ボートへ。リサは焼きたてのクッキーを
持ってきてくれた。








黄金色の空が赤く色を変えて、やがて
線香花火が燃え尽きる直前のような
ほのかな光へと移っていく。
川面に映る波紋も美しい。

岸辺でくつろぐ人々や行き交うボートの
人たちと手を振り合うのもなんだか
また楽しくて。








テラスに戻るとポールがギターを弾く、
ブラジル人のバンダレイがサンバのリズムで踊る。

私は長いドライブの中で、中島みゆきの
「糸」を歌ってみた。
NYのプロのミュージシャンたちの前で
カラオケレベルの時々ハズす歌を歌うのは
勇気がいるけれど、気が向いたから。

するとLeoもバンダレイも拍手喝采。
「Kaoruの歌イイよ!」とバンダレイが
ポルトガル語とスペイン語を交えた歌を
即興で口ずさみ何度もほめてくれた。
宿泊先のロビンの家に向かう途中にもまた歌ってくれる。

あぁ、やっぱりお家で1人お留守番してなくて良かった。

かわす言葉や会話、自然の風景、あの時、
やっぱり行く!と決めていなかったら
いつものままだった。

すべてが特別な時間へと変わる、
まるで魔法のようなひと時をこうして
過ごせるのも動ける気力と体力があってこそ。

そのありがたさをつくづく
しみじみと感じながら。


#newyork #potsdam #ニューヨークの旅時間

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★マリアを偲ぶ会

2024年08月03日 | Kaoru ♪の【New York 的スローライフ】
Maria を偲んで映画と音楽を楽しむ
イベントがNY郊外の
Burns Film Centerで開催された1日。






彼女の愛した家族と友だちたちが集まって
彼女の愛した映画と音楽を聴きに来る
大勢の人たち。








一年前にこんなショーが開かれるなんて
誰が想像しただろうか。数年前には
マリアが選び抜いてプロデュースした
イベントがここであって、満員の劇場で
舞台に立ち挨拶をしたあの日を思い出し、不思議な気持ちで重ね合わせてみていた。

大切な人たちがここに来ているよ、
マリアも今日ここに来てたらいいのに。
なんでいないんだろう。








大きくスクリーンに映し出された
彼女の写真は夢か幻だったら良かったのに。








でも。たとえ姿は見えなくても
今日はここにいたよね。
どこにでもいるよね。

またみんな一緒に会えるよね。






#newyork

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