KAORU♪の「気ままなダイアリー」

KAORU♪が見つけたステキな風景、出会ったおもしろいできごと、おいしい料理などを“気が向いた時”にご紹介します。

★ロイヤルカスタマー

2006年01月30日 | KAORUの好きなものギャラリー
          【壁一面のブルーボトル】

ロイヤルカスタマーは顧客の中でも
特に上得意客をさしてそう呼んでいるらしい。
顧客中の顧客であり、特別大切にされる。
色々なサービスや情報をいち早く教えてくれたり、
プレゼントの内容が少し普通の客よりも違っている場合もある。

**********************

我が母は通販の達人である。

先日のある日も宅配業者から電話があった。
「これから、○○通販会社にご依頼いただいた商品を
お届けに伺います。」という。

出張中で不在だったため、代金を立て替えて商品を
引き取った。こんどは何を頼んだのだろう?と
NAOKOと二人で箱を覗き込んだ。

この間、カタログを見ながら
「そうそう、こういうのが欲しかったのよね!」と
言っていた“卓上電気ひとり鍋”である。

やっぱり買ったんだ。さすが、そんな手間はいとわない。
忙しい合間を縫ってとにかく、小まめに注文をする。


**********************


時々、送り主がわからない商品が届く。
どなたからかしら?聞いたことないわ?と
いぶかしげな表情で包みを開けると
「あらやだ、私が注文した商品だったわ!」なんてこともある。
ヘビーユーザーなため、どの品物を頼んだか
わからなくなってしまうようである。

もしかして、あの有名な実演販売のおじさんが
紹介していた商品?TVショッピングなの?と
聞くとまるっきり普通に「そうよ。」と答えたりもする。

そんな通販慣れした彼女の守備範囲は実に広い。

TVショッピング、カタログ、新聞広告などから
色々なモノを見つけ、購入するものは
サプリメント、食料品、洋服や靴、家具類まで
あらゆるジャンルだ。


以前、イタリア旅行に行ったとき、
私が自分のために買ったグッチのサイフを見て
「いくらだったの?」と聞くので答えると、
「えっ~?私が持ってる通販の
“お金が貯まる黄色いサイフ”のほうが
よっぽど高いじゃないの!!!」と驚かれてしまった。

母はたまに、気が向くと風水のような縁起モノを
買い求めているようだ。
黄色い色の絵や黄色の造花のアレンジメントだったり
いかにも「運気アップ!」「ご利益いっぱい!」の
幸運グッズである。

そして時折、彼女のもとに販促のDMが舞い込んで来る。

「このチャンスを特別なあなた様だけに!!!」とか
「見逃さないで!大金を手にするチャンス!」などなど、
驚くような言葉が並んだ封筒には、華やかというより
毒々しい色が添えられている。

中にはなにやら、ゴツゴツとした手の感触に
思わず封を切ると入っていたのは小さな
プラスチック製の「金の延べ棒」。

「本物を手に入れて下さい!」という意味のようである。

そして面白かったのは、送られてきた半分だけのコイン。
もちろんプラスチックである。

「数日後、残りの半分が届きます。1万円以上をお買い上げの
方はふたつを合わせてお送りください。もれなく景品がもらえます。
景品の中味は、次回の時に発表します!お楽しみに!」
のような、”おまけの予告の予告”みたいな戦略である。

プラスチックの“金の延べ棒”も、半分ずつの“コイン”も
まるでおもちゃ銀行のような、子どもの“付録”のような
シロモノで思わず笑ってしまいそうだが、いたって大マジメ。
きっと、金型代だってそれなりの投資をしているだろう。

本人はどう思っているのかたずねたところ、
「そんな、たいしたものをもらえるわけないわ!と
思いつつ、一応取っておいてしまうのよ。
でも肝心な2通目が来たときには、その半分のコインは
どっかいっちゃってるのよね…。」と
“残念”とも“アホらしい”ともつかないため息をついていた。

その心境はまるで、韓流ドラマにハマっている主婦に
似ているのではないだろうか。

「結末わかっているのに、つい見ちゃうのよ。
イライラしながら、ドキドキするの。
もぅ~、KAORUちゃんも一度見たらゼッタイわかるわよ!
この気持ち!」などと、よく勧められたものだ。
結局、一度も見るチャンスがなくその本当の心境はわからないが、
なんかこう、根っこにワクワクするような気持ちがベースに
なっているような気がする。

**********************

…一人暮らしにうってつけの「電気ひとり鍋」は
なんと同じものが2コも入っていた。

一人だから必要なのになんでまた同じモノ???と
頭に疑問符が浮かぶが、なんでも説明書には
『食卓の上に「焼く」ためのお鍋と「蒸す」ための機能を
使って、おひとりでも十分に2つの鍋を活用できます。』
などと、ちょっぴり強引な内容(?)で
消費者を妙に納得させてしまう。

「きっと、特別な名簿に載っちゃてるんじゃないかと
思うのよ。もうカタログもDMも送ってこないでほしいのよね。
買っちゃうから」と通販のロイヤルカスタマーは
ひとりつぶやいている。















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★120パーティで

2006年01月26日 | KAORUの好きなものギャラリー
              【南青山の大きな樹】


120PARTYの前日、雪が降った。

プライベートで月に1回続けているお花のレッスンを
やむなく中止にしたが、注文したお花をキャンセルすることは
できず、引き取ることになってしまった。

とっさに名案が思いついた。

そうだ、120PARTYにプレゼントしよう!

花は横浜の通称“プレアビル”に届けてもらった。
雪の降り続く中、器や吸水性スポンジを途中で購入しながら、
プレアビルに向かい、そしてテーブル花用のアレンジメントを
つくることにした。

パーティの最終の打ち合わせをしている横で、
スペースをお借りして、ひたすら春の花を生けた。

打ち合わせの合間や、通りすがりに
「カワイイ~!」とか「ステキ!」と言っていただいたり、
「疲れたでしょ?コーヒー飲んでね!」と差し入れてくださる
元気グループのみなさんの優しさが本当に嬉しい。

***************************

「わ~、この小さくなった吸水性スポンジは捨てるの?
ぎゅーってつぶしちゃっていいの?気持ちイイ~!」

「あっ!そんなこと言ってると、またKAORUちゃんの
ブログに書かれちゃうわぁ」
(ごめんなさい、やっぱり私の周りに知らず知らずの間に
プレッシャーをかけてる???)

などなど、楽しい掛け合いを聞きながら
少しでも早くに仕上げなきゃ、と内心あせりながらも
明日のパーティに華を添える楽しみにワクワクしていた。

***************************

そして、東京のお台場、ホテルメリディアンで開催された
120Partyに参加。

1次会、2次会合わせて10時間の超ロングパーティは
あっという間に時が流れた。

その中のイベントのひとつ、ハワイの“カフナ”(という一族の名前)
の「マイリーさん」が踊ってくれたフラダンスは
心にジン…、ときた。
カフナのみなさまは、本当はハワイの神々のためにしか
踊らないそうなのだが、加藤雄詞さんとそのグループのために
特別に、ということで優雅に踊ってくださったのだ。
間近でみたのは初めてだったからか、やはり
スペシャルな“舞”だったからだろうか、
懐かしいような、くすぐったいような不思議な気持ち。

ショーやテレビやどこかの娯楽場で見た、
今までのイメージとは大きく違っていた。
「フラダンス」は例えるなら日本の「奉納舞」のような
神聖なものなのだ、とステキな発見をした。

今年の6月に参加する予定のハワイツアーで
再び見ることができるだろうか?
楽しみがまたひとつふえた。

*************************

2次会では、ミニコンベンションでブース出展。

時間内に終わらず、また次のチャンスにお願いした方、
ごめんなさい。


社交的で人見知りはしないようでいて、
実は自分で認識しているよりもずっとシャイな私。

セッションにお越しいただくと、ぐっとフレンドリーな
気持ちになるから、人間関係をワイドにしていく上で、
本当によいチャンスをいただいていると、つくづく思う。

今年もまた、たくさんの皆さまとお話しできるんだろうな。

そう思うだけでも、なんだわワクワクする。

どんな方にお会いしても、私らしくいられる、
世界でただひとりの“ワタシ”でいよう。







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スケジュール/横浜

2006年01月19日 | KAORU♪ in Japan
              【リューココリーネ】

いよいよ動き始めました!

ここのところは、個人セッションを中心に動いています。
お友達とご一緒だったり、親子や姉妹でお見えになったり、
夫婦や恋人というスタイルも増えています。
自分以外の方のセッションを聞くと、案外参考になるものです。
自分が考えていることや経験したことには限界があります。
違う角度の視野が、広がったり、
より相手の理解を深めることもあるようです。

時には、心を許すような間柄の方とぜひお越しください。


もちろん、お一人でお越しになって、じっくりと話をすることで
自分自身とじっくり向き合うことができます。

KAORUのセッションのあとの感想で一番多いのは

「あ~、すっきりした!」

「楽しかった~!」

悩み事を相談しに来た方から「楽しかった」と言って
いただけると、なにより嬉しいですし、
「全部、自分で薄々気が付いていたことだったから
納得できてすっきりしちゃった!」というコメントも
よくいただきます。


セッション後のご報告メールもぜひぜひお待ちしていますね



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そして、お待たせしました!

イベント参加のお知らせです。

ピピッと来た方、ぜひお越しくださいね♪

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●1月22日(日)
元気グループコンベンション

「120PARTY&新年会」

場所:ホテル グランパシフィック メリディアン B1
時間:PM17:30~22:00

http://the20club.hp.infoseek.co.jp/1202jikai.htm


●2月5日(日)

「横浜 すぴこん」

場所:横浜ワールドポーターズ
時間:AM10:30~PM7:00
http://yokohama.spicon.org/
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★愛しのメール

2006年01月12日 | KAORUの好きなものギャラリー
              【天使の森ミュージアムのカフェラテ】

ある銀行関連のリサーチ&コンサルティング会社発行の
経営情報紙にファインの社長でもある母が掲載された。
「“女性”が会社を元気にする」という特集で、
女性社長ばかりをクローズアップしてあり、
「月島倉庫」や正月飾りの「飾一」さんなど、
そうそうたる顔ぶれの中での登場である。

『これからの時代に必要なのは、“女性的感性”を
ビジネスに巧みに生かすこと』というサブタイトルで
女性経営者ならではの視点での会社経営の極意?を
見開き2ページという誌面で、商品と共に紹介して
いただいたのだ。

銀行系列の会報なので、もちろんお堅い内容ではあるが、
その中で爆笑するような記事があった。

『現代キーワード辞典』とあるそのコラムには、最近
よく使われる言葉の解説が4つあるのだが、
最後のひとつに『おかんアート』という言葉の意味が
解釈してある。

家庭の主婦による、クォリティは高いけれど、
テキストどおりではなく自分なりのセンスを
取り入れた“実用性の低い手芸作品”をさすのだという。
たとえば、人形や壁掛け、造花、置物などで
具体的な作品パターンは存在しない。
手編みのセーターのように、実際につかえる品は除外され、
「結構うまい、絶対いらない」がキーワードになっているのだとか。

でもその不毛とも思える作品へのネーミングは、実は
同時に母への愛を込めてそう呼ぶそうなのである。

そして、「また類似したものに…」と文章は続いていて、
『おかんメール』なるものもあるという。

不慣れなためにおかしな文字変換をしたままだったり、
短文すぎてまるで果たし状だったりする親からの
メールを笑うものなのだそうだ。


**********************

我が母からの携帯メールもまさにその通り!

60才を過ぎてから始めたパソコンは、何度となく
妹のNaokoに使い方を尋ね、毎回初めて聞いたような
リアクションをする。「それ前にも教えたよ!」と
言われてはムっとしてみたり、
「あ~!その添付ファイルつきの、送り主が誰かわからないのは
ウィルスメールだからクリックしちゃダメぇ!」と
Naokoがあわてて血相を変えて叫んでも、
「あら?大事な仕事の話かもしれないじゃないの?」と
シャラっと切り返される。
「…だから、知らない人からのはダメなんだってば…。」と
だんだんとため息まじりに小声になって、力が抜けてくる。

それでも、本人の使いこなしたい前向きな姿勢と
忍耐強く教えた甲斐あって、今では出張の際のホテルは
ネットで予約しているし、「駅から時刻表」などを使って
交通手段と出発、到着時刻をきっちり押さえるほどの腕前だ。


でも携帯メールだけは、いつになっても笑えるのだ。

“題名”のところにいきなり本文を打ち始めるので、
いつも文字数が足りずに、文章で途中で終わっている。
そして、続きが本文にあるのだろうと開いてみると
なにもない“カラメール”ならぬ“カラ本文”なのである。

だからいつも途中で切れた題名で、何が言いたいかを
推測する必要がある。
それが何年続いただろうか?家族中から、クレームがでても
「そうなのよね~。なぜか題名のところになっちゃうのよね」と
言いながら、ぜんぜん改善する気配が見られなかった。

だが、去年から少しづつ、題名の部分に手をつけず、
本文に入力するパターンも増えてきた。
(でも、コレっていつのメールからの返信なんだろう?
どこからひっぱりだしたらこんな古い内容のメールが見つかるの?
と思うような、ちぐはぐな題名のついたメールを送ってくることもある。)

そして去年の暮れ、また新パターンメールが私のもとに
送られてきた。

私と息子が忘年会で家を不在にしたため、犬の散歩を
済ませたよ、という主旨の内容である。

以下メールそのまま。

題名:「コロの散歩終わりました 出会い」
本文:「相手の方にお詫びも言えないままでした」

以上だが、私が推測するに、たぶんコロが
「出会い」がしらに他の散歩中のワンちゃんと
取っ組みあいのケンカとなり、とっさのことだったので
「相手に謝ることができなかった」という報告なのでは
ないだろうかと、中間に抜けた文章から読み取った。

メールを読んだ瞬間、きっと一大事が起きたに違いない、と
思ったが、あまりの母らしいメールに苦笑いともつかない、
まさに「愛を込めた笑い」をしながら息子と二人で顔を見合わせた。

メールのデメリットもクローズアップされる昨今だが、
結構、ホットなツールのひとつであると私は思っている。

でも、そういえば、息子にあてて送るメールは
返ってきたためしがない。(友達にはあんなにマメなのに…)

「便りがないのは、元気な証拠」と昔からよくある言葉だが、
「返信がないのは、用件はひとまずわかっている証拠」と
あきらめている。





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★W.C先進国 その2

2006年01月07日 | KAORUの好きなものギャラリー
          【山中湖畔の氷と落ち葉】

妹NAOKOの投稿には驚いた…。

着物を着てまで、バランスを崩して
危険な姿勢をとりながらでも、トイレのレバーには
ゼッタイに手に触れたくないものなんだ…。

社内の女性にも聞いてみたら、「私は足はムリよ!
レバーをティッシュで包んで押しているわ。」という。

世間の皆さんは公衆トイレのレバーは足で踏むか、
または素手では触らないのだ、という事実を初めて知った。


だからボタンやセンサーが普及しているのだと
妙に納得をした。

*************************

それにしても、日本人の清潔感の概念は
一体どこから来ているのだろう?
きっと魂の問題ではなく、遠い昔のご先祖からの、
またはおばあちゃんや母からの教育で引き継がれてきた
伝統なのだと思う。

歴史をひも解いてみると、ヨーロッパではあたりかまわず…
またはドレスを着たまま…、という習慣から
香水が発展したという話は有名だが、
日本では古くから公衆トイレの“厠(かわや)”が
存在して、一ヶ所にちゃんとまとめていたようだ。

数年前に、目黒雅叙園の「百段階段」を見学した時、
階段途中にあるトイレはすごかった。

6畳くらいの板の間に長方形の穴がポツン、と開いていた。
お付きの人が一緒に入れる広さ、そして十二単衣を広げられる
スペースが確保されていた。

「厠は一番大切な場所である」という考えから、
かの「横山大観」に絵を描いてもらいたいと依頼したそうだが、
その趣旨をよく理解してもらえず、断られてしまったのだとか。

断った側の気持ちもわかる気がするが、
依頼主の究極のこだわりと思い入れは、なんとも素晴らしい。

**********************

私たちは子どもの頃から、おばあちゃんや母親に
「玄関とおトイレだけはきれいにするのよ!」と
言われ続けてきた。
「トイレはきれいにしないとかわいい子が生まれない」とか
「きれいにすればお産が軽い」などなど、
女性のデリケートな気持ちを刺激する。

そして、その言葉は子どもを産んだあとだって、
もしたとえ産まなくても、日本人の心の奥に沁み込んでいる。


たとえどんなにゴージャスな有名なお店でも、
トイレに手を抜いていたら、ガックリするし、
なにげないお店なのに、トイレがすごくステキだと
それだけで、格がグンと上がってしまうこともある。

「ねぇねぇ、ここのトイレ行って見た?
すごく広くてきれいだよ~!」というと
「ホント?じゃあ、私も行かなきゃ!」などと
外国人にはたぶん理解不能な会話をよく口にする。

スリランカを中心にボランティア活動や支援活動をしている
「スプートニクインターナショナル JAPAN」では、
日本人が駐在できる「支援センター」を設立したそうだが、
住宅を買い取り改装した時、まず重点的に補修したのが
トイレだったのだとか。日本人はとても大切にこだわっている
ことを、日本に留学経験のあるスリランカ人が
よくわかっていた、という話を先日講演会で伺った。

キレイなトイレは“幸運”をつかむための
必須条件となっているのも事実だが、予想以上に
日本人の清潔好きな国民性ともつながっているのかもしれない。








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★W.C先進国 その1

2006年01月06日 | KAORUの好きなものギャラリー
               【カチカチ山の樹氷】

WCは「Water Closet(水洗)」の略。

そういえば子どもの頃から見慣れている2文字だが、
その言葉が何の略語なのかよくわからないまま、
実際に口に出すこともあまりない。

明治期に英語が入ってきた頃,汲み取りスタイルが主だった
我が国に対して欧米のトイレは既に水洗だったので
あえてWCと言って差別化を図っていたのだとか。

新年早々、友人たちとの新年会で
“トイレ”について話が盛り上がった。

*********************

先日、来日したマドンナが日本を去る時、
トイレについての感想を述べていたのだという。
日本は便座が暖かくて、キレイだということが
嬉しいらしい。
メジャーリーグだか、五輪選手なのか定かではないが
スポーツ選手も「あったかい便座を持って帰りたい!」と
コメントしていたのだそうだ。

ウォシュレットが定着し始めてかれこれ
20年弱になるだろうか?今では暖かいほうが当然、となっている。
もちろん公衆トイレや店舗内などいかにもトイレに
お金をかけていない場所は、本能的にわかっている場合も多く、
それならそれで心して着席する。
しかし、そこそこの施設や建物でうっかり無防備に座ると、
心の準備がないだけに、身が凍りそうになる。

日本では、日常生活の中にしっかりと根付いているのに
日本より寒い地域の海外でも、ぜんぜん普及していない
ことのほうがびっくり驚くほどだ。

最近では大型量販店の家電売場の隅でひっそりと、
「ご家庭ですぐに取り付けられます(工具付き!)」のような
キャッチコピーで売られていたりする。

日本独自の文化といっても過言ではない優れモノも
遅ればせながら、やがてワールドワイドに広がっていくのだろう。

**********************


そして、あとひとつ。
いつか誰かと議論を交わしたい
と思っていたことがある。

最近のトイレは、ハイテク&デザイン性を重視しすぎて
どこにボタンがあるのかわからない。

まるで、間違いさがしのゲームの一種か、
挑戦状でも叩きつけられたような気分でトイレに入る。

入った瞬間に、あるいは用を済ませるわずかな時間に
狭い空間を注意深く観察する。

ココは壁の左右どちらだろうか?
案外後ろの壁だったり、本体についていることもある。
左右にそれらしいモノが見つからない時は、
体は前に向いたまま不自然に上半身をねじって
後ろを探してしまう。

また黒いセンサーのようなモノを発見すると、
おもむろに手をかざしてみたりするのだが、
まったくといっていいほど反応がないと、
急に隙間風が心に吹いてくるようなむなしい気分だ。

でも逆に、ボタンやセンサーを見つけた時には
充実感がフツフツと沸いてくるような不思議な感覚を味わうことも
また紛れもない事実である。
「うわ~、こんなところにあったのかぁ。よくぞ見つけた、私!」
などと、思わず自画自賛モードとなる。

とある名の通ったホテルでは、当然のことながら
あちこち探してみたが見つけられなかったのだが結局は
なんのことはない、オーソドックスなレバーがついていて
拍子抜けをした。

楽しいだけならいいが、急いでいる時には
だんだんと腹が立ってくることもある。

「なんで毎回探さなきゃいけないんだろう?」と
不親切にさえ思えてくるのだ。
私がそう思うなら、もっと困るのは子どもや高齢者だろう。
また、外国人もまた同じように困惑しているに違いない。
せめて必ず英語表記があればよいが、日本語だけの説明も
数多く存在している。

各メーカーが競っているから、みごとなまでに
規格が統一されていないのだろうか?

そして時々、サジを投げたくなってくる。
「お次の人には申し訳ないけれど、見つからないわ。
ごめんなさいね、そのままで。」と半ば諦め、
半分はヤケになってカギを開ける。

すると個室を出かかったその時、
“ジャー!”っと水の流れる音がする。
「な~んだ!センサー感知式だったのか…」と
がっくりしながら、一人ちょっぴり恥ずかしい。


**********************

そう考えてみると日本は紛れもなく、
トイレレベルは世界のトップに君臨するほどの
水準を誇っているだろう。

とにかく、日本人のトイレに関する美意識は
世界では類を見ないぐらいに半端ではないようだ。
文句なくトイレ先進国なのだと思うほど、
さまざまな工夫とともに進化を遂げている。

そこまで発展しなくても、もっとシンプルでいいのに。
というほどに。

日本からのトイレ文化も、そう遠くない未来に
もっともっと認識されていくのだろう。

ただ、キレイでおしゃれなだけでなく、
ストレスが溜まらないようスタイル
を心から待ち望んでいる。
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★初春を迎えて

2006年01月03日 | KAORU♪ in Japan
              【元旦の夕陽を浴びる富士山】

明けましておめでとうございます

2006年がいよいよスタートいたしました。

我が家は、このところ毎年恒例となった山中湖で
元旦から2泊3日、のんびりと過ごしてまいりました。

犬と一緒に泊まれるペンションで、
ファミリーとともに総勢8名、犬3匹。
サザエさん一家のように、1台の車で
ギュウギュウになりながら。

そして、小雨がやがて雪へと変わったほど、
寒空の下での初詣は、ぎゅっと身が引き締まりながら、
昨年のお礼と新しい年のごあいさつをいたしました。
おみくじはもちろん「大吉」!
今年は3回目に引いて「これだ!」と思う
「大吉」に出会いました。

自分の1年は自分で決めること!
「大吉」がでるまで、しかもその内容もしっかり選んで
『今年はこの大吉にします!』ときっぱり宣言できるような
大吉がでるまで引き続けるのが、正しいおみくじの引き方
なのだと、加藤雄詞さんに教えていただいてからは
ずっと、そのスタイル。

初詣で、神様に幸せをお願いするのではなく、
おみくじで、一年の運勢を占ってもらうのではなく、
私の一年を、私の人生を、自分自身で決めて前進して
いこうと心の底から思った時、きっと最強のサポーターと
なって下さるのだと思う今日この頃。

まずは自分がこうなりたい!と思わなければ
願いを叶えようがない。
「幸せになりたい」という希望も、漠然としていては
サポートできない。

…そんな話をあちこちで耳にするし、
“夢はできるだけ具体的なほうがいい”ということも
色々なところで目にするから、やっぱり私もまた
たくさんの“ポジティブイメージ”を膨らませていこう!
と思いながら、新たな年を大切にしていきたいと思っています。

どうかみなさまも、今年もステキな一年になりますように。

本年もどうぞよろしくお願いいたします♪

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