KAORU♪の「気ままなダイアリー」

KAORU♪が見つけたステキな風景、出会ったおもしろいできごと、おいしい料理などを“気が向いた時”にご紹介します。

★「開運梵字歯ブラシ」で自分を磨く

2006年05月20日 | スピリチュアル セッション
            【江ノ島温泉の洞窟スパ】

「実家は歯ブラシ屋さんなの」というと
たいていの人はかなり驚く。

たしかに家が歯ブラシを作っている、なんていう人は
そうそういるものではないかもしれない。
でも私は物心ついた頃から、家には歯ブラシがあった。

もっとカッコいい仕事ならいいのに、歯ブラシ屋だなんて、
恥ずかしくはないけど、ちょっと微妙。
必需品だけど華やかさには程遠い家業ではなくて、
資格を取って一生働ける仕事をしようと
中学生ぐらいから決めていた。

もちろん両親には両親の考えがあった。

ボーっとして、気が利かない長女の私には
家業を継がせる気もなかったのだ。

***************************

大学では小学校と中学校の家庭科の免許を取り、
卒業と同時にマミフラワーデザインスクールに入学。
講師を資格を取り、スタッフとして入社することになったが
息子を産むために退社。
そして本部講師として教えて、15年目。

中学から決めた資格を生かす仕事を
一応、ちゃんと歩み続けている。

でも実家の仕事は、ちょっとのお手伝いのつもりだったのに
5年ほど前から本格的に企画開発に
携わるようになってしまった。

これは夢にも考えていなかった展開だった。

私には事務職はぜったい合わない、というのが
手伝いたくない理由だったが、「企画」なら結構いけるかも。

新製品について考えたり、商品のコンセプトを練ったり、
商品やパッケージのカラーコーディネートをしたり。
はたまた商品のキャッチフレーズやパンフレットの文章を
考えて、いかにわかりやすく的確な表現をしていくかが勝負。
デザインにも通じて、デザイン以上の「ものづくり」
を手がけて世に送り出すのが私のポジションとなった。

プロのグラフィックデザイナーとデザインについて
やり取りをしながら、出来上がるとロットやコストなど
細かい原価計算をしつつ、いくつもの仕入先業者と
検討しながら生産し、工場で仕上げて出荷する。

歯ブラシ1本にいくつもの過程を経て、
営業が売り先を決めてしてくれて初めて動き出す。
同時進行で、連絡漏れはなかっただろうか
いつも快い緊張感に包まれる。

***************************

そして、この春からすすめていた新製品
「開運梵字歯ブラシ」があさって5月22日(月)から
いよいよ新発売となる。

6月7日(水)まで、「ランキンランキン」の全国8店舗で
「オーラルケアプロモーション」という企画で発売されることになった。

渋谷・新宿・大手町、自由が丘、北千住、
上大岡、あざみ野、福岡天神の各店舗とも
駅の構内またはすぐ近くにあると思う。

http://www.ranking-ranqueen.net/index.html

もし、近くまで足を運ぶようなチャンスがあれば、
ぜひぜひお店を覗き込んでほしい。

ファインのサイト、「開運梵字歯ブラシ」のコーナーでは
「KAORU♪の幸せmonthly メッセージ」というタイトルで
月一回のコーナーが新登場!
(アップはもう少し先になりそう。しばしお待ちを!)

http://www.fine-revolution.co.jp/

こちらも合わせてチェックしてみて



***************************


昨日、NHKの「英語でしゃべらナイト」という番組を
途中からテレビをつけてみた。

ちょうど、新作「ハリーポッター」の日本語訳を手がける
女性とインタビュアーが2人がでていた。

「こんな英語ならどんな日本語に訳す?」というテーマで
翻訳の女性に聞くコーナーがあった。
その中で、こんな面白い訳があった。

ハリーポッターの挿絵には、なにやら病院らしきものが
描かれている。看板には「 Doctor / Healer」と
描いている。「さあ、Healer とは日本語では
どうやって訳しますか?と翻訳家が質問している。

「“ヒーラー”はパワー送って直したりする人でしょ?」と
インタビュアー役の女優さんが言いながら、
手元の紙にサインペンで日本語に訳したものを
さらさら書いて答えを画面に見せる。
適当な言い回しの日本語が見つからないため
つい説明文のようにながながと書いてしまって、
一言で表現するのは難しい。


でもさすが翻訳のプロは違う。

「 Doctor(医者) / Healer(癒者)」

短くてわかりやすい表現だ。
「いしゃ」と同じ発音で揃えたところも
ウィットに富んでいてステキだ。

欧米で医療とヒーラーがチームを組んでいる、と
話には聞いていたが、ハリーポッターにも登場するほど
メジャーなんだ、と感動した。

ずっと遅れをとっている日本もやがて
追随していくに違いない。

***************************

医療はきちっとした知識を学び、資格が必要だが
“ヒーラー”になるために特別な資格はない。

まずは自分を応援し、励ましていくことで
心や魂を癒していくこと。
つまり「私専属の“ヒーラー”に自分自身がなる」
ことは誰にでもできることなのだ。

今まで、誰かに癒してもらうことばかりを考えて
そんな相手がいないと、孤独で不安な気持ちになっていた、
という人もきっと多いと思う。

でも、一番身近な存在で、実は最も信頼するべき
“ヒーラー”は自分自身の中に眠っていることを
思い出してほしい。

***************************

「開運梵字歯ブラシ」は、自分と向き合う大切な時間を
作るためのきっかけ作りになってくれたら本当に嬉しい。


「幸せ」を呼ぶのも見つけるのも自分しだい。

ひとつが変わり始めたら、すべてが動き始める。

そう、信じてひとりでも多くの皆さまのお手元に
届くことを心から願っている。











コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

★雪国“モヤシ”と下町“もんじゃ”

2006年05月19日 | KAORUの好きなものギャラリー
           【友達みたいにカーネーションを買う勇気が
            なかったから、摘んできた!と
            プレゼントしてくれた「母の日のツツジ」】

モヤシは息子が食べる数少ない野菜のひとつ。

炒めものや、ラーメン、ヤキソバや、
「もんじゃ焼き]にもゼッタイ欠かせない。
さっとゆでてドレッシングをかけてサラダにすると、
シャキシャキ感がおいしくて我が家の必需野菜である。

***************************

そうそう。
「もんじゃ焼き」を家庭の夕飯に
出すところはきっと少ないだろう。
我が家では、遊びに来た子どもたちにも大好評な
定番メニューのひとつである。

具は、キャベツとたっぷりのモヤシ。豚肉や挽肉、牛肉など
なんでもOK。そのほかコーンや揚げ玉など、あるものを
適当に入れる。味付けはウスターソースと醤油、粉末だしと
削り節1パック。 最近は市販のもんじゃ専用の粉が売っているが
小麦粉で十分おいしい。

***************************

作り方は江東区で育った高校時代の友人が教えてくれた。

話にはよく聞くが、昔は本当に駄菓子屋にあった
子どものおやつだったという。

駄菓子屋さんの奥に鉄板があって
おばちゃんに注文すると、お椀に小麦粉を水で溶く。
そしてソースをちょこっとたらして、鉄板の上に
文字を書いてくれるのだそうだ。

子どものためのシンプルで素朴なおやつが今や
別物のように一人歩きし、月島はもんじゃのメッカとなり
ひと皿ほんの少しで1000円弱という価格は
もはや駄菓子というスタートラインから
大きくかけ離れてしまったようである。

それでも東京下町の人たちは、それぞれの思いを抱きながら
その文化を築いてきたことに誇りを持っている。

***************************


3年ほど前だっただろうか。

江戸川区の「平井」という駅に用事があって知り合いと、
そして息子と3人で出かけたことがあった。
夕食を一緒に食べましょう、ということになり、
何がいいですか?と訪問先の人に聞かれた。

私の知り合いが「この辺りの「もんじゃ」はすごいですよ!」と
おススメしてくれたが、先方は「えっ?本当にいいんですか?
地元の人しか食べに来ないような昔からの店ですよ!
ほかからわざわざ食べに来る人なんていませんよ。
本当にいいんですね!」と何度も念を押された。

そんなに言われるとなんだか怖いもの見たさのような
気分でワクワクする。
2階建てての低くて古い家屋が立ち並ぶ、
昔ながらの住宅街にその店はひっそりと営業していた。

目印は店の前に立てかけてある“よしず”のみ。
看板やのれんなど店をアピールするものが一切ないのだ。
うっかりすると通り過ぎてしまうほど普通の民家なのである。

店の名前も地元の人でさえよくわからないのだという。

だからもちろん、私もまったく覚えていない。
訪問先の人と、知り合いの2人が店名の最後の一文字に
ついて長いことモメていたが、結局正しい名前は知らないようだ。

そして、なんだか店中がベタついているような、
油でセピア色に染まった店内。
一瞬自分が子どもの頃にタイムスリップしたような気分。
すごく懐かしい。昔こんなお店よくあったよな、という
机とイス。そして、店全体の醸し出すレトロな雰囲気。

店内にある、ビンのコーラや飲料水が入った冷蔵庫には、
ドア付近に栓抜きが一体化となって備えついている。
アンティークファンなら垂涎の一品だ。
まだ、超現役で活躍していて、しかも自分で取りにいき、
シュポッっと自分で栓を開けてから席に戻る。

…飲み物のオーダーは取りにきてくれないのだ。

しかも、ビールは本物の家庭用冷蔵庫に入っている。

そして、もんじゃの必須アイテム「ベビースターラーメン」は
あの有名なブランドではなく、すごくマイナーな
5センチ角ほどの小さな袋のタイプがおやつのビンに
ギュウギュウに詰まっていて、自分で好きなだけとっていい
スタイルなのだ。もちろんそのまま食べたってかまわない。

「1コ 10円」と紙に書いてテープでビンにとめてある。

最後に、飲み物のビンの数と封を開けた袋の数を
店のおばちゃんが数えにくる、完全自己申告制である。
もちろん、隠蔽工作も可能なのだが、そんなセコイことを
する気にならないほどの大らかさである。

そして一番驚いたのが、お客さんたちだ。

みんな、風呂あがりのパジャマ姿でサンダル履きなのだ。

小さい子どもがいるファミリーも髪の毛をよく乾かしていないし、
お隣んちにご飯を食べにきたような、リラックスムードが
店内を包み込んでいる。

ここはホントに東京?今は平成だったよな?
時が止まっている場所???そんな妙な気持ちになる。

店というより、みんなの“台所”なのだ。

だから看板なんて必要ないわけだ。
名前なんでどうでもいいのだ。

だって“台所”なんだから。

きっと、ネットで検索してもでてくるハズもないだろう。
広く世間に知らしめて営業する必要などない、
もんじゃ屋さんの原点に忠実なスタイルを
しっかりと貫いているのである。

そしてお客さんも、お店のおばちゃんも
「うちの“もんじゃ”が本物!昔からの味なのよ。」と
胸を張って言っていた。



***************************


“モヤシ”にはけっこうこだわりがある。

「グルメモヤシ」は細すぎて繊細なようだが、
逆にみずみずしさにかける。
「緑豆モヤシ」や「ブラックマッペ使用」などは
一番オーソドックス。昔からの正統派“モヤシ”である。
あの「ヒゲ」と呼ばれる部分はなるべく取り除いてから
使うようにしているが、結構めんどくさい。
でもあのシャキシャキ感を味わえると思うと、
時間があれば、ひと手間かけてとっている。


そして、ここ数年前からのお気に入りが
最近CM でしきりに宣伝している雪国“モヤシ”だ。
しっかり太い。しかも、なんと根が切ってある。
つまり「グルメ」タイプと「オーソドックス」タイプの
欠点をみごと克服しているのだ。

CMで「高いから絶対買うなよ~」と止められているが
あの手間を考えると、本当にありがたい。

ところが最近、“モヤシ”売り場に異変がおきた。

なんと、その雪国“モヤシ”がいつも売り切れなのである。
あれだけ、買うなと歌っているにもかかわらず、
人間はへそ曲がりだ。

***************************

そんな話を息子にしたら、
「それってさ~、まるで自分が売れない時から一生懸命
応援していたインディーズのグループが、いきなり
メジャーデビューしちゃうとさ、なんだか急にさびしいよね。
そんな気分でしょ?」と分析してくれた。

そうね、あたらずとも遠からずかな。
まあ、言われて見ればそんなカンジかも。

“モヤシ”はいつの日かまた落ち着いて買える日がくるだろう。
そんな程度の思い入れかもしれない。
なにしろ、量産できるモノだから。


でも、世界にたったひとつしかない、あの大切な台所、
“もんじゃ屋さんの原点”がメジャーデビューなどしたら
お客である「もんじゃ家族」たちはきっと悲しむだろう。
















  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

★卵焼きの味

2006年05月10日 | KAORUの好きなものギャラリー
               【ハナミズキの花びら】

こう見えて、卵料理には自信がある。

家族の間でもかなり評判がいい。

亡くなった父も、病床に伏して
ほとんど食事が食べられなくなった時も、
「KAORU の卵焼きはおいしいなぁ」と
ほめてくれた。

***************************

卵料理に目覚めたのは、大学生の頃だった。

下宿住まいを始めた同年代の友人たちは、
親元から離れて、まるで自分の城を築いているようで
うらやましかった。

入学してまもなくたったある日のこと、
専攻の違う“よこベエ”というあだなの友人宅に
突然、おじゃますることになった。

たしかお昼時で、私はおにぎりかパンだけを持っていた。
“よこベエ”が「じゃあ、私オムレツ作ってあげるよ!」と
冷蔵庫から卵を2コととろけるチーズ、カニカマを取り出した。

さっと慣れた手つきで、卵と具をかき混ぜ
あっという間に白いお皿にのせて
ちゃぶ台のような木の机に置いてくれた。
砂糖がほんの少し入っていて、
ちょっぴりの甘さが新鮮だった。

当時、10代の“よこベエ”の作った
カニカマチーズオムレツのトロっとしたチーズと
ふわっとやわらかい卵の味が目からウロコのように
おいしくて、私もさっそく家で練習を開始した。

***************************

高校の調理実習で習ったオムレツを焼くときの火加減を
思い出しながら、卵をかき混ぜる。

空気が入らないように、菜箸はボールの底につけて、
十字を切るようによくまぜる。味付けは塩コショウと牛乳。
そして、フライパンはしっかりと温めて、サラダ油を熱し、
バターを入れてすばやく卵液を注ぎこむ。
強火のまま底だけ火が通ったら、
フライパンの丸みを利用してひっくり返す。
中はトロトロの半熟がおいしいのだ。

そんな手順を思い出しながら、毎朝作ってみた。

そして、続けて四角い卵焼きの練習。

卵は火加減と手早さが勝負である。
もたもたしていると、あっという間に焦げてしまう。


失敗を繰り返しながら、作るたびに自分なりの
タイミングや調味料の配分を見つけながら、
納得のいく卵料理ができるようになっていった。

***************************

ココだけの話だが、うちの母の卵焼きには必ず
白身だけのドロっとしたかたまりが入っていて、
しかも必ずちょっと焦げている。
たぶん、混ぜ方が足りないのと、火にかける時間が
長すぎるんだと思う。

(もちろん、母にそんなことを言ったことないので内緒ね!)

そんなせいか、卵焼きが好きではなかったのだが
自分なりの研究を重ねた。

「さやいんげんの卵とじ」は“だし”で
さやいんげんをさっと煮てから、卵でゆるやかにとじる。

角切りにしたトマトやみじん切りのタマネギや
チーズとかベーコンと一緒に焼く
「海外ブレックファースト風オムレツ」。
海外旅行先のホテルで、好きな具を指差しながら
「コレとコレとコレ!」と選ぶとその場でコックさんが
焼いてくれるスタイルが大好きである。

その他、甘辛い味付けの煮卵など、卵が1コあれば
洋風でも和風でもひとまず1品はできあがる。

***************************

そんな、自他共に認める卵料理好きだが、
残念ながら、息子は卵がニガテである。

ひどいアレルギーではないが、牛乳か卵か
はっきりしないけれど腕や脇の下にアトピーがでて
かゆがるし、どちらも単体で食べたがらないので、
極力控えることにしていた。

保育園時代から数えて約12年間、
遠足や行事、野球練習たびにお弁当を作りながら
卵をおかずに入れるできたら、彩りがきれいだし、
栄養価もあるのにな~と思いつつ、あえて作らずにいた。

***************************

ありがたい給食生活を卒業し、この4月から
本格的にお弁当作りを始めてからしばらくしたある日、
信じられないことを耳にした。


「渋谷(君)んちの卵焼きがうまいんだよね~!
毎日、3コもらってるんだ。
おにぎりと卵焼きさえあればいいぐらいだよ!」と
満面も笑顔で私に報告するのだ。

「えっ??? 嫌いじゃなかったの?
いつの間に食べれるようになったの?」

「ずっと前からだよ。よくみんなの卵焼きをもらってた。」
というのである。

「なんでそれを早く言わないの?お母さん、卵焼き上手なんだから!
じゃあこれからはうちも作るよ。」と言うと
「あっそ。でも渋谷んちみたいに作ってよ!」とそっけない。

「その卵焼きはどんな味なの?甘いの?四角いの?」と聞くと、
「甘くて四角いよ」とだけ言うが、それ以上の説明はない。

***************************

なんだか、腕が鳴る。
ついに、長年の夢が実現しそうなのである。

さっそく近くのスーパーに、卵焼き用の
四角いフライパンを買いにいった。
なにしろ、先代のフライパンの寿命が来て以来、
すっかり使う用途がないため四角いタイプは買い替えずに
そのままになっていた。

そして、いよいよ長年こだわった卵焼きを作る時がやってきた。

自分なりの味付けは、卵1コに対して砂糖小さじ1.塩ひとつまみ。
久々だったが、まずまずのできばえである。
一口サイズにカットして、お弁当箱に詰めて、
よしよし!と満足感で満たされながら、そっとフタを閉めた。

***************************

その日の夕方。

「ただいま~」の声が聞こえるやいなや、
「どうだった?」と感想を聞いてみた。

すると「う~ん、お母さんの卵焼きはたしかにおいしかったよ。
でも、渋谷んちほうがもっと甘くておいしいんだよ。
形も、お母さんのほうが形はきれいなんだけど、
なんか違うんだよね。」とサラっと言う。

しかも、ぜんぶ一口づつかじって、残してある。

本来の“おふくろの味”はもうすっかり
「渋谷家の味つけ」となってしまっていた。

***************************

先日、渋谷さんちのお母さんにズバリ聞いてみた。
渋谷母は息子が毎回、誰かにあげていることを
知らなかったという。

「卵1コに対して、砂糖は何杯使うの?
ほかにはなにか入れてるの?どんな焼き加減?」と
矢継ぎ早に質問ぜめにした。

「うちの母の卵焼きがおいしくてね、それと同じ味なの。
砂糖は小さじ2杯。それにお醤油を少し。それだけよ。
焼き加減は…別に普通よ」とうまく説明できない様子。

さっそく、同じ分量で作って感想を聞くと、
「やっぱり違うよね~。やわらかさもそうじゃないんだよね。
お母さんのはふわふわすぎるよ。
今度食べずにもらってくるよ!」などと言う。


***************************

あんなにこだわっていた卵料理の十八番(おはこ)だったのに、
うっかりしている間に、息子は別のテイストファンになっていた。

それならそれで、あんまり一生懸命にならずに
この際「渋谷家の卵」のお世話になってもらおう。

渋谷母には「いつもありがとう。なんだか申し訳ないわ。
今度うちの分の卵買って渡すね!
これからもよろしく~!」とお願いしておいた。

***************************

そう思ってはみたものの、やっぱり今日卵を見たら
買ってしまった。
しかもちょっと高めのヨード卵。

やっぱり、めげずに
もうちょっとチャレンジしてみよう。

なんでこんなにこだわっているのかわからない。
そんな自分が我ながらおかしい。
















  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

★“癒しのスパ”で極楽気分

2006年05月06日 | KAORUの好きなものギャラリー
               【江ノ島ビール】

おととしの終わりだったと思う。

ファインの顧問面談の時に加藤雄詞さんが、
「江ノ島の弁天さまのところに行くといいよ!
商売繁盛の神様だからね。」と言って下さったので、
さっそく去年の2月の寒い頃、
母とNAOKOと3人でお参りに行くことにした。

早春の寒風吹く中、ぐるっと江ノ島を歩きながら
お茶やさんの甘味を食べたり、いい香りに誘われて
ちょこちょことつまみ食いをしながら
洞窟まで足を延ばして、思いがけずハイキング。
帰りに名物“しらすごはん”をいただいて
すっかり観光気分を味わった。

***************************

そしてGWスタート初日、再び江ノ島を訪れた。

去年1年、無事に終えられたことへの感謝と、
また新たな気持ちをお知らせするために。

今回のメンバーは私と母、そして真ん中の妹MIDORIと3人。

江ノ島の地を踏んだとたん、小雨がパラつき始め、
神殿で、ご祈祷が終わって表に出るとかなりの降りになっている。

「どうする?もっと散策する?」と迷ったが
傘なしでは歩けないほどの雨だし、
このまま引き返しましょう、ということになった。

お土産物屋が軒を連ねる参道は、
昭和の雰囲気が漂い、どことなく懐かしい。

昼食を食べたお店の壁に貼ってあった
安藤広重の浮世絵にも登場する「相州江の島の図」
【制作年 天保年間後期(1842年頃)】を見ると
すでに門前町のような数店が描かれていて、
古くからの信仰と賑わいを感じることができる。

***************************

来てそんなに時間も経ってないけどもう、帰ろうか。
雨だしね。という私たち姉妹の気配をよそに、
母は「温泉ないかしら?テレビで見たのよ!
いい温泉があるのよ!どこかしら?」と急に粘り始めた。
温泉旅館を1軒見つけると「受付に聞きに行ってくるわ!」
と果敢に飛び込んでいった。ほどなくして戻ってくると、
「予約制らしいのよ。しかもランチと入浴がセットになっている
んだって。今回は無理ね。」と残念そうにしている。

それでも諦めきれない様子。

「どこかにあると思うのよ!テレビで見たから。」と
まだ熱く語っている。
そんなに言うなら付き合いましょ、という気持ちで
後からついていくことにした。


数軒先にある島の入り口にほど近い場所に
「江ノ島温泉 エノスパ」と書いてある
真新しい建物を見つけると、ここかもしれないわ!
と急ぎ足で向かった。


***************************

母が珍しく、あんなにも江ノ島温泉にこだわって
いた理由がわかった。

本当にここはおススメ!
海を眺めながら、優雅な気分で芯から癒される。

http://www.enospa.jp/


水着をレンタルして、プールエリアでは潮風に吹かれて
遠く伊豆半島を眺めながら、ほっこりした気分に浸る。
波の音を聞きながら、洞窟プールは神秘的で心が落ち着く。

どのプールも水深が約110cm~120cmほどあって、
通常よりもずっと深い作りになっている。

普通のスパプールだと、子どもサイズを考慮してもっと浅いため
大人にとっては、上半身が表にでてしまい夏以外はとっても寒い。
仕方なく中途半端な姿勢で身をかがめなくてはいけないが、
ココは立ったままで肩まで暖かい。

そう、江ノ島アイランドスパは小学生以下のお子さまは
入場できないのだ。(要望が多く、平日は入場できるようになったらしい。)

つまり、オトナ仕様のスパリゾート。
子育て中は、そんな施設に巡り合うと、
社会から“つまはじき”にされているようで
ちょっぴりやるせなかったが、一段落した今となっては
だからこそ、特権階級のようでなおさら嬉しい。


そして、入場料が普通の日帰り温泉施設より
1000円ほど高めだからだろうか、客層がいつもと違うのだ。

特別セレブ、というわけではない。
でも大衆的な雰囲気がまったく感じられないのが不思議だ。

女性2~3人のグループ。若いカップル。
夫婦ふたり。私たちのような女性の親子。

にぎやかな若いファミリーも、
我が道を突っ走る、俗にいう“オバタリアン”と
呼ばれるような庶民派層も見当たらない。
(もちろん、微笑ましくて愛すべきグループなんだけれど…)

お店のコンセプトどおりに、
みごとなまでに絞り込まれた客層である。
そして、一足入り込むと店のコンセプトどおりに
優雅な私に変身してしまうのだ。

この“1000円の差”が客を選ぶことに驚いた。

イメージを提供して、押し付けがましくなく
夢見心地にさせる“エノスパ”は、
次は女友達とゼッタイ行きたいな

***************************


きっとお天気がよければ、富士山を眺めることができるのだろう。
雨もちょうどあがって、薄曇りの空の下だったが、
十分に肩の力が抜けていくのを感じることができた。


夜の7時からはプールサイドでウォーターパールショー。
音楽と水、光のショーが幻想的で本当に美しい。

そして、水着なしの温泉がまたイイ。
泉質 は「ナトリウムー塩化物強塩温泉」で 海の塩たっぷり。

海は“浄化”の作用があるというが、
その成分をたっぷり含んだ温泉なら、さらに心もカラダも、
そして“魂”までキレイになりそう!

忙しかった4月の疲れをすっきりと洗い流して、パワー満タン。

雄詞さんのおかげで、江ノ島に行くチャンスをいただけたことに感謝!
母の粘りでステキなスパを見つけられたことにも感謝!

最後は4階のグリルで「江ノ島ビール」と
江ノ島近辺で水揚げされた地魚を使った料理で極楽気分。

5月もまた、がんばろう~



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

★Monthlyメッセージ★ 5月【皐月】

2006年05月01日 | KAORU♪ in Japan
          【片瀬江ノ島駅】


■月初めに、KAORUがスイッチを入れて
その月に必要なメッセージをお届けします。
5月をより快適に過ごすためのヒントにして下さいね♪■


***************************


今月のキーワードは「新芽と新根」

5月は、若葉萌ゆる季節。
桜をはじめ、春の花木たちは花を終え次の命の段階に入る。

地上では新芽をふくらませ、
そして土の中では着々と根を深く、広く、太く
揺るぎないものへと伸ばし始めている。

4月まで、厳しい状況に置かれながらも
視線を前にすえて、いつかくるポカポカとした明るい日差しを
目指していた人は、5月に入ると成果があらわれる頃。
いっせいに新芽のような、新しい展開やビジョンが
見え始めるかも。

でも、新芽は水落ちしやすくデリケート。
大切に丁寧に育むことが大切。
新芽が出たことにすっかり安心して水やりを怠ったり、
大切にしすぎて水をあげすぎても、
ひょろひょろと背丈だけ伸びて弱々しい。

そして、同時に新根を太くしていくことで
新芽とのバランスがとれていく。

「根」というは目に見えない、表面には出ない、
数値にしにくい人脈のことだったり、専門知識の勉強だったり。

「根気」という言葉があるように「根」は本当に
役にたつのか、正しいのかわかるまでに時間がかかるもの。

でも、根がないと花々はしっかりと自立できないように、
人間もまた花や葉だけでは生きていけない。

たとえるなら“根っこ”は表面では判断できない
“魂”のような存在。


そこをいかに深く、しっかりとしていくか。
「根」がしっかりと張っていれば少々の台風ではビクともしない。
たとえ、きれいな花が咲かなくても、新芽が吹き飛ばされても、だ。


「新芽と新根」が同じスピードで上下に伸びるのが理想だが、
花によってみんな速度が違うように、人間だったら
なおさらペースが違うだろう。

自分に置き換えてみて、今は「新芽」の時期なのか、
「根」を太くしていることに重点を置いているのが考えてみよう。
いつまでも花が咲かず新芽が吹き出さないことに
イライラ、不安に陥るのなら、現在の状況を把握してみよう。
案外、今は「新根」を深くしたほうが効果的な時期かもしれない。

まずはベクトルの方向を自分自身で把握することが、
目標に一歩近づくための大事な要素。

5月は、思っている方向に向けて
まずは心と顔を向けて、前進しましょう!








コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする