![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/96/779cca4b53f6228544b831df5adf734f.jpg)
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銀座松屋での作品展は、火曜日が最終日。
前期、無事に出展を終えて
今日は後期の作品を見に、再び松屋へ。
ちなみに、私の今回の作品。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/2f/2b7a68b5929b92d99b5c501140090ff8.jpg)
小さいフェルトのパーツはこんな風に
白くペイントした木の板に貼って、スタンドタイプに。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/d2/0bc18e023c792aeaeef280d2bf2bebd4.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/a1/c14860bd9ab722b8ddb204556453ce07.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/f7/4a2448824452ccde8c8a8e681cf8e72e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/a0/09a78ebf0ea7869ad8206cd36244f2b0.jpg)
KAORUさんらしいけど、
どうしたの?今までと少し違うね。
心境の変化???と
何人かに聞かれたり、
ほのぼのとしているね、とか
かわいらしくて、楽しい気持ちがいろいろ詰まっていて
幼い頃の平和な日だまりを思い出しました。
という感想もいただいたり。
「先生の作品はいつも明るいですね!
元気になる~!」と言ってくれたのは
韓国人の生徒さん。
心境の変化って何かな~?と考えてみると、
思い当たるのは、一応子育てが終わったことかな~。
成人になったことで、未成年の母親を卒業して
ホッとしているかも。
この10数年は、しっかり育てなきゃ、という
気負いもやっぱりあったと思う。
だから作品も、繊細な中にシャープで大胆な作風も
数多く発表して、自分の気持ちを反映させてきた気がするし。
そして、確かにこのところの状況も考えたのかも。
ほんわかして、思わずゆるんでしまうような
作品をつくりかたったような気がする・・・。
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今日、久々に会場でお会いした
花仲間の先生たち。
お一人は、ご実家が気仙沼だそうで
今回は、出展することができなかったという。
もうお一人は、16年ぶりの作品出品。
なにしろ50周年の記念の作品展だからね、とおっしゃていて
桜の太い枝から出ている新芽と、
土にポトンと落ちたサクランボの作品だった。
桜の作品を前に、3人であれやこれやと話しに花が咲いた。
「今年の桜は、いつもと違っていたわ。
桜はぜったいどんな状況かわかっていたと思うわ。」
「私もそう思うのよ!
こんな桜の咲き方は初めてだったわよね」
私:「えっ???ホントですか?どんな風に?」
「とにかく、寒くなったりしたせいもあって
花の開花時期が長かったでしょ?」
私:「うん、うん!」
「それに、普通なら一気に咲いて、
一気に散るのに、下から今年は咲いたのよ。
下がもう葉になってきているのに
まだ上の方は咲き続けているなんて、
そんな桜は今まで見たことなかったわ。」
私:「へぇ~!!!」
「なんだか桜の花の意思、というか意地を感じたわよね」
「そう、戦争の時には変な“象徴”にされちゃったけど、
今回はそうさせない、という“桜の意地”よね!」
私:「うわ~…!そうだったんですか???」
花と共に生きる人たちの鋭い観察眼に思わず脱帽である。
咲き方の微妙な変化も見逃さない、さすがプロ集団。
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「潔く咲いて、潔く散る」象徴とされた昭和の桜。
「大切に愛おしく、咲き続ける」平成の桜は、きっと
『人々の心に愛と、生きる勇気を与えてくれる象徴』へと
昇華したのだと思う。
帰ってから、突然ふと思い出した。
そういえば、今回の私のフェルトに使った枝は
全部、「桜の枝」だった。
それって、偶然じゃないのかな?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/a5/b598b367e890ef6e8bb78903fc221120.jpg)
↑ 花咲く桜の枝を加えた幸せの黄色い小鳥。
ずっと前に使った桜をいつかまた使えるかも、と
捨てられず、取っておいて再利用したもの。
一度、枯れてしまった命に、
もう一度、新たな生命を吹き込んでいく。
これが、フラワーデザインの醍醐味。
自分の生きざまと、
人々への祈りや願いと、
植物の持つ生命力。
お花を通して表現していける場があることは
本当に幸せであり、
お花を通して、学べることができ、
そして、何よりそれを分かち合える仲間がいることは
私にとって、
かけがえのない大切な居場所、なのである。