どんな脅威にも屈しない。
大切なイベントをいつもと同じように
みんなで楽しもう。
そんなニューヨークの強さを
肌で感じたハロウィンの夜。
事件から数時間後でもマンハッタンの夜は
コスチュームに身を包んだ人々であふれ、
ブルックリンのストリートパーティには
キャンディボックスを小さな手に握りしめて
カワイイ衣装を着たちびっ子と親たちで賑やか。
ゾンビの格好をした
「DAED ZOMBIE BAND 」には
子どもやオトナたちでいっぱい。
ホーンテッドマンションのような音楽で始まり、ダンスミュージックで踊って♪
みんな、何にも言わないけれど、
高く掲げたピースマークが
お月さまの下に輝いていた。
バンドメンバーのお家には
ハロウィンの素敵なデコレーションと
ハロウィンカラーのオレンジ色のライスとチリビーンズ。
直後にお祭りに出掛けることに
なにも思わなかったわけじゃない。
1か月ほど前、あの道をサイクリングした。
ハドソンリバー添いのサイクリングロードを
ミッドタウンからロウアーマンハッタンまで
City バイクをレンタルして
ちょうどトライベッカで折り返し
サンデーフードマーケットでランチして
マシュマロアイスクリームを食べて帰ってきた。
チラッと見る映像は馴染みのある身近なエリア。
自粛することが最良の方法とは限らない。
平和と安全を祈りながら、
そこに振れ幅を持ってこないで
いつもどおりに楽しむことが
恐れず何ものにも屈しない姿勢の1つなのだ。
と、ここの人たちを見ながらそう思う。