とうろもろしの甘み

2010年08月15日 | 食事 -

長野からのたより。

ぷりぷりの実が詰まった、美しい「とうもろこし」を食べた。
塩を少しだけお湯に入れて、その中で煮た後、荒熱がとれたら、丸ごとかぶりつく・・・。

子どもの頃の「おやつ」のような食べ方だ。
田舎で育つと、季節ごとの食べ物の思い出が残っている。
そこには、確実に「旬」というものがあり、空腹を満たす「食材」としての意味もあった。

焼かずに、しょうゆもつけずに・・・
少しの塩で湯がいて、とうもろこし本来の甘みを出すのだ。



当時、つくってくれた母の存在が、頭をよぎる。
お盆だから・・・・
終戦記念日だから・・・・
本当に、いろいろなことを感じながら、とうもろこしを「有難くいただく」。

「生きている」ことに感謝。
「食べられる」ことに感謝。


明日は、くしくも母の命日だ。
十三回忌の法要は、徳島で九月に予定しているけれど・・・
私なりのお弔いをしようと思いながら、お盆を過ごしている。


徳島の「阿波踊り」

2010年08月15日 | ナンセンス -

私の故郷:徳島では、盆踊りと言えば「阿波踊り」だ。

徳島市内は、12日~15日までとなり、今日が最終日である。


観覧席のある演舞場を踊りつつも、街のいたるところで、このような輪になった踊りが
繰り広げられる。
これこそが、盆踊りとしての 人々の真の素顔が 楽しめる踊りの形態である。

祭りの踊りが最高潮に達したとき、一般の観光客も、飛び入り参加で踊りだしたりして、
まさに “一体感を感じる「大きな輪」” ができることも多い。





阿波踊りは、「連」という集合体によって成形されており、「連」ごとに雰囲気が違う。
これもまた、伝統と格式があったりして、有名連には必ず有名な踊り手がいるものである。


阿波踊り期間中、県内のケーブルテレビは、24時間中、踊りの中継をしている(笑)。

日本中から、観光客が来るのも、この期間中だけだろう。
徳島には、傑出した代表的な名物がないので、「阿波踊り」は唯一、自慢ができるもの
かもしれない・・・とも思ったりする。
ラテン系(?)のリズムにも似た“楽しい徳島人の踊り”だ。
風土色も、とても良くて出ていると思う。


小学校の体育大会から、ずっと踊らされているので、徳島県人はみんな踊り人であると
言えるかもしれない。

私も、髪をアップにして、さらしを巻き、「男踊り」に興じていた頃を懐かしく思い出す。
意外と体力が必要で、男踊りは「特に腰が疲れる」んだけれど・・・・楽しかったなぁ。