長野からのたより。
ぷりぷりの実が詰まった、美しい「とうもろこし」を食べた。
塩を少しだけお湯に入れて、その中で煮た後、荒熱がとれたら、丸ごとかぶりつく・・・。
子どもの頃の「おやつ」のような食べ方だ。
田舎で育つと、季節ごとの食べ物の思い出が残っている。
そこには、確実に「旬」というものがあり、空腹を満たす「食材」としての意味もあった。
焼かずに、しょうゆもつけずに・・・
少しの塩で湯がいて、とうもろこし本来の甘みを出すのだ。
当時、つくってくれた母の存在が、頭をよぎる。
お盆だから・・・・
終戦記念日だから・・・・
本当に、いろいろなことを感じながら、とうもろこしを「有難くいただく」。
「生きている」ことに感謝。
「食べられる」ことに感謝。
明日は、くしくも母の命日だ。
十三回忌の法要は、徳島で九月に予定しているけれど・・・
私なりのお弔いをしようと思いながら、お盆を過ごしている。