なんとなく思い出してしまう人・・・・・・マイケル・ジャクソン。
マイケルではないと似合わないような個性的な衣装は、彼の一貫した好みだった。
彼の衣装に、何らかの意味合いを求めても、きっと不確実な返事がかえってくるかも―。
何故なら、いつも自分で決めて、それも彼自身の感覚的なモノを重要視していたからだ。
白い靴下は、ず~っと履き続けたし、くるぶしまでの丈のズボンは(ダンスをする時の)
身体のラインを協調するための効果をねらっていたと言う。 そのための白靴下だった。
病気のため肌が白くなっていくにつれて、目立つ斑点がある右手にはいつも手袋をはめ、
ドーランで(全身に残る)まだらな色合いを消して、ステージに立っていた。
最初は黒いドーランで、そして、徐々に白いドーランを使うようになっていったという。
■1988年のグラミー賞でのステージ。
「The Way You Make Me Feel 」& 「Man In The Mirror」
私は、寂しくなった時、上記の1988年のグラミー賞のステージを観ると・・・・
少しばかりの感傷を伴いながらも、前を向いていく「勇気」と「活力」をもらえる。
特に、このステージでは、後半部分あたりの「Man In The Mirror」からラストまでの
盛り上げ方が、たまらない。
まるで、今の自分を省みるのを促すように、彼がシャウトする言葉が胸に響いてくる。
一人ひとりが「変われるとしたら」・・・・
もしも、一人一人が、自覚を持ちながら、変わっていったとしたら・・・・
本当に「世界は変わるのかもしれない」と、マジに思えてくるのが・・・すごい!
一人ひとりが「向上心を持って過ごしたら」・・・・
もしも、一人一人が、自覚を持ちながら、変わっていったとしたら・・・・
良い天命がめぐってきて、皆が暮らしやすくなるかもしれないと、心から思える。
本当に、もしも、そうなったとしたら・・・・。
そういうことが、実現したとしたら・・・・。
気持ちの良い「ピースフルな世界」のイメージが、漠然と、身体中を駆け巡っていく。
そして、憧れと一緒に、・・・この私にも「願い」や「希望」が、生まれてくるのだ。
この時期を過ぎて、程なくすると・・・・右の腕にラインを付けはじめる。
それは、平和への願いと、世界中の子供達の幸せを願っての「サイン」だった。
彼は、その願いのサインを、亡くなるときまで強調して、人前に立っていた。
そして、マイケル・ジャクソン と ライオネル・リッチー の二人が率先して、
実現したプロジェクト!
忘れられないのが、この曲。 ~ WE ARE THE WORLD ~
当時の USA を象徴する すばらしいメンバーが集い、熱気あふれる仕上がりになった。
(みんな、すごく若くて、観ていると、顔がほころんでくる)
ドキュメンタリーVideo にもあるように、夜を徹して録音された世紀の名曲だ。
マイケルは、この歌詞をネバーランドにある大木に登り、枝に寝そべって書いたという。
■WE ARE THE WORLD / USA for AFRICA
written by Michael Jackson and Lionel Richie