多くの人が求める 「 進化 」

2012年12月18日 | 言葉 -
「 進化する 」 とは・・・・・


   ● 自己実現のために、より良い手段を、
     より容易に、獲得できるようになること。

   ● 生命が、物質の制約から開放されること。

   ● 生命が、より自由になること。

   ● 生命が、より生命的になること。



 


  
    だから、 「 進化 」 とは、

         「 自由を拡大すること 」・・・。

「リヒテンシュタイン」 の 秘宝

2012年12月17日 | 出来事 -
国立新美術館の5周年を記念して、大型企画展が来日。
世界最大の個人コレクションだ。

ずっとチェックしていたが、本日、夕方二時間で企画展を
見てまわった。

リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝
オーストリアとスイスの間にあるリヒテンシュタイン侯国。
同国の国家元首であるリヒテンシュタイン侯爵家は、優れた美術品収集こそが一族の栄誉との家訓のもと、500年以上にわたってヨーロッパ美術の名品を収集してきました。その数は3万点に及び、英国王室に次ぐ世界最大級の個人コレクションといわれています。
本展では同コレクションから139点の名品を選りすぐり、日本で初めて公開します。世界屈指のルーベンス・コレクションからは、愛娘を描いた《クララ・セレーナ・ルーベンスの肖像》など10点が一挙に来日。ラファエッロ、クラナッハ、レンブラント、ヴァン・ダイクをはじめとする巨匠たちの名画や、華麗な工芸品が一堂に並びます。


さすがのバリエーションと、バロックの華やかさ。
画家 「ルーベンス」 のコーナーは、やっぱり「キリスト哀悼」が衝撃的だった。
切ない表情と、すでに息のないキリストの目を閉じようとする聖母マリア。
「フランダースの犬」 の話を思い出しては、モデルとなったアントワープの
聖堂へ行った時のことを思い出した。
大きなサイズだから、やはりインパクトは大きくて・・・
主人公が憧れ続けた 「絵」 の存在の大きさを思い出した。
やはり、巨匠レンブラントやルーベンスの絵というのは印象が強い。


私には、バロックの派手な構図や、静物画のユニークさが目を引いた。
まるで 意図が感じられないような “雑然とした構図” の中に、
侯爵家のコレクションの特徴や調和が感じられて、購入した絵ハガキは
静物画の一枚。

また、今は手にできぬ象牙の掘り物は、すばらしい細工で、凄く見とれた。
1967年作の「華麗なジョッキ」・・・大好きだなぁ。

彫刻・工芸品・家具・調度品・タピストリーなど、本当にたくさんの芸術品が
並んでいるので、目が泳ぎ、脳細胞が ぐったりと疲れるぐらい・・・。
でもやっぱり、絵画が最高だった。

この企画展覧会には、珍しく、非常に多くの人が、会場に訪れていた。
やはり興味をそそられるコレクションだからだろう。

図録で、トータルコーディネイトとしての壁画などがある部屋の写真をみると、
やはり 「リヒテンシュタイン宮殿」 に 行きたい気分になってしまった・・・。



  

企画展を鑑賞後は、美術館内にある 「ポールボキューズ の レストラン」 で、
ディナーフルコースをいただいた。
料理だけではなく、私にとって久しぶりのデザートも珈琲も、最高に美味しかった。

欲求不満が少しだけ解消した感じだった・・・。
連れが美味しく飲んだように、お酒を飲めれば、もっと良いのにと・・・本当に思う。

「アニマルセラピー」 を 痛感!

2012年12月16日 | 自分 -
我が家にあがりこんで、ちゃんと布団の上に寝て、
泊っていった初めての犬。

黒ラブみたいだが、中型犬 ( 猟犬 ) だ。

「かわゆいぞぇ!」


 ※これはご主人様の自宅で、靴下をはいた時のショット


毛が短く、手触りがとてもよくて、身体の隅から隅までを、
私は さわりつくしてやった!


犬好きの友人がきたので、“おこた” の中に、こやつを入れて、
おどかしてやろう・・・と、こやつのご主人様と 画策したら、
本当に、友人は驚き、「ああ~、何かがさわるぅ~。なに~?」
期待を裏切らない 双方の行為に こやつのご主人と私は 満足至極!


犬好きの友人は、こやつの耳を ニ時間も 触りつくした。
「うわぁ~、 やわらかい。 気持ちが良いョ。 触ってごらん 」
と、繰り返すばかり・・・。
こやつは、されるがままだった。

黒ラブのように、意思疎通ができて、 とにかく 「かわゆい」。


夜中三時に、獲物の匂いを感じて、こやつが凄い勢いで吠えるから、
私自身は ( びっくりして ) 「ドキドキ」 になった。
「おお~、やっぱり、猟犬だったんだぁ~」

FIFAクラブワール杯 JAPAN

2012年12月16日 | 雑感 -
「 FIFAクラブワールドカップジャパン 2012 」 の決勝戦。

サッカーの試合をテレビでライブ観戦しながら、耳は・・・・
「 USTREAM 」 の解説者四名が、“ 友だち同士の想定 ”で
ライブ放送しているのを、同時に みていた。



やっている内に、テレビを大きな音にして、PCのイヤホンの
片方の耳をはずすと、どちらにでも意識がいくことができて、
とても面白く観戦するテクニックを (自分なりに) 見つけた。

解説としては、「USTREAM」 の方が心地よかった。

「チェルシー」 サイドに応援者が二人、「コリンチャイス」 に
応援者が二人で、合計4名での 「友だち同士的観戦解説!」。

最高に面白かった。 
メンバーのやり取りが最高!

後半の40分ぐらいのブラジル人同士の小競り合いや、ラストの
オフサイドのチェルシーゴールなど、盛り上がることしきり・・・。
黙るし、怒鳴るし、雄叫びもあげるし、相手を攻撃もするし、
監督の戦略に対しても忌憚なく発言を繰り返し・・・・
攻防が続くが、まさに “言葉の攻防戦” 。
面白かったデス。


テレビの解説者というよりも、さらにラフな話し方で、また、
雑談風に語ってもらえるので、面白く、楽しめる解説だった上に、
テレビの解説よりも、数倍、濃厚な感じがした。
まるで、四人と 一緒に、自分も 観戦しているような気分。

最終的には、セルジオ越後さんのご満悦で終わった。
「あんたたちは完敗だけれど、僕たちは完勝だからねぇ」と、
最後の “ 乾杯 ” をも、ギャグるほどのご機嫌だった。


「ブラジルワールド杯も、こういう感じで、ラフなライブ解説を
 してほしいものだなぁ」。
・・・なんて、感じながら、楽しませてもらいました! 39!


しかし、本当に、時代は変わってしまって、便利になったのか、
どうなのか、わからないけれど・・・
今夜のようなものは、「多様化したツール」 としては快適である。

「復興特別所得税」 の 納付

2012年12月15日 | 社会 -

全国民に課せられた「新しい復興特別所得税の源泉徴収の
あらまし」が明確にとなって、具体的な変更が来年一月から
実施される。

たとえば、個人源泉だとしたら、これまで10%が源泉として
課せられ、源泉徴収されてきたが・・・
それが来年1月から以下のようになる。

合計税率(%) =所得税率(%)× 102.1%

これは、平成25年1月1日から、平成49年12月31日まで
実施されるということである。

ニュースに聞いていたものが、「ついにきたぁ!」 と思った。



こうして、一つ一つ、国民の負担額が大きくなるのは仕方がないが、
大切に使ってほしいものである。

復興財源と言われれば、東北地方の整備として意識してしまうが、
もしろん不朽財産に手を入れることもあるとは思うけれど・・・
切実なところから 「大切なお金を使う」 のが必須と感じる。
騙されたように感じるような税金の使い方は、ゴメンこうむりたい。


ちなみに、これは個人源泉徴収税だけではなく、給与をもらっている
人たちにも同じように課せられる税金である。
   ※ 所得額に関わらず、全国民に課せられる
わずかな金額とはいえ、これまでの給与から、所得税以外に、追加して
復興特別所得税というものが加えられ、その合計を徴収されるのだ。
一枚の同じ所得税徴収計算書で納付されるけれど・・・
気がつかない人は気がつかないかもしれない。
ただ、手取り金額が減っていくので、その分でわかるとは思うが・・・。



日本を巻き返すための税金とはいえ、生活が厳しい人間からしたら、
小額でも、積もってくると大変なことだ。

当然のことながら、自分自身も 支払う立場としても、今年の仕事は、
今年中に処理しておこうと思った・・・。

「イチロー」 の 「二年」 契約

2012年12月15日 | マイブーム -

気になっていた。 来年からの去就! 

( 今日の報道では、ヤンキースに二年契約とのことだ )

でも、なんとなくイメージはしていた。
それが、あたったことよりも、
イチローが望んだ環境で、野球ができることが、凄く嬉しい。

アメリカ嫌いの私が、二年内に、NYに行くことはあるのか?
ブロードウェイと一緒に・・・ということだったら、
可能性はないわけではないかも。

私は、一生、アメリカに足を踏み入れることはないと
そう思っていたが・・・
死ぬまでに、「 生イチローの雄姿は拝んでおきたい 」。


どちらにしても、イチローの来年度からの活躍を祈る。
彼は、日常、かなり身体を鍛えている。
だから、故障・怪我が、他の選手と比べてはるかに少ない。


40歳。
カッコイイじゃないか!
まだまだだと想わせる“小気味よさ”が、イチローにはある。

健康診断を経て、入団会見が発表になりますように。

そして、何よりも、無事に二年の契約が終了するまで、
トラブルがなく、有意義に 野球ができますように・・・。

夜中 の 悶絶 「どら焼き」

2012年12月15日 | 出来事 -

帰宅して、疲れ果てて・・・二時間ぐらい寝たら、
すっく! と起きて、そこから寝られず・・・・
昨日の代表とのやりとり(会話)が、頭の中で
今も 繰り返されている。

これを、「多大なるストレス」 と 呼びたい。



丹波大納言小豆の 「どら焼き」 を手にして、
お茶を入れて、腰が・・・しっかりと落ち着いてしまった。
夜中なのに・・・。
どら焼きが、イライラとストレスを解消してくれる。
緑茶がおいしいぞえ。 


まぁ、時には、よいかいなぁ。 自然な流れだろう。

昨夜、イライラしてしまったのは事実だから、
疲れでバタンキューしながら、またしっかりと起きるとは・・・。

おのれも、まだ修行が足りんぞよのぉ~
という声が、何処かから 聴こえた。

受け入れざるべき 「天の声」 だぁ。 ありがたや!

トップリーダーとしての 「資質」

2012年12月14日 | 仕事 -
弊社代表と意見が合わないという解釈(現実)もありだが・・・
ウマがあわないというのが、一番、きっついことだと感じる。
常に、自分の立場からしか「物事を判断しない」 ので、
私個人としては、「企業の代表に非ず」 という見解が、もう・・・
数年以上、続いている。
            ※ 数年以上である・・・ということは、
              これだけ私は我慢しているということだ。



当然、当方個人からのプロジェクトの企画の持ち込みであったり、
大型代理店からの仕事の個人指定を頂いたりしていて、会社からの
恩恵というものを何ももらっていないし・・(私の場合)・・・
あるいは、指示もない状態の中で、私は たった一人で 全てを判断し、
大型プロジェクトを仕上げていく。
その中にも、企業メンバーとしてのフォローが 何にもない。
搾取するだけである。


昨今の経済事業だから、利益 (実行予算) を 重要視したいことは
充分に理解できる。
ただ、企業からのサポート、フォローが何もなく、私自身が古今奮闘し、
仕事を決めて、ただ会社の名前だけを借りているだけのフリーとしては、
「いい加減にしてほしい」と思うような発言があると・・・
私も 語気が強くなる。
正直、「いい加減にしてほしい」と思ったことに、僭越ながら反論すると、
代表の立場と意見は 豹変する。
※ 私は、「泣き寝入り」とか、「なし崩し」というのは、許さない!

その話し合いを、耳をそばだててきいている弊社メンバーにとっては、
興味深い話であったことだろう・・・。
耳がダンボになっていたのではないだろうか。


代表が一方的な意見だけを押し付けてくる理由は、大グループなので、
親会社からの締め付けがあるからだとは思う。 しかし・・・
現場の事情がわからないので、「説明書がほしい」 ということさえ
平気で言ってくる “おバカさ加減” には 笑える。 萎えるョ。
たよりない代表取締役である。
というよりも、私が切なくなるので、・・・かなりストレスがたまる。


私が一番大切に思う「信頼関係」というものが構築できないのが、
何より厳しい現実である。

 ※ ずっとお願いしている契約書も、作成をして頂けない。
   当方が用意して、捺印頂くという手法もあっただろうけれど、
   「つくります」と言われたら、当方も待つだけになる。
   しかし、現在も、まだ作ってもらえない。
   労働条件も、明確ではない状態で、企画も盗られるような・・・
   不透明な仕事観で、皆がやっている会社なのだ。
   呆れるしかない。


トップリーダーとしての資質に欠ける要素はいくつでも列挙できるが、
私がつきあわないようにするのが、私が健康的に生きるためには、
ベターな方法かもしれないと、つくづく感じる。

個々の信頼関係が持てないと、モチベーションにも影響する。
あまり良い環境ではないと感じてしまうからだ。
「こんな人だ」とは思っていたが、それが「まただ」と諦めるのが、
もう私には(疲れているからこそ)辟易するだけで受容ができない。
解決策を探そうと思う。

      ※ 実は、もう心の底では決めていたりして・・・(笑)。
         見えてしまうのだ。
         私が笑って仕事をするために必要な要素を優先すると・・・
         結果は自ずと見えてくる。

「任せる時」 に気をつけること

2012年12月14日 | 仕事 -
仕事の質や内容にもよるけれど・・・
任せる時は、教える必要のあるケースもあるので、
なかなか微妙ではあるけれど、やはり一番の出発点は、
任せられるメンバーを 「的確に選ぶ」 ということだと思う。


任せると決めたら、あとはほとんどが似たりよったりだ。
自分と相手とのゴールをイメージングして、常に共有を
はかるということが大切な要素だ。
この最初のイメージングが共有できていない時に、時々、
とんでもない途中経過を見せられたり、手のつけられない
どうしようもない状況に陥ったりする。

さらに、自分が かなり敏感でなければ・・・
プロジェクトの “稼働過程” の状態が察知できないので、
コミュニケーションを重ねていくことが大切である。
勘違い・思い違い・独りよがり・・・これまで、そういう
面倒なケースを、私自身は 多々 体験している。


とにかく、壁にぶつかったら、可能な限り 相手を否定せず、
とことん話し合うこと。
相手の状況について、あるいは抱えている背景について、
何度も話し合うべきである。
決して曖昧にしたり、放置してはいけないと思う。


最初に行った “ゴールイメージ” がずれていたり、あるいは、
途中でずれたりもすると、そういう場合は、必ずというぐらい、
最終的についてくる「結果」 にも、「ずれ」 が出てくる!
だから、お互いの信頼関係も大切だけれど、「ゴール」へ向かう
モチベーション維持のためにも、徹底的に話し合うべきだ。



私は、「自分がやった方が簡単だ」というような場合が多い。
しかし、それであれば、自分が学んだスキルが、部下の人に
伝わっていかない・・・。
「こうしなさい」と指示するだけだとしたら、相手は仕事に対する
前向きさが萎えていくので、優秀な人ほど可能性を削ってしまう・・・。
やはり、自発性をくすぐり、「やる気」を起こさせるのが大切!


また、途中でも、最後でも同じことだが・・・
かかわったプロジェクトに対する「共有感」を共にするというのも
重要なことだと思っている。
それは、私の場合は、相手に対する「印象」・「分析」などを
自分の感想として伝えてあげて(決して相手を否定しないで)・・・
最後には「評価」に近い感想をも、必ず伝えてあげるということだ。



以前、途中経過を見に行ったら、相手が不在だったので、私は帰ったが、
「このままで方向性は大丈夫だから、最後まで気を抜かずに!OKだよ」
というような内容で、(まるで殴り書きのように)A4一枚の手紙にして
プロジェクトルームの彼のデスクに 置いて帰った。
すると、それから、ニヶ月間、自分のデスクに、その手紙を貼って、
その人は 仕事に向かっていた。
私は、大きな文字で、たくさん書いたので、ただ恥ずかしくて・・・
他の人も見るわけなので、本当に恥ずかしくて・・・
でも、「やめて」と言えなくて、最後にそのことを訊いてみたら、
「辛くなったら、この手紙を読みなおして頑張ろうと思った。助かりました」と
言われて、かえって私が驚いたのだった。

誰でも、褒められると嬉しいものだと思うけれど・・・それが、
本当に、心からの言葉か、そうでないか、ぐらいの判断はできるという
そういうことなのだと思う。

任せた限りは、しっかりと評価してあげる・・・というのも、実は、
大切なことなのかもしれないと、私が教えられたことだった。



「評価を伝える」というのは、相手を成長させる要因になるので、
仕事上、有効的に使える大切な手段だと思う。
しかし、いつ、どのようにして、・・・あるいは・・・どういう表現で
伝えてあげるのか・・・、これも、キモだったりするかもしれない。

相手の性格を見抜いて、想像して、的確な時期に、接触するということ!
それも、深い洞察力を踏まえて、伝えてあげること!

   


任せると決めたら、見守ることが大切で、評価もしてあげるのが重要で、
それについて悩むことが「自分の成長にも影響される」のだと思う。

完璧な(&満足する)仕事のやり方は、人それぞれ・・・。
皆が見つければよいのだと思うけれど、私の場合は・・・こうなのだ と
思ったので、忘れないように、ここに記しておく。

都会にいて「季節」を痛感

2012年12月13日 | ナンセンス -

なんて綺麗な色だろうと、いつも思う。

イチョウは、深い 「森」 の中には、あまり見られない。

街中の大木が、イチョウ。

我が実家近くにある八幡神社にも、大木の銀杏がある。
大木は、存在感があって、荘厳だと感じる。

イチョウは、葉っぱも優しくて、実は食することができ、
人々の生活に密接に寄り添ってきた木なのかもしれない。

街路樹の銀杏の葉っぱを片づけている人を見ると、
都会の厳しいルールみたいなものを感じるが・・・
片づけないと、舞い踊った葉っぱは、車の運転者の
安全を妨げる可能性もあるから、仕方がない。

でも、本当に、綺麗だと思う。

今年は、並木道を ゆったりと歩けなかったなぁ・・・。(泣)

英国の 「 輝ける Dame 」

2012年12月12日 | 人物 -

今月9日で、「ジュディ・デンチ(Judi Dench、1934年生 ) は、
78歳になる。



私にとって、どうしても 目が離せない人物 (英国俳優) だ。

エリザベス女王からは最高の称号 (Dame:デイム) を得ている。


彼女は、私が この世に生まれる ずっと前の 1957年、
舞台 「ハムレット」 の オフィーリア役で デビューした。
「ロイヤル・シェークスピア・カンパニー」 で 永く活躍しており、
英国では、誰もが知っている有名女優である。

  


現在は、世界的に 映画 「007 シリーズ」 の 「M(役名)」 で有名だが、
私にとっては、「アイリス」 「恋におちたシェイクスピア」 の方が印象的だった。
しかし、新作 「 007 スカイフォール 」 では、往年の存在感を
しっかりと植えつけていたと、私は感じた。
シリーズ製作50周年記念作品となる当作品は、英国では興行歴代一位と
なったほか、他国でも第一位を樹立し通している。



ひところは、数十年前だろうか・・・
英国のウエストエンドのスケジュールを常にチェックして、
「ジュディ・デンチ」 と 「マギー・スミス」 が出演するという
舞台情報があれば、都合をつけて航空券をとって 渡航していた。
そんな時もあった・・・。

彼女自身は、「舞台女優」 の実績を、英国にて築いて、世界的に
知名度をあげたのは、映画出演が きっかけになっている。
それは、マギー・スミスも 一緒だ。



最新作の 「007」 では、「M」 の存在が浮き彫りになって
主役以上に印象に残るストーリーとなっている。

以前まで参加していた 「Q(役名)」 も、新しく若い青年に
なってしまって、不思議な感覚だった。
(ご高齢のため、「Q」役の俳優さんが亡くなり、降板した)


やはり、女優も、男優も、シリーズものに出演することの責任は、
変わらず持ち続けなければならないし、ある意味では、それが
モチベーションになることもあるだろう。
数年前、「あとニ作は、007に出演を快諾する 」 と言いながら、
それ以上の情報がなかったけれど・・・、あの時には、すでに
このような結果を、ご本人が 要望していたのかもしれない。


英国では、「アバター」を抜き、過去の歴代興行一位を樹立した。
アクション映画だから、当然、アクションの他.爆破シーンがあるが、
廃屋や廃墟がロケ地として たくさん使われていたのは、なんとなく、
(実際的な撮影環境を加味した理由以外に) 意図的な雰囲気を感じた。


  


彼女の声は、とても個性的で、皮肉屋のインタビュアーによれば、
“だみ声” と 言われることもある。

すでに高齢になったジュディ・ディンチだけれど、若い頃の舞台を
覚えている人は少ないだろう。
そして、成績は優秀で、舞台の存在感も秀逸で、「舞台人」として
素晴らしい評価を勝ち得てきたことも、私たちは何も知らない。

しかし、舞台好きの人なら、きっと理解できるはずだ。
デビュー作が 「ハムレット」 の オフィーリア役だというだけで、
当時の彼女の存在感と演技力が 想像できるはずである。


1970年、「英国ロイヤル・シェイクスピア劇団」 の一員として、
彼女は、初来日を果たして、「ウィンザーの陽気な女房たち」 と
「冬物語」 の 二作に出演している。
舞台は、1月だったけれど、当時の移動手段は 「 船 」 だったらしく、
おそらく往復三か月近くの時間をかけて、来日をしているはずだ。
(公演は、半月なのに・・・)
日本にて興行した外国カンパニーの (記念すべき) 最初の舞台である。
劇場が日比谷だったので、役者達は 歌舞伎座に毎日のように通っては、
歌舞伎のユニークなメイク方法や 演技の型を 真似たりして話題にして、
関係者の間で 「 KABUKI 」 というものが流行していったという。
その後、帰国して、英国の舞台には 歌舞伎に影響を受けた演出が目立ち、
それを取材した記事が 英国には残っている。

英国と日本の古典のかけ橋をつけてくれた人たち・・・の筆頭が、
ジュディ・デンチ達俳優陣だったのだ とも 言える。
彼らが歌舞伎に魅入られたのは、脇役俳優の若手が観光で歌舞伎座へ行き、
あまりの衝撃に、俳優仲間にそれを伝え、どんどんと鑑賞者が増えて、
その次には舞台スタッフまで歌舞伎座通いをするようになったという。
今をときめく英国有名演出家も、そのメンバーの中にいる。

歌舞伎も、シェークスピアも、両国が誇れる国民的演劇である。

歴史の生き証人は、どんどんと少なくなっていくし、ご高齢を理由に
舞台にあがることも少なくなってきて、私としては寂しい限りだ。
(今年、彼女は、難病を理由に、身体の不調を公表している)




1970年の舞台を観劇した人に話を聞くと、「鳥肌がたった」 と
観劇した状況を話してくれた。
それから、私は、特に彼女の「演技」 を観たくてたまらなくなったが、
映像記録は残っていないので、当然、不可能なことである・・・。
だから、余計に、恋しく、求めていくのかもしれない。

現在のしゃがれ声ではない、若き 「ジュディ・デンチ」 が、そこには
確固とした演技力を示しながら、舞台上に立っていたことだろう。


彼女の作品を観るたびに、その1970年の舞台を 想像する。

また、当時の日本と英国の役者達の交流を、勝手にイメージしては、
楽しく、面白い時間を過ごす時もある。
英国シェイクスピア俳優が、歌舞伎俳優にメイクの仕方を教わったという
エピソードも残っているようで、全てに興味がわいてくる。
だって、演劇の歴史なのだ・・・から・・・。



健康に気をつけて、たとえ友情出演でもいいから、時々は仕事(映画)に
出演して、私たちに姿を見せてほしい。

彼女は、演劇界の変遷を見届けてきた英国の “素敵な生き証人” である。

会社の個人ロッカー整理を!

2012年12月11日 | 仕事 -

今年は、最後の最後まで、ドタバタしそうだ。
昨日もまた、初歩的なトラブル発生!


今年、弊社では、「忘年会」 がないと聞いた。
おそらく仕事上の都合で、新年会に変更するようだ。

こよみは、だいたい通年どおり、仕事納めは28日。
大掃除は、27日のようだ。

その頃には、マイペースな時間を使いたいと思っている私は、
今週中に、「過去の仕事の整理をしておこう」と思っている。

個人ロッカーは、これまで二人分をキープしていた。
それを整理して一つにすると、庶務関係者に宣言した。


宣言したからには、「やらなければならない」 ので、
おそらく私のことだから、きっと やるだろう。


今日も、まだ整理し終わっていない清算などの経理書類を
つくって、「貴重な一日」 が過ぎた。



昨年は、ぎりぎりまで徹夜続きで、体力&気力がなくなり、
体調を壊して、自宅の掃除もできなかった。
今年は、個人的な強い心持ちによって、自宅の物質整理をしたい。

必要なものと、必要ではないモノ・・・
これまでにできなかった 「捨て去るという行為」 に トライだ。

「もったいない」のは当然だけれど、それによって、
自分の生活がシンプルライフにならないのは、何よりも 困る。

今年末の新しい挑戦は、掃除だけではなく、根本的な部分から
自分の生活物質意識をみなおして、整理すること。



物にあふれた生活からは脱出したいし、
そのような生活こそ、私のアレルギー反応には良くない・・・と
思うから、・・・今年は 「良いきっかけになった」 と思う。

そのためには、まず、今週中に、会社の素材整理をすること!
「有言実行」 の 「有言」 をここに・・・。


山中伸弥教授の 「偉業 」

2012年12月09日 | 人物 -
京都大学教授の山中伸弥教授が研究して、発表から
たった6年という異例中の異例で評価された 「 偉 業 」。

 

ノーベル医学生理学賞受賞の決定だ。

今、山中伸弥教授は、奥様同伴で、ストックホルムに滞在しており、
論文を六つも抱えつつ、10日の「ノーベル賞授賞式」 に備えて、
準備中である。


若くしての評価に、世界中が驚いているが・・・
それだけ、この研究が 「素晴らしい」 ということに他ならない。



万能細胞 「iPS細胞」 の研究を可能にしたのは、山中伸弥教授を
取り巻く “多くの研究者の 努力の積み重ねが あった” からこそだ。

しかし、誰が信じるだろう。
山中伸弥教授は、奈良先端科学技術大学院大学の助教授に公募して
研究ができるようになったのが、「たった13年前のことだ」 と・・・。
その頃の 「途方もない発想」 に 飛びついて研究を始めた先生を
支えた五名の女性研究員がいなければ、何もスタートしていない。
その内の二人は、京都大学の研究チームに引き続き参加しているが、
ある意味で、スタートした時は「たった三名の研究チーム」だった
という・・・おそるべき事実!
成功の陰には、地道な努力があってのこと・・・。

でも、おそらく、ワクワク・ドキドキの・・・普通ではないビジョンが
明確にあって、皆で進んでいただろう・・・とは、想像できる。
泣いたり、笑ったりしながら、時間と共に、努力を重ねていたのだ。
そして、行動を起こす前には、山中教授の恐るべきプレゼンがあって、
研究チームのメンバーは、そのギャンブルのようなテーマの 「船」 に
一緒に乗り込むことになる。
すごいことだと、ただ、感動する・・・。



いつか、ドラマだけでなく、注目映画になって、この研究の流れを
描く時期が・・・将来的に くるだろう。
必ず来るだろうと、そう感じる。
背景には、驚くべきドラマが、たくさん存在していると思うからだ。




先生を入れた合計七名の研究チームは、どんどんと、成果をあげて
世の中がビックリするような結果を残していく。

本当に、ドラマチックで、感動的で、且つ、とてもシンプルで、
何よりも、仲間を信じて取り組む「確固たる結束力」 は、非常に
信じがたい 研究者の 「ブレイクスル―」 を経験していくことになる。

そして、当初は、“30年後” を目指していたが、たった数年で
発表できるような事実になっていくのである。
全てが、山中教授ならではの結果が、ここに もたらされた。

しかし、山中教授自身にとっては、臨床応用で患者を救うことが
可能になって、はじめて、彼の目的が達せられるのかもしれない。




この 「万能細胞:iPS細胞」 は、奈良の大学で生まれ、京都大学で
花がひらき、数年後に評価された 「日本のオリジナルの研究」 である。

それだけでも、ただ、ただ、“ 素晴らしい ” の一言だ。

私たち一人・一人が、世界に誇れる・・・ “世界最先端の研究” なのだ。
受賞の記者会見で、研究費のことを訴えていたが、山中伸弥教授であれば、
自費を提供(寄付)してもいい・・・ぐらいの想いが、私にはある。




過去の「科学立国日本」を彷彿させるような、異端で、突拍子もない彼の
アイデアが、こうして 実を結んでいる。
その出発点には、 何よりも、今の日本人に欠けている要素が詰まっている。

私は、思う。      
山中教授こそ、 山中伸弥教授の人間性の中にこそ・・・
「今の日本が求めている“大切な原点となる要因”が詰まっているはずだ」・・・と。

アロマの使い方の間違い

2012年12月08日 | ナンセンス -

「アロマオイル」 で、リラックスするのは事実なので、
実は・・・私も精油系アロマを、たくさん持っている。

ただ、その使い方を間違うと・・・不快としか言えない
気分の悪いことになってしまう。

今日の失敗は 「気化式加湿器&空気清浄機(ベンタ)」の中に、
ラベンダー 」 の 「アロマオイル」 を入れたのだが・・・
入れる時に 「 多く入れたら駄目だよ 」 と、心の中で
繰り返していたのに・・・、実際には・・・ドボドボッツ・・・って!


部屋の中は、「ラベンダー」 の香りが、充満しすぎて、
匂いで苦しいぐらいになってしまった。
思わず、部屋の窓を開けて、加湿器の中の水を追加して、
充満した空気を新しくして、とりあえず・・・対応した。
もうこうなれば、「香り」 ではなく 「匂い」 だ。



「アロマ」 は、ほどの良い量が、何より快適であり、
ドボドボッっていう量は、「不快な感覚」 に陥るのだ。

人が、快適に思う、心地の良いバランスは、其々・・・
個々によって違うものだ。
量と配合が自分には良くても、他人が気持ち良いとは限らない。
本当の精油でも、アロマの使い方を間違うと、ストレスになる。



今日は、特に、フィギュアスケート観戦に向けて、
部屋をさらに快適にしたかったのが、裏目に出てしまった失敗。
まぁ、体調不良の私には、かえって良かったのかもしれない。
動く気力がなくなり、ちょうど良い休息が取れそうだ。

東日本:三陸沖の地震

2012年12月07日 | 出来事 -

夕方頃、三陸沖(東日本) に、大きな地震があった。

岸から離れた沖合が震源地で、M7.3だったようだ。
余震は3年続くというから、おそらくは、そのひとつだろう。


縦揺れからはじまって、横揺れになるまえに落ち着いたが・・・

青森・岩手・宮城では、「震度5」 を観測したようで、
発生当時は 東京も大きく揺れた。
ビックリした。


津波警報が発令されたので、津波の到達時間を、
慌ただしく伝えていた時・・・
「3・11」の時の衝撃がよみがえってきた。
歩くこともできなかった「あの日」よりも、まだ
マシだったとはいえ、「ホント 怖かった・・・」。

「3・11」 の“再来か”と思うぐらいだったが、
三陸沖地震における原発被害はないそうだし、
福島第一原発の被害もないようだ・・・。
良かった。
こんな状態なのに、東日本の被災地には、ちゃんとした
ケアがされておらず、原発の対応も完璧にされていない。
本当に、いつ地震がくるか分からないのに・・・
「放置したままというのは怖いことだ」 と 思う。

現地は、地盤沈下をしている場所もあるそうだ。

関東にいても、こんなに揺れを感じたし・・・
震源地に近い場所で住む方々の想いを考えると、胸が痛い。
避難所暮らしや、仮設住宅などにお住まいの方が、
心穏やかに、慎重に、対処することができますように・・・。
現地に住む何人かの顔が浮かぶ。 



今日、「耐震強化」 について、まじめに話していたので、
このように “大きな地震” を体験するのは非常に複雑だ。

日本は、地震国だけれど、だからこそ“対処していく努力”を
怠ってはいけないと、心から思う。