今の頑固爺の最大の関心事は、コロナ騒動とそれに関連した株式市場の乱高下およびオリンピックの延期(当ブログは1月28日に予言した)だが、今回は気分転換に湯河原の町議会選挙を論じる。
拙宅のすぐ近くに、ひと月ほど前、“地域政党ゆがわら”という看板が立てられた。“地域政党”とはなんだろうと思っていたら、その場所は町議会議員選挙の立候補者のお住まいだった(写真)。そして、選挙運動が始まるとそこが選挙事務所になった。
その立候補者とは土屋由希子氏で、今回が初めての選挙。選挙公報によれば、同氏は37歳、湯河原生まれの湯河原育ち、東京の大学を卒業して東京で就職し、湯河原に戻ってきたという。いわゆるIターン組である。
私は最初から年配の某有力者に投票するつもりだったから、土屋氏にはまったく関心がなく、公約も読まずに同氏は落選するだろうと予想していた。とろが、なんと定数14名(候補者17名)のトップ当選を果たした! 新人が一位当選とはまさに奇跡である。
町会議員選挙は小規模とはいえ、トップ当選するには千票以上が必要だから、なんらかの支持母体があるはずだ。ちなみに、二位当選者は公明党々員(男64歳)だから、創価学会が支持母体であることは明白。では、土屋氏の支持母体は何だろう。
ネットで調べると、同氏は“ゆがわらママの会”の会長で、お母さんたちを組織化し、いろいろなイベントを開催しているようだ。日頃の地域活動における手応えが、選挙に打って出る決意のベースになったのだろう。
さて、爺の見立てでは、湯河原の取柄は“閑静な温泉場”である。つまり、山を越えた隣町の熱海とは異なり、賑わっていないことがウリなのである(笑)。しかし、それでは町の活性化は望むべくもない。
その観点で、土屋氏が提唱するように、“子育て環境抜群”をウリにして、移住者を誘うのはユニークなコンセプトである。頑固爺には、“子育て”はまったく縁がない世界だが、日本の将来を考えると、重要な課題である。
というわけで、土屋由希子氏は湯河原町の発展に貢献する方であると評価するとともに、各地域に同じような志をもった人材が現れることを期待する。
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