政府が国民に配布しているマスクに、汚れや異物付着などの不良品が多数発見されたとマスコミが報じている。このマスクの原産地は伏せられているが、頑固爺は中国産ではないかと想像している。そこで、この不良品を納入した業者の一社である興和(ほかに伊藤忠商事など)のホームページを見たら、次のような記述があった(赤字)。
興和株式会社は、3 月 5 日付のプレスリリースでお知らせしたとおり、政府からの要請のもと、広く海外に展開している繊維事業の経験を活かし、中国を中心とする海外の生産協力工場を活用した布製マスクの緊急生産を推進してまいりました。
こうした中、今般、政府へ提供した布製マスクの一部から不良品に該当する旨の報告を受けました。当社といたしましては、この度の事態を真摯に受け止め、未配布分につきましては全量回収の上再検品し、生産協力工場における検品体制への指導強化を行うと共に、日本国内における全量検品を行ってまいります。
なお、弊社が国内で生産・販売しております「三次元マスク」シリーズにつきましては、医薬品に準じた製造設備のもと、徹底した衛生管理を行った日本製の不織布マスクです。弊社は引き続き、皆様に安心・安全な商品としてお届けしてまいります。
興和が下線部分で認めているように、政府が配布しているマスクはやはり中国製らしい。それはともかく、興和は謝罪と同時に「当社の日本製は徹底した衛生管理を行っています」と宣伝しているが、これでは「当社の中国製は品質管理をしていません」と言っているようなものだ。謝罪と宣伝を一緒にするのは無理がある。
興和も伊藤忠もロクに検品せず納品して赤っ恥をかいたが、不良品を掴まされたのは日本だけではない。MAG2NEWSに「“アベノマスク”も被害、今度は不良品マスクを世界に拡散する中国」と題した 黄文雄氏の寄稿文が掲載されている。そのNEWSによれば、スペイン、チェコ、フィンランドなどでも中国産の不良医療品が発見されているという。そして、「中国ではコロナ以降、28,000社以上が医薬品分野に新規参入している」(日経新聞電子版4月17日)というから、まさにコロナブームである。
https://www.mag2.com/p/news/449746
頑固爺は一人2枚のマスクをまだ受け取っていないが、マスクから感染することも十分考えられる(笑)。熱湯で消毒するか。それとも捨てるか。まぁ、来てから考えよう。
追記
前回の損害賠償の件といい、今回のマスクの原産地といい、マスコミは中国に不利なことはできるだけ伏せておこう、という態度だ。日本のマスコミは汚染されている。
何も無い多数の素人が、粗悪品を製造し、
火事場泥棒的暴利を貪っているとの
新聞記事を目にしました。
皆が皆では決してありませんが、
「お金は命より大事」と揶揄される国民性は
ちっとも変わっていませんね。
非常時にこそ本性が現れます。
自戒を込めて他山の石にしたいものです。
でも自らの会社も手を抜いていたのですね。
どんな品物を納入するか着いてみないとわからない相手であることは百も承知のはず。買い手(CI&興和)は詰めを誤った。