Saitolab 「なにもせんほうがええ」

婚しては妻に従い ボケては猫に従う

テレコンバーター その2

2007年12月09日 | 写真、カメラ
TC-16Aの絞り情報などは電気的特性ではなくレンズ内CPUのプログラムに組み込まれた情報でやりとりされるところまではわかった。そこで悪あがき承知でサードパーティーのレンズはこの情報処理をどうしているのか検証してみた。シグマのジャンクレンズのマウント側を開けたのが添付画像だ。因みにレンズはミノルタ用のものとなる。各社のカメラに対応するので自社でカスタムCPUを起こしたようだ。誇らしげに社名シルクが印刷されている。ボディーへの申告情報はレンズ焦点距離、開放f値、絞り情報、フォーカス位置、その他些細なものだろうから基板パターンはたぶん共用なのだろう。書き込むプログラムと端子ピンのターミナル形状変更で対応する程度か。分解したレンズは10年以上昔の3-4世代古いタイプのレンズなのでこの程度の基板で済んでいる。今のレンズはレンズ内超音波モーターの駆動や手ブレ補正など恐ろしく高度な処理を行っているので、不用意に素人が分解してはいけない。やはりブラックボックスにかわりはない。仕方なく分解したレンズは組み立てて元に戻す。「今日はこのくらいにしといたる」と池のめだかのギャグを言ってみる。
コメント (3)
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