クラシックレンズだけでは面白くないのでマイクロフォーサーズの現行レンズのインプレッション。ズイコーの沈胴ズーム。携帯時はコンパクトに縮まり撮影時は伸びる構造。一旦伸ばした鏡胴は回転ズームの広角端でロックがかかる。スライドレバーでロックを解除すればレンズは再び収納される。携帯時はレンズが短く便利ではあるが太い鏡胴ゆえコンパクトさはあまり感じられない。フィルター径は懐かしの40.5mm。そう、愛用しているLマウントのトプコールやセレナーと同径なのだ。ミラーレスデジ一眼が出るまでは40.5mmなどというフィルター径は特殊だった。ミノルタから唯一レンズキャップが売られていたくらい。この現代の沈胴レンズは部品の殆どがABSとなり操作感は華奢。重量はそのぶん軽くなっている。お世辞にも高級感はない。しかし描写は侮れない。広角28mm~中望遠84mm(35mm換算)まできっちりとしたシャープネスな画像を描く。広角側ではほんの少し樽型のディストーションがでるものの気になる程ではない。むしろあまりに優等生すぎて面白みにかけると僻みたくなる。最短撮影距離は25センチまで寄れ机上の小物撮影も苦にならない。お手軽スナップにはもってこいのレンズになりそう・・・というわけで、このレンズとトプコールを携え、明日から一週間、冬のロンドンに出張してきます。今回も仕事はてんこ盛り。
クラシックレンズだけでは面白くないのでマイクロフォーサーズの現行レンズのインプレッション。ズイコーの沈胴ズーム。携帯時はコンパクトに縮まり撮影時は伸びる構造。一旦伸ばした鏡胴は回転ズームの広角端でロックがかかる。スライドレバーでロックを解除すればレンズは再び収納される。携帯時はレンズが短く便利ではあるが太い鏡胴ゆえコンパクトさはあまり感じられない。フィルター径は懐かしの40.5mm。そう、愛用しているLマウントのトプコールやセレナーと同径なのだ。ミラーレスデジ一眼が出るまでは40.5mmなどというフィルター径は特殊だった。ミノルタから唯一レンズキャップが売られていたくらい。この現代の沈胴レンズは部品の殆どがABSとなり操作感は華奢。重量はそのぶん軽くなっている。お世辞にも高級感はない。しかし描写は侮れない。広角28mm~中望遠84mm(35mm換算)まできっちりとしたシャープネスな画像を描く。広角側ではほんの少し樽型のディストーションがでるものの気になる程ではない。むしろあまりに優等生すぎて面白みにかけると僻みたくなる。最短撮影距離は25センチまで寄れ机上の小物撮影も苦にならない。お手軽スナップにはもってこいのレンズになりそう・・・というわけで、このレンズとトプコールを携え、明日から一週間、冬のロンドンに出張してきます。今回も仕事はてんこ盛り。
M39アダプターの無限遠が拾えるようになったのでLマウント望遠レンズのセレナーを試写。無段階の絞りを変化させながら試写した結果では絞り8がコントラスト、分解能とも最良の結果となる。この135mmレンズは重量が580gもあり気軽には持ち出せないでいた。フィルムカメラ時代も数度使っただけで防湿庫保管が続いた。今回改めて感じたのはとてもきっちりとした描写であり周辺部まで破綻なくすばらしいこと。3群4枚構成ではあるが色収差も押さえ込まれている。画像の円内が等倍ピクセルの切り出しとなる。上のマンション群は撮影地点から直線で1300mの距離。ネットに揚げられている作例はどれもボケたものが多いが、隠れた実力の銘玉かも。これだけ写れば大したものだと思う。これだからレンズ沼は深いのだ。
Canon SERENAR 1:4 135mm
先週の戦車道での撮影で気になることがあった。遠景撮影の何枚かはピンボケが顕著に出ていたのだ。そこで時間のあるときにレンズ、絞り条件を変えながら遠景を撮影してはPCでチェックを繰り返す。果たして新品で購入したM39マウントアダプターで無限遠が拾えていないことが判明。このアダプターはPixcoというメーカーのもので中国製らしい。仕上げ精度などはそれほど悪くないが今回の問題は設計ミスのよう。このアダプターはマイクロフォーサーズマウントを各種マウントに変換するために2ピース構造となっている。ベース部分は共通部品で受け側を各マウント用に交換しながら生産している模様。M39用のものはスクリューリングをイモネジ3本で留めているのだがこのリングの厚みがイケマセン。そこで一旦アダプターからM39のスクリューリングを降ろす。リングを薄くするために砥石で研ぎだすことにする。中研ぎ用を使い小まめに回転を与えながら均一に余計な厚みを削っていく。何度も現物合わせしながら作業を続け結局0.4mmほど薄くして無限遠が拾えるようになった。クラシックレンズの個体のバラつきも考慮しややオーバーインフ気味に仕上げる。M39シルバーリングのフランジはアダプターベース部より若干奥に落ち込んでいるのが掲示画像でもわかる。このリングが購入時は0.2mmほど飛び出していたのだ。小さなことではあるがこれで気分良く撮影ができるというものだ。
いよいよあの曲がDLできるようになりました。ゲバゲバとカリキュラとイエイイエイを足したような曲デス。ヤゴゲルゲの子守唄のようにあなたの深層心理を直撃、日本中のお子様洗脳作戦なのです。
オフィシャルページ
トプコールは色ノリもよくコントラストのある描写ゆえ、フォトショでの少しのフィルターワークで油彩のような画になります。タッチは兎も角としてちょっとベックリンの「聖なる森」ぽいでしょ。
天気悪く寒い日が続いていたがようやく日曜は晴天。日差しも暖かな自転車日和。かねてからの課題であった「戦車道路」の探索。長く神奈川を走り回っていながらこの道路の存在はつい最近まで知らなかったのだ。10月頃に同僚から走りやすい道が町田の先にありますよと教えてもらったのがきっかけ。先ず町田まではつくし野を抜け裏道最短コースを辿る。町田からは境川沿いのサイクルロードを使い淵野辺まで走る。ワークマン町田根岸店が見えたら右折し境川を離れ直進、忠生四丁目交差点を左折、そして次の信号を右折。程なく右手に激坂曲がりの公園入り口が見えるので迷わず進入。ここから尾根緑道が始まる、あとは道なりに走るだけ。数百メートルおきに地図や標識があり迷うことはない。但し注意すべきは地図の多くが何故か北を下に描かれており方向感覚が狂う。東京都立小山内裏公園に入ると道幅も広がり戦車道となる。今の季節は落ち葉も積もりスリップには注意が必要。散歩、ジョギングの人も多くスピードを出してはいけない。せいぜい時速25キロ程度で流すのが無難。戦車道が終わり坂を下れば多摩美キャンパスの外周道路へと続く。余談となるがこのキャンパスはTVドラマ「ゆうひが丘の総理大臣」のロケ地だ。先日も何故か受信できる千葉テレビの再放送で観ていたところだ。サイクルロードの終点は国道16号へと突き当たる。町田から国道16号を走って橋本を目指すと飽きるほど走らねば辿り着けない印象が強かったが、戦車道路を使えばあっけなく橋本までいける。ここまで来れば津久井湖も近い。今後、北を攻めるときのルートとして活用するとしよう。ところで横浜で暮らして20年以上になるが、京都人には「戦車道路」だの「海軍道路」だの神奈川には新鮮な響きの地名が多い。
本日の走行距離45.67km ロード積算 2631.5km
最後の禁断の地、ミラーレスに片足を突っ込む。防湿庫に眠るLマウント(M39)の星々に再び活躍の場をとの思いからだ。マウントアダプターやデジタルビューファインダーで思わぬ散在となる。まあ、レンズだけはすでに手元に潤沢にあるのが救いか。しかしこの世界もなんだか面白い。短いフランジバックはカメラ熱狂時代のレンズ工作に明け暮れた日々を思い起こさせる。もう10年以上昔のはなし。しかしバルナックの金属と硝子のメカニカルなボディーには今でも惚れている。