黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

赤堀念仏往生譚の記憶を尋ねて 2(福田山大林寺)

2020-09-03 20:03:43 | 群馬県・中毛

最近、ひめちゃんは、朝は獅子丸と、夕方は小次郎パパとのお散歩です。

よい子で、獅子丸を待ちます

今朝は、西の方にお散歩です。

獅子丸は、田んぼの脇で、草に食いついて動きません。

獅子くん、よくこんな格好で田んぼに転落しないね

おや、向こうに出現したのは、黒猫かな?

字(あざ)・天神の田んぼに出現した黒猫の雀除けです

 

 

赤堀念仏往生譚の主人公たちは、どうも街中にいたようです。

赤堀には市場町という地名があります。

古来市が立って賑やかな所だったのでしょう

そして、今も賑やかです

 

ベイシアショッピングモールの隣の、福田山大林寺を訪ねました。

 

大林寺については、検索してもほとんど何も出てきません

ふと『ぐんまのお寺 曹洞宗Ⅱ』(上毛文庫 平成15年)を開いてみました。

ありました

大林寺は慶長十九甲寅年(1614)に、赤堀入道昌翁藤繁居士の開基、秀山梵芝和尚の開山によって開創された寺である。

開基の赤堀入道は秀郷流藤原氏の一族、名門赤堀氏の一族であろう。・・・(中略)・・・寺の開創と開山については異説がある。境内に「鬼の足跡」と呼ばれる安山岩の自然石の平らな面に線刻で二つの塔婆が描かれている。右手に寛永四年(1627)丁卯年霜月廿四日、傑山安置開山。左手は海月二世という文字が読める。

 

この門柱、今までは「ちょっと狭いかなと」ハンドルを切れませんでした。

今回はベイシアから歩いて訪問です。

 

参道右手に、ちょっと不機嫌そうだけど、目立つ如意輪観音です。

 

参道を進むと、真っ赤な山門(仁王門)です。

仁王様は、ガラスの向こうにしっかりしまわれています。

 

仁王門を抜けると、左手に幼稚園です。

 

参道を進みます。

とっても大きなお地蔵様です。

前掲書によれば、あの高遠石工(たかとういしく)の作品だという事です。

 

おや、こちらのお地蔵様は、ロープで縛られています。

ちょっとつらそうです

どうも改装工事中のようで、雑然としています。

改装工事なんて関係ない子達もいます。

 

本堂前にも、工事用車両です。

横から、失礼します。

福田山の山号が見えます。

 

左後ろには、真っ赤な鐘楼堂です。

赤い鐘楼堂と青松とのコラボ、いいですね

 

さて、本堂の左手は古い墓地です。

左奥の大きな石が気になります。

何か書いてあるようですけど、読めません。

もしかしたら、これが「鬼の足跡」?

 

和尚さんの墓標も俗人の墓標も、雑然と存在するようです。

奥に変わった形の墓があります。

変形板碑?

あの変わった墓の方に行ってみます。

「木火土金水(もうかどごんすい)」ですって

前掲書には、何も記載がありません。

 

本堂前で、もう一度参拝です。

 

あれ、蓮と黄金色の狛犬が居たんですね。

 

雑然としていたけれど、かえって市場町の雰囲気でした

 

 

 

コメント
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