今朝、お散歩に出てまもなく、獅子丸が大騒ぎです。
「見かけないやつがいる」
ひめちゃんは反応していません。
「獅子くん、田んぼの案山子が移動してきただけだよ」
納得したのか、すぐ気にしなくなりました。
ここの田んぼは、もう稲刈りが始まりました
田植えも、地域で一番早かったけれど、稲刈りも一番乗りです。
あのブロック塀の所に、以前は古墳の天井石のように大きな石がありました。
新上武大橋を渡って、群馬県側に戻ります。
北側から回り込んだ方がわかりやすいかなと、以前亀あんパンを売っていたコンビニ跡を右折します。
新田義貞が亀に導かれて利根川を渡ったという故事にちなんだ、ご当地商品でした
残念ながら、コンビニはいつの間にかなくなってしまいました
早川です。
最終章間近の早川です。
しばらく行くと、「史跡巡り菅原神社→」がありました。
畠中の細い道を心細く通って、到着です
村社菅原神社です。
『尾島町誌』によると、渡辺崋山が参加した書画会が行われたのは、ここだとあります。
でも、華山はアシの葉のような小舟で利根川を渡っています。
華山が訪れた前小屋天神は、利根川南の南前小屋にあったように思われます。
なにはともあれ、参拝です
話には聞いていましたけど、本当に丸い社額です。
石灯籠は、なんとも深い味わいの作品です。
狛犬は、比較的新しそうです。
おや、屋根の上に何かいます。
なんだろう?
拝殿の額も「天神宮」です。
心を込めて、2礼2拍1礼で参拝です。
本殿はしっかり覆われて、中はうかがい知れません
拝殿前の目立たない所に、絵馬の説明板がありました。
菅原神社の祭神は、菅原道真公で、京都の北の天満宮を勧請したものである。指定の絵馬は四十一面ある。~(中略)~画家については、不明なものが多いが、岩松満次郎道純(太田市下田島)、金井烏洲(境町島村)・・・・・・
岩松道純(いわまつみちずみ)さんは、猫絵の殿様として有名ですね
写真では不鮮明ですけど、地元の画家の名前が続きます
一応、画家さんも尾島にはいたのですね
我々が思う以上に、文化の花咲く町だったのでしょう
なんとなく前小屋天神の書画会の熱気を感じました
さて、帰りましょう。
あれ、「世良田 毛呂道場」の文字が眼に飛び込んで来ました
数年前、世良田の船田善昌(ふなだぜんしょう)館跡を尋ねたら、そこが毛呂さんちでした
船田善昌館跡は、なんと『上野国志』著者・毛呂権蔵宅だったのです
『上野国志』もそのうちに精読しなくては
「毛呂さん、お元気ですか?」