黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

葛塚城堀之内に住んでます。毎日歩いているひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

ひめちゃんとタバサちゃんの師走の中世葛塚村史跡巡り

2021-12-04 15:16:20 | 群馬県・旧勢多郡

朝日を浴びて、湯上がり美女のタバサねーちゃんです

タバねーちゃんは、きのうシャンプーやさんに行ってきました。

ハーネスの飾り、クリスマスバージョンになってます。

 

ひめちゃんとタバサねーちゃんは、堀之内を北に出て、長安寺跡にある後閑(ごか)の五輪塔に寄ります。

桐生市のHPによると、

凝灰岩製のこの五輪塔は、1.63メートルの高さああり、全体的にどっしりした形で火輪の笠はややそりがみられます。この型式から室町時代初期の特徴を持っていると分かります。

 

本来はかなり大きいのですけど、五輪塔の真ん中の部分だけになってしまったのです

ひめちゃんが背比べしてくれませんけれど、でも大きい

 

 

すぐ側に、放置された墓石群があります。

五輪塔もさほど大きくはないけれど、何基もあります

ひめちゃんたちの足が心配なので、前に回るのはお預けです。

寂しく倒れている墓標です。

童女の文字が見えます。

幼くして亡くなった女の子の墓標です。

合掌

 

 

ここ長安寺には、天正年間に利根川を渡ってやって来た羽生衆のリーダー・木戸玄斎の墓があると言われています。

探して見ているのですけど、見つかりません

 

長安寺は明治初年に廃寺になったあと、戦後まで小学校用地として使われました。

その後、大部分は牧草地に、一部が墓地として使用されています。

葛塚城の鬼門にあることから、葛塚城の主・山上氏との関係もありそうです。

 

 

ひめちゃんたちは、久しぶりに岩神沼に到着です。

沼は静かで、誰もいません。

岩神とは、すぐ上にある岩に彫られた神様・高縄の摩崖仏からの命名でしょう。

ひめちゃんは、何か気にしています

大丈夫だよ、今日は子供達お休みだよ。

 

 

岩神沼から上に道を辿り、岩神さま(高縄の摩崖仏)に寄ります。

 

入り口には、馬頭観音が目立つ一角があります。

頂上の馬頭観音さま、造ってから上に載せたようだけど

この間の大震災にも、普通に耐えたようです。

どんな接着してるのかな?

 

馬頭観音の下の窪みが気になります。

何か像があったような

 

 

さて、摩崖仏の皆さん、おはようです

阿弥陀三尊の像が造られた時代を明らかにする資料はないけれど、鎌倉時代と言われています。

鎌倉時代、上野国山上に、念仏行者行仙上人がいたことと無縁ではなさそうです

 

 

摩崖仏の裏を帰ります。

古墳の葺き石がいっぱいです。

 

 

アマビエさんの前を通って帰ります。

アマビエさん、風景に馴染んできました

 

 

畑道の電柱の下に、小さいながらも五輪塔が何基かあります。

一緒に転がされている大きな石、何か像がありそうな感じです

この付近には、古墳の石と思われる石がいっぱいです。

あの電柱の下に、だれも気にしない石造物があります

 

 

ひめちゃんたちは南に帰ります。

向こうに見える電柱から堀之内です。

さあ、早く帰って朝ご飯にしましょう

 

 

ひめちゃんちの椿も次々と開花しています

 

小豆色に白の覆輪、独特の雰囲気の花です。

有楽(太郎冠者)も咲き始めました。

ひめちゃんちの椿では、一番の大木です。

 

名残のザピルグリムです。

また来年も咲いてね

コメント
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