昨日は、午前中にゆりのき台自治会役員の方々、そして防犯ボランティアの主要メンバーによる「防災ボランティア(安否確認グループ)と自主防災組織との兼ね合い」について話し合いが行われました。
2時間の打合わせでは、
来年に向けて、地域の防犯グループが、主体的に防災のための「安否確認グループ」を立ち上げる。ことなどが話し合われました。
また、来年度は、備蓄食料品などが消費期限を迎えることになることから、小学校や一部地域の住民を巻き込んだ訓練ができれば理想。ただし、「やれることからやろう!」ということに・・・。
ゆりのき台は地盤面も周囲から高い位置にあり、大雨による水害、土砂崩れの心配は無いのでは?と言われています。
しかし、地震による被害、大型台風による被害が出る可能性もあるのです。
自治会との会合は本日で2回目ですが、来年の「行動」に向けた話し合いが進んでいることに嬉しく思います。
次回は、三田市の防災行政マンを招聘して、三田市での防災訓練方法やタウン内で起りうる災害の規模などについて勉強会ができれば・・・。というところまでを確認し解散しました。
午後からは、ひょうご防災リーダー講座の2時減目から受講させていただきました。(昼食のカレーライスぎりぎり間に合いました)
特に、3時限目は、群馬大学 広域首都圏防災研究センター長 教授の片田敏孝氏にハザードマップの信頼性の話し、釜石での防災教育の話しをお聞きすることができました。
ハザードマップについては、第1回の河田先生が「ハザードマップが存在したことで安心マップとなった」ことを指摘されていましたが、片田先生も「ハザードマップで津波が来ないとされていた住民が死亡したケースが如何に多いか」という事実関係をハザードマップの浸水域と死亡者の位置関係によりデータ的に示されました。
ここで、「想定」というこれまで使っていた言葉は「土木技術的に言えば、数値的な基準ができないので想定を用いて示したまで」とし、「想定という数値的感覚が、自然災害と人間が向き合うことをしなくなってきた」と言われました。
釜石では、片田先生の8年に及ぶ防災教育で「ハザードマップで安心するな、高潮提があるからと信じるな、地震が起ったら高台に逃げる」ということを言い続けてきたようです。
その結果、釜石の子ども達の多くは、自分達でやれることに最善を尽くすことを教えられ、結果的に年下の幼児や高齢者の命を守ったのでした。
先生の映し出す、釜石の子ども達の画像にいつしか涙が出ていました。
ここで、午前中に開催された自治会との打合わせが蘇ります。
「この地域では、どのような災害が起るのか」が議論になりました。この地域の住民らのほとんどが台風も大きいのは通過しない。活断層が近くにないので、震度5程度なのでは?雨も下流に流れるので・・・。いやいや、東海地震三連動が発生すれば、震度6強かも・・・、一部の土砂崩れもありえるハザードマップに示されてあるし・・と言ったように「想定」がやはり議論となったのです。
今回、私が学んだのは、「想定」にとらわれない行動、最悪のシナリオを描いた行動を取る。ということです。
最悪のシナリオは、地域の皆さんと考えて行けば良いと思います。
受講生が、先生に「防災リーダーに求めるものは?」と質問しました。
先生の回答は「リーダー講座を受けた方々は意識が高い方ばかりである。今、地域のつながりが薄いと言われているが、地震に遭うのは、皆共通項。これを悪者にして、地域コミュニティの基盤を作って行っていただければと思う」というものです。
午前の自主防災のあり方の議論と先生の話が、ここで合致するのです。
防災は、地域コミュニティを再生させるのです。
2時間の打合わせでは、
来年に向けて、地域の防犯グループが、主体的に防災のための「安否確認グループ」を立ち上げる。ことなどが話し合われました。
また、来年度は、備蓄食料品などが消費期限を迎えることになることから、小学校や一部地域の住民を巻き込んだ訓練ができれば理想。ただし、「やれることからやろう!」ということに・・・。
ゆりのき台は地盤面も周囲から高い位置にあり、大雨による水害、土砂崩れの心配は無いのでは?と言われています。
しかし、地震による被害、大型台風による被害が出る可能性もあるのです。
自治会との会合は本日で2回目ですが、来年の「行動」に向けた話し合いが進んでいることに嬉しく思います。
次回は、三田市の防災行政マンを招聘して、三田市での防災訓練方法やタウン内で起りうる災害の規模などについて勉強会ができれば・・・。というところまでを確認し解散しました。
午後からは、ひょうご防災リーダー講座の2時減目から受講させていただきました。(昼食のカレーライスぎりぎり間に合いました)
特に、3時限目は、群馬大学 広域首都圏防災研究センター長 教授の片田敏孝氏にハザードマップの信頼性の話し、釜石での防災教育の話しをお聞きすることができました。
ハザードマップについては、第1回の河田先生が「ハザードマップが存在したことで安心マップとなった」ことを指摘されていましたが、片田先生も「ハザードマップで津波が来ないとされていた住民が死亡したケースが如何に多いか」という事実関係をハザードマップの浸水域と死亡者の位置関係によりデータ的に示されました。
ここで、「想定」というこれまで使っていた言葉は「土木技術的に言えば、数値的な基準ができないので想定を用いて示したまで」とし、「想定という数値的感覚が、自然災害と人間が向き合うことをしなくなってきた」と言われました。
釜石では、片田先生の8年に及ぶ防災教育で「ハザードマップで安心するな、高潮提があるからと信じるな、地震が起ったら高台に逃げる」ということを言い続けてきたようです。
その結果、釜石の子ども達の多くは、自分達でやれることに最善を尽くすことを教えられ、結果的に年下の幼児や高齢者の命を守ったのでした。
先生の映し出す、釜石の子ども達の画像にいつしか涙が出ていました。
ここで、午前中に開催された自治会との打合わせが蘇ります。
「この地域では、どのような災害が起るのか」が議論になりました。この地域の住民らのほとんどが台風も大きいのは通過しない。活断層が近くにないので、震度5程度なのでは?雨も下流に流れるので・・・。いやいや、東海地震三連動が発生すれば、震度6強かも・・・、一部の土砂崩れもありえるハザードマップに示されてあるし・・と言ったように「想定」がやはり議論となったのです。
今回、私が学んだのは、「想定」にとらわれない行動、最悪のシナリオを描いた行動を取る。ということです。
最悪のシナリオは、地域の皆さんと考えて行けば良いと思います。
受講生が、先生に「防災リーダーに求めるものは?」と質問しました。
先生の回答は「リーダー講座を受けた方々は意識が高い方ばかりである。今、地域のつながりが薄いと言われているが、地震に遭うのは、皆共通項。これを悪者にして、地域コミュニティの基盤を作って行っていただければと思う」というものです。
午前の自主防災のあり方の議論と先生の話が、ここで合致するのです。
防災は、地域コミュニティを再生させるのです。