2月19日(日)は、午前10時~午後4時30分まで第11回目となります、「ひょうご防災リーダー講座」を受講しました。おりしも、この日は、午後2時~三田市議会基本条例案の市民説明会の最終日とも重なりましたが、説明議員になっていないこともあり、防災リーダー講座を受けさせて頂きました。
19日の議会基本条例案説明会は、ユーストリームでもライブ中継&録画でも観ることができます。
さて、この日は午前中兵庫県立大学環境人間工学部准教授 木村 玲欧(れお)氏の被災者心理学の学習でした。
震災時の体験アンケートなどから人の行動心理がどのように働いているのかを丁寧に講義していただきました。
大雨時、台風時私たちは、「警報」を気象庁から聞きますが、そのほとんどが「何事もなく終わっている」ことからも、警報が出ている状態が続いたとしても「おそらく何も怒らないであろう」と勝手に思いこみをする動物だと言うことのようです。これを「正常性バイアス」と言うようです。
2000年に起った東海豪雨でのアンケートでは、約8割の人が、「雨はかなり降るとは思ったが、災害が起るとは思っていなかった」と言う心理状態が分かっています。
また、災害が発生した時に起る現象として「失見当(しつけんとう)」と言う心理状態。これは、頭が真っ白になる状態です。訓練されている警察官や消防士でも失見当は起ります。
しかし、訓練された方は、頭は動かなくても体が動くようになっているとのこと。
先生がおっしゃるには、失見当を理解した上で、早くこの状態から抜け出せるようにイメージづくり、行動による解決策を取る必要ががあるとのこと。
失見当から抜け出す方法としては、「大声を出す:落ち着いて!という感じ」「深呼吸やストレッチ、飲み物を飲む」「不安を抱えている人の傍に寄り添う」と言う行動が良いようです。
防災リーダーには、災害発生時には、いち早く行動が取れるようにならなくてはいけません。また、これらのバイアス、失見当から言えることは、人の行動は平時の訓練の積み重ねです。ここに訓練の意味合いがあります。
しかしながら、3時限目に受けた防災教育のあり方講座(舞子高校教諭)からは、釜石の防災教育と同様に想定ばかりしている訓練の際どさを学びました。
災害は、想定通りにやってこないという現実があります。人の行動は、まずは訓練から、しかし同じことを繰り返す中にも想定外の災害訓練を取り入れることも大切ということでしょうか。
3時限目は、教諭の防災教育の大切さの講義の前に県立舞子高校の生徒3名が昨年、ボランティアバスを仕立てて被災地へ赴き、ボランティア活動をしてきた経験談を話してくれました。
3人が得たものは、きっとこれからの仕事、人生に役立つと思います。
被災者の方々と現在も手紙のやり取りをしているとの発言もありました。被災者が言いにくいことをさりげなく聞くこともボランティアとして参加した方の大切な部分だと思います。
一次避難所のプライバシーの確保が課題、ボランティアが出来ることの限界など、県立舞子高校の生徒らは、それぞれの思いや課題を胸に帰ってきたに違いありません。
19日の議会基本条例案説明会は、ユーストリームでもライブ中継&録画でも観ることができます。
さて、この日は午前中兵庫県立大学環境人間工学部准教授 木村 玲欧(れお)氏の被災者心理学の学習でした。
震災時の体験アンケートなどから人の行動心理がどのように働いているのかを丁寧に講義していただきました。
大雨時、台風時私たちは、「警報」を気象庁から聞きますが、そのほとんどが「何事もなく終わっている」ことからも、警報が出ている状態が続いたとしても「おそらく何も怒らないであろう」と勝手に思いこみをする動物だと言うことのようです。これを「正常性バイアス」と言うようです。
2000年に起った東海豪雨でのアンケートでは、約8割の人が、「雨はかなり降るとは思ったが、災害が起るとは思っていなかった」と言う心理状態が分かっています。
また、災害が発生した時に起る現象として「失見当(しつけんとう)」と言う心理状態。これは、頭が真っ白になる状態です。訓練されている警察官や消防士でも失見当は起ります。
しかし、訓練された方は、頭は動かなくても体が動くようになっているとのこと。
先生がおっしゃるには、失見当を理解した上で、早くこの状態から抜け出せるようにイメージづくり、行動による解決策を取る必要ががあるとのこと。
失見当から抜け出す方法としては、「大声を出す:落ち着いて!という感じ」「深呼吸やストレッチ、飲み物を飲む」「不安を抱えている人の傍に寄り添う」と言う行動が良いようです。
防災リーダーには、災害発生時には、いち早く行動が取れるようにならなくてはいけません。また、これらのバイアス、失見当から言えることは、人の行動は平時の訓練の積み重ねです。ここに訓練の意味合いがあります。
しかしながら、3時限目に受けた防災教育のあり方講座(舞子高校教諭)からは、釜石の防災教育と同様に想定ばかりしている訓練の際どさを学びました。
災害は、想定通りにやってこないという現実があります。人の行動は、まずは訓練から、しかし同じことを繰り返す中にも想定外の災害訓練を取り入れることも大切ということでしょうか。
3時限目は、教諭の防災教育の大切さの講義の前に県立舞子高校の生徒3名が昨年、ボランティアバスを仕立てて被災地へ赴き、ボランティア活動をしてきた経験談を話してくれました。
3人が得たものは、きっとこれからの仕事、人生に役立つと思います。
被災者の方々と現在も手紙のやり取りをしているとの発言もありました。被災者が言いにくいことをさりげなく聞くこともボランティアとして参加した方の大切な部分だと思います。
一次避難所のプライバシーの確保が課題、ボランティアが出来ることの限界など、県立舞子高校の生徒らは、それぞれの思いや課題を胸に帰ってきたに違いありません。